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Go!Go!本郷谷(平成25年度)

更新日:2014年4月30日

 「Go!Go!本郷谷」の記事は、広報まつどの毎月1日号に掲載しています。

038 市制施行70周年を迎えた今年度は素晴らしい1年でした(広報まつど3月1日号)

今年度は市制施行70周年。昭和18年4月に松戸市が発足してから、昨年の4月1日がちょうど70年目に当たることから、いろいろなイベントに冠つけさせていただきました。これは松戸市が市になって70年という歴史を、ぜひ多くの人に祝っていただこうという思いからです。本当にありがとうございました。

 先月書いたとおり、1月12日に開催した七草マラソンでは市初のハーフマラソンを実施しました。今年は昨年より約1,700人多い6,026人の参加があり、北は北海道から南は沖縄県まで、全国各地から多くのランナーが松戸を訪れ、実際に市内を走っていただきました。マラソン競技を楽しむのはもちろんですが、「松戸」という街を自らの足で知っていただくことができた素晴らしいスポーツイベントではなかったかと思っています。

 今年に入って朗報が入ってきました。万能細胞を発見したと発表した理化学研究所の小保方晴子さんが松戸市出身ということです。松戸で生まれ、育ち、世界で活躍しているということで、市長としても一市民としても大変嬉しいことです。さらに一層世界で活躍していただければと思います。リケジョ(理科系の女性)といえば、市名誉市民の山崎直子さんも日本を代表するリケジョです。松戸は女性の活躍が目立っていますが、ソチオリンピックフィギュアスケート男子日本代表の町田樹選手は松戸に居住していたことがあり、小学生時代新松戸にあったリンクで練習していました。同じくフィギュアスケートペア日本代表の高橋成美選手も松戸市出身です。お二方とも今回はメダルに届きませんでしたが、これからも皆で応援して行きたいと思います。

 多くの松戸市民が世界で活躍しています。松戸出身者の活躍を皆さんにお知らせできるよう、できるだけ積極的に情報を収集し、みんなで応援できる体制ができるようにしたいと思っています。

本郷谷 健次(ほんごうや けんじ)

037 4年目のアートラインプロジェクト(広報まつど2月1日号)

先月12日の七草マラソンには北は北海道、南は沖縄から6,500人を超える方の申し込みがあり、本市初のハーフマラソンのはそのうの3,076人でした。大変な難コースでしたが、住宅街を駆け抜けるということでランナーも沿道の声援に後押しされたようです。800人以上のボランティアの皆さん、沿道で声援を送っていただいた皆さん、ありがとうございました。

 さて、子育て・教育・文化を軸とした都市ブランド創りの中でも、文化の新しい取り組みとして始まった「松戸アートラインプロジェクト」も4年目を迎えました。
現在は、松戸駅周辺の住民を主体とした会議で運営し、地域の若手や芸術家など多様な人たちと一緒に、「暮らしの芸術都市」として、日常生活と芸術の接点を探るアートの裾野を広げる活動を行っています。

 昨年6月には主に海外の芸術家が松戸駅前に滞在する「PARADISE AIR(パラダイスエア)」が始動し、松戸宿と呼ばれた時代から続く「一宿一芸」をコンセプトに、これまで海外から7組の芸術家が来ています。1月下旬からは公募で選ばれたポーランドの芸術家が来ていますが、主に映像メディア作品の制作に取り組んでいる芸術家で、地域の子どもたちなどに聞き取りしながら、ここでしか作れない作品を制作する予定です。また、被災地で活動する芸術家と一緒に活動もされるようです。

 最近は、一時滞在する芸術家だけでなく、松戸に移り住んでくる芸術家もいます。こうした芸術家等が、市民と交流しながら一緒にまちづくりやアートについて考えていける土壌を育んでいければと思っています。

 また、昨年12月には聖徳大学・三越伊勢丹と松戸市の三者で連携協定を締結しました。今までもさまざまな協力を互いにしてきていましたが、さらに地域の子ども子育て力の向上や、地域産業の活性化などの分野で連携し、いろいろな方々と一緒になって活力のみなぎる街づくりにつなげていければと思っています。

本郷谷 健次(ほんごうや けんじ)

036 子どもたちの活躍にふれて(広報まつど12月1日号)

市内中学生・高校生の音楽活動について、続々とうれしいニュースが飛び込んできています。全国大会での結果だけですが、紹介したいと思います。

 全日本合唱コンクールで第一中学校が金賞に、全日本吹奏楽コンクールで第四中学校が金賞、和名ケ谷中学校が銀賞に、日本管楽合奏コンテストで第四中学校と和名ケ谷中学校が最優秀賞、第一中学校と小金中学校が優秀賞に、全日本マーチングコンテストで和名ケ谷中学校と松戸六実高校が共に銀賞を受賞しました。これだけの活躍をしている市は他にありません。子どもたちの活動を支援し、さらに子育て・教育・文化を軸としたまちづくりをしっかり進めていきたいとあらためて思いました。

 さて、子育て支援のうち保育所の待機児童対策は、最優先課題の一つと考えています。本市の今年4月1日の待機児童は91人、国の定義にあてはまらない入所保留の児童はもっと多くいます。そのため、来年4月には、国の定義する待機児童をゼロにするだけでなく、潜在的ニーズも含めた待機児童の解消に取り組むための「待機児童解消対策計画」を策定しました。

 今年度内の整備につきましては、民間保育園3カ所の新設等により355人分の定員を増やすほか、3歳未満の民間保育園1カ所の新設、グループ型小規模保育所9カ所(定員130人)の新設などを実施します。

 来年度においても民間保育園5カ所の新設によりさらに450人分の定員を増やし、グループ型小規模保育所も4カ所(定員60人)を整備していきたいと考えています。子育て支援の充実、教育環境の整備を図り、松戸の子どもたちが、もっともっと輝いていけるようにしていきたいと思います。

 早いもので今年ももうあと1カ月です。松戸駅をはじめ市内の5駅でもウインターイルミネーションの飾りつけが始まっています。今年は特に冬が駆け足でやってきましたが、皆さんも健やかに新年をお迎えください。

本郷谷 健次(ほんごうや けんじ)

035 松戸の魅力を創り、育て、発信(広報まつど11月1日号)

先日の台風26号は、松戸市にとっても観測史上3番目の大雨で、軽症者2人、床上・床下浸水計310棟のほか、県の下水処理施設が機能停止し、下水やトイレの水が流れないといった不具合が約770件発生しました(平成25年10月22日把握時点)。被害に遭われた皆さまにお見舞い申し上げます。また、最近の異常気象、夏の暑さや近隣の野田市等で発生した竜巻など、予想を超えた気象変動にはくれぐれも気をつけていただきたいと思います。

 さて、松戸市のシティプロモーション(都市イメージづくり)について、若手職員を中心に検討していましたが、その内容を少し紹介したいと思います。

 松戸市の人口は約48万人と日本有数の大都市ですが、最近懸念すべきことは、他都市から松戸市への人口流入が減少傾向にあることです。その結果、生産年齢人口(15歳から64歳まで)が減少しています。少子高齢化社会の進展によって、年金・医療・福祉などの社会保障関係費・扶助費などの増加がさらに見込まれる一方で、生産年齢人口が減少すれば、歳入の根幹となる市税等の収入が落ち込み、財政硬直化などの状況は深刻になります。

 そのため、松戸市の発展や市民の満足度・充足度の向上を目指すには「人口流入」特に子育て世代の転入者数を増加する政策が必要になってきています。

 シティプロモーションも、そのために松戸の認知度や都市イメージの向上、まつどファンの増加、新たな街の魅力の創造・育成をしていこうとするものです。市外の人に関心を持ってもらう、あこがれの街になる側面に目がいきがちですが、市民の皆さんが誇りや愛着を持てる街にしていくことも併せて進めていく必要があります。
そして大切なことは、単なるPR活動や広報活動にとどまるのではなく、ここで創り上げる新たな都市イメージが実際の街づくりに反映されていくことです。

 明確な街づくりの方向性を持って推進し、松戸を魅力的な街に一歩ずつ近づけたいと思います。

 本郷谷 健次(ほんごうや けんじ)

034 魅力あるまち松戸を目指して(広報まつど10月1日号)

今年の天気は本当に異常ですね。大変な暑さが続いたかと思えば、県内で大きな竜巻が発生しました。先日の台風18号で被害に遭われた皆さまにはこの場を借りてお見舞い申し上げます。

 松戸駅西口の伊勢丹に隣接した松戸ビルヂング4階の文化ホールに「E-こどもの森・ほっとるーむ松戸」を10月5日(土曜)にオープンします。子育て中の方が相談できて遊べる施設である「ほっとるーむ」や「おやこDE広場」「子育て支援センター」など19カ所の中でも一番広い約300平方メートルのスペースがあります。今後は乳幼児の一時預かりや子育てコーディネーターの配置を予定しています。

 伊勢丹松戸店も10月2日(水曜)にリニューアルオープンします。すでに7月には先行して大型書店などがオープンしていますが、安全安心な子どもの遊び場を設けるなど、地域百貨店の新モデル店を目指しているそうです。両者が相乗効果を発揮し、松戸市がよりにぎわいのある街になることを期待しています。

 戸定が丘歴史公園は平成3年の開園以来、市内外の多くの方が訪れる本市を代表する施設であり、その中の戸定邸は国の重要文化財に指定されています。

 この貴重な公園に隣接する福島県学生寮の跡地約2,500平方メートルを今年の3月に取得できました。現在公園を拡充するため、整備のあり方を千葉大学園芸学部の先生方をはじめ、有識者などのご協力をいただきながら検討しています。現在は千葉県の名勝に指定されていますが、整備後は国の名勝指定を目指していきたいと思います。これは、文化財のうち重要な庭園・史跡を「史跡名勝記念物」として国が指定し保護しているものです。

 国の名勝としては、千葉県には唯一野田市の高梨氏庭園があるだけですので、この指定を受けられれば、知名度がさらに上がり、訪れる人々が増え、本市の風格・魅力の向上につながると思います。松戸市が、少しでも魅力的な街になるように頑張りたいと思います。

均寿命も大変長くなりましたが、松戸市においても、今年の敬老の日には100歳以上の方が127人いらっしゃいます。昨年の敬老の日は117人でした。私の父も、もう20年以上も前に亡くなっていますが、大正2年生まれなので、もし生きていれば今年100歳を迎える記念の年になっていました。100歳を超える人が珍しくなくなってきています。多くの人が元気に100歳を迎えられるような街をつくっていきたいと思っています。

 本郷谷 健次(ほんごうや けんじ)

033 今年は大変暑い夏ですね!(広報まつど9月1日号)

多くの人が熱中症にならないか大変心配です。熱中症は体の中の水分が失われ、体温調節ができなくなることにより死に至る危険もあります。熱中症といって軽く見ないでください。特に、高齢者の方が多く救急車で運ばれています。

 小・中学校の冷房化も、一度は予定していたのですが、2年前の東日本大震災を受けて、小・中学生の学びの場、そして災害があった時の市民の避難場所である、校舎・体育館の耐震工事の前倒し実施(平成27年度までに完了)を優先させるため、見送った経緯があります。この暑さ、尋常ではありません。このごろの暑さは、私たちが小さかった時の暑さとは違うようです。子どもたちが熱中症にならないことはもとより、元気に勉強する環境を整えるためにも、小・中学校の冷房化は、急いで行う必要があり、少しでも早く冷房化が実施できないか、教育委員会で検討しています。とはいっても、9月から始まる2学期には間に合いませんから、当面の応急措置として、(1)熱中症対策応急キット(瞬間冷却剤・食塩・飲料水・圧縮タオル・体温計・扇子等が入ったもの)を小学校各クラスと中学校特別支援学級に配置(2)ホット&クールエコジェル(保冷剤)を小学校低学年の必要児童数分用意(3)運動や集会が行われる小・中学校の各体育館に気化式冷風機の導入を進めています。少しでも早く勉強しやすい環境を整えていきたいと思います。

 9月16日は敬老の日です。日本人の平均寿命も大変長くなりましたが、松戸市においても、今年の敬老の日には100歳以上の方が127人いらっしゃいます。昨年の敬老の日は117人でした。私の父も、もう20年以上も前に亡くなっていますが、大正2年生まれなので、もし生きていれば今年100歳を迎える記念の年になっていました。100歳を超える人が珍しくなくなってきています。多くの人が元気に100歳を迎えられるような街をつくっていきたいと思っています。

 本郷谷 健次(ほんごうや けんじ)

032 今年も暑くなりそうですね!(広報まつど8月1日号)

今年も暑くなりそうですね! 皆さんも、熱中症にならないように気を付けてください。

 さて、事業の検討状況ですが、来年1月に開催する市制施行70周年記念七草マラソン大会は、10キロの部をハーフマラソンに延長します。このコースもほぼ決まりました。運動公園を出発して、21世紀の森と広場・小金原団地を一周するコースです。レースに参加される方だけでなく、応援の方にも楽しんでいただけるよう屋台の出店やフォトサービスなども予定しています。なお、交通整理などのボランティアが今まで以上に必要で、多くの皆さんのご協力をお願いしたいと思っています。そして市民みんなで盛り上げたいと思います。

 松戸駅周辺も変わり始めています。松戸駅はJR東日本を中心にホームへのエレベーターの設置と駅舎の大改造、新たな駅ビル建設が進められます。来年度から本格的に工事が開始され、着工から5~6年で完成の見込みです。市でも東西デッキなどにエレベーターやエスカレーターを整備しますが、完成まで時間がかかるので、それまでの間、アトレ松戸店内のエレベーターを早朝4時から開店まで、利用できるように交渉しました。

 また松戸駅構内にある行政サービスセンターは、平日・土曜日に加えて、7月から第2・4日曜日も窓口を開ける、他市でも例が少ないサービスを開始し利便性の向上を図っています。

 なお西口の伊勢丹ですが、10月に改装オープンを予定しており、既に読書コーナーなどもある大規模な書店が開店しました。また、市でも伊勢丹に隣接した文化ホール(松戸ビルヂング4階)で約300平方メートルのスペースを活用し、乳幼児と親子が気軽に行ける遊び場で一時預かりを行う「ほっとるーむ」をオープンするための準備を進めています。

 これらによって街の活性化に向け第一歩を踏み出せればと思います。

 本郷谷 健次(ほんごうや けんじ)

031 6月議会を終えて(広報まつど7月1日号)

市議会は定例会としては年4回開催されるのですが、ちょうど6月議会が終了したところです。私が質問にお答えしたことを中心に、説明したいと思います。

 まず、保育所の待機児童解消についてお答えしました。この4月で、保育所に入れず待機している児童は91人ですが、これは国基準の数え方で、求職中の方など潜在的な待機児童はもっといます。来年4月には国基準の91人をゼロにするだけでなく、潜在的な部分も解消したいと考えています。そのため今年度中に、保育所の増設などにより定員を355人増やしたり、グループ型小規模保育を開設したりしますが、今後もさらに必要な地域に保育所の整備等を進めていきます。

 次は、文化芸術振興基本方針の策定についてです。今年の2月に、芸術について優れた識見をお持ちの大学の先生などを委員とした懇話会を立ち上げました。アンケート調査など市民の意見も頂きながら、10月には、この方針を決定する予定です。なお質問でのことではありませんが、古民家を改装したアトリエやクリエイターが集まるレトロマンションなどが有名ファッション雑誌に取り上げられるなど、松戸のアートが注目を集めています。

 3つ目が、中核市についてです。中核市への移行要件は人口30万人以上ですが、要件を満たしている55市のうち42市が移行済みで、残る13市のうち6市も準備中です。県内では、船橋市・柏市が移行済みです。松戸市も中核市へ移行し、基礎自治体としての権限を強化していく必要があると考え、検討を進めています。

 また、新松戸地域学校跡地有効活用事業に関連する2議案を提案し、決まりました。この事業は廃校となった新松戸北小学校、新松戸北中学校の跡地利用について、市議会や市民の皆さまのご意見を伺いながら検討してきました。それぞれの土地の約半分を売却し、その売却益で、市民活動拠点機能や子どもを育む機能などをもった施設を27年度に向け整備していく計画です。

 本郷谷 健次(ほんごうや けんじ)

030 痛ましい事件が繰り返されないように(広報まつど6月1日号)

横浜市の雑木林で松戸市に住んでいたことがある少女の遺体が見つかった事件には大きな衝撃を受けました。

 この親子は、平成23年6月から翌年4月12日まで、松戸市に住民票がありました。24年4月に市内の小学校に入学予定でしたが、23年10月の入学前健診も入学式も欠席でした。この経過を転出先の秦野市に伝えなかったことが、最悪の事態を未然に防げなかった要因の一つかもしれないと思うと残念でなりません。

 市教育委員会では、入学前健診後、数回家庭訪問し住んでいる様子がないことを確認しましたが、こうしたケースは毎年多数あり、その多くは無事に転出先の学校に通っていることから、その中の一つとして処理しました。このようなことが二度と起こらないよう、自治体間の連携の緊密化はもとより、入学前健診だけでなく、乳幼児健診を受診しない児童の中には、虐待の芽が隠れている可能性もあることから、従来以上に実態の把握に尽力したいと思います。心からお悔やみ申し上げます。

 また、待機児童ゼロを達成した横浜方式の保育所整備が注目されています。松戸市の今年4月の待機児童数は91人です。保育所の定員は23年4月から、240人分増やしていますが、待機児童は90人前後と変わっていません。今年度も4カ所の保育所新設等で355人分の定員を増やしますが、保育所を必要とする人はもっといますので、整備のスピードを更に上げていく必要を感じています。

 嬉しいこととしては、小金中学校科学部が、国際科学技術コンテストの一つ『ロボカップ』で全国大会2位の成績を収め、6月26日からオランダで行われる世界大会に出場することになりました。2年連続出場で、まさに実力が一時的なものではないことを証明しました。松戸市としても、全面的に応援したいと思います。また遠征費の寄付も受け付けていますので、ご支援願える方は小金中学校までご連絡ください。よろしくお願いします。

 本郷谷 健次(ほんごうや けんじ)

029 千葉大学と包括協定の締結(広報まつど5月1日号)

市民生活にも大変役に立つ研究をしている教授や、活力あふれる学生が大勢いる大学が市内に4校あることは松戸市にとって大変大きな財産で、これまでもさまざまな分野で連携を図ってきました。

 聖徳大学とは、子育てを研究対象とする児童学部、保育科をはじめ心理・福祉学部、音楽学部、文学部などがあり、教育や保育行政での連携関係を築いてきました。

 また日本大学松戸歯学部とは、市の事業に歯科医師を派遣していただいている他、市立病院の歯科口腔外科新設に向けても協力をいただいています。

 そして流通経済大学とは、防犯・交通安全の分野で市や警察を支援する学生のサークル「マップス」をはじめ、市と防災協定を締結するなどの連携を図っています。

 そのような中、4月15日に「松戸市と千葉大学との包括的な連携に関する協定」を締結しました。こうした総合大学との包括協定は、市にとって初めてであり、県内においても4例目とのことです。昨年11月に千葉大学の齋藤学長と懇談した際に、これまで以上に連携強化を図りたい旨お話ししたのがきっかけでした。

 千葉大学園芸学部とは、県立園芸専門学校時代から100年以上にわたり市との交流がありますし、市立病院の医師の4割以上が千葉大出身です。また、市の審議会・委員会でも多くの分野の委員をしていただいている他、市内小中学校に勤務する約2千名弱の先生の中にも千葉大出身の方が数多くいます。本当に関係の深い大学です。

 しかし、今まではそれぞれの関係部門間だけの付き合いにとどまっていましたが、今後は千葉大学全体・全学部と市が協力して、ともに大学の発展、市の発展を目指していこうとするものです。

 本協定の締結により、例えば学校教育全般についてのアドバイス・連携、高齢化社会へ向けての街づくり、中小企業の育成、誘致などといった今後さまざまな分野で具体的な話につながればと思っています。

 本郷谷 健次(ほんごうや けんじ)

028 平成25年度の主要な事業(その2)(広報まつど4月1日号)

前回に続き、25年度の主な事業についてお話しします。

 長年の懸案だった新病院の建設については、3月議会において『千駄堀地区新病院建設事業』として平成25年度から28年度までの4年間の経費、約120億円の予算が継続費として可決されました。必要な予算の大半が議会の承認を受けましたので、新病院の29年開院を目指し、全力を挙げて推進します。

 文化芸術面では初めて「文化」を組織名に冠した、文化観光課を新設し「松戸市文化芸術振興基本方針」の策定に取り掛かります。

 市内の道路照明灯3,160カ所は全て、今年度中にLED化します。リース契約を活用することで初期投資なしに、年間約1億円の維持管理費を4割削減し、CO2も約7割を削減できます。こういったエコ事業をもっともっと推進したいものです。

 防犯対策では、松戸市もひったくりをはじめ多くの犯罪が発生しています。そこで、防犯効果の高い防犯カメラの設置に力を入れています。平成22年度末に56台だったのを2年間で116台と2倍に増やしましたが、25年度も新たに28台の設置を予定しています。

 千駄堀スポーツ広場も施設整備工事を行い、多目的スポーツ広場として利用できるようになります。これで少しでも、グラウンド不足の解消になればと思っています。

 外部の人材の登用については、厚生労働省および国土交通省からそれぞれ職員を、民間企業等職務経験者の登用については、24年度から開始し、新年度も14名の職員を採用し、2年間合わせて23名の登用を行います。

 管理職職員の比率の適正化にも努めています。3年前に比べて約140人の管理職職員を削減し、管理職比率を22%から18%にしました。また、職員の退職手当の適正化についてもこの4月から実施し、3年間で16%の退職手当の削減を行います。

 本郷谷 健次(ほんごうや けんじ)

お問い合わせ

総合政策部 秘書課

千葉県松戸市根本387番地の5 新館5階
電話番号:047-366-7303 FAX:047-366-1177

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