広報まつど2022年9月15日号 ペインツェル仁衣那さん
更新日:2022年9月15日
生まれ育った松戸を盛り上げたい
モデル兼カフェ&バーGALA経営者 ペインツェル仁衣那さん
「生まれ育った松戸を盛り上げたい」と話すのは、モデルの仕事をしながら、松戸駅前でカフェバーを経営しているニイナさん。ガーナ人の父と日本人の母の間に生まれた、松戸生まれ松戸育ちの生粋の松戸っ子です。子どものころは、21世紀の森と広場でザリガニ釣りをするなど、外で遊びまわっていました。小説を読むのが好きですが、お祭りも好きで松戸まつりや新松戸まつりなどにもよく行っていたそうです。「にぎやかな空間と楽しんでいる人を見るのが好き」とニイナさん。
今では、モデルとしてユニクロやルイ・ヴィトン、スマートフォンのCMなどに多数出演し幅広く活躍していますが、その道のりは決して順調ではありませんでした。小学生からバスケットボールを始め、高校生のときは全国大会出場まで果たしました。高校卒業後は、バスケットはもうやり切ったとの思いから、服飾関係の専門学校に進学しました。アメリカのヴィクトリアズシークレットというブランドのモデルに憧れて、自身もモデルになりたいと思い、一人で20社以上のモデル事務所に売り込みに行くも断られ続けました。そんなとき、SNSに投稿していた友人に練習で撮影してもらった写真がファッションブランドのスタッフの目に留まり「一緒に撮影をやりましょう」と声が掛かりました。その後も、専門学校で一緒だったファッション業界で働く友人からの紹介などで仕事が徐々に増え、活躍の場が広がっていきました。
モデルの仕事を続けているニイナさんですが、市内に女性が楽しめるおしゃれな店が少なかったため、昨年10月にカフェバーを開店しました。「どんなに障壁が高くても、やりたい、やるべきだと思ったことは一度やってみるという考えを大事にしています」と、明るく話してくれました。店内のインテリアは、家具から小物まで、ハワイアンの雰囲気を意識してニイナさん自身が選んで買いそろえたものばかり。「今まで、モデル活動で海外に行って、すてきなカフェやレストランに行くこともありましたし、普段からファッション業界の友達と都内のおしゃれなカフェに行く機会がとても多いです。都内や海外で見てきたいろいろなお店の内装からインスピレーションを受けました」と話します。テレビ番組『モヤモヤさまぁ~ず2』(テレビ東京系)で紹介されたので、ご存じの人も多いかもしれません。
GALAではカフェバーだけでなくフリーマーケットやヨガなどのイベントも開いています。今後は、生まれ育った松戸がもっと盛り上がるよう貢献したいとの思いから「最初は小さな規模でもおしゃれなフェスなどを開催し、市内外の人が集まり、コミュニケーションを取れるイベントができれば」と笑顔で話します。
さらに「モデル活動でも海外ブランドの広告やショーなど、世界を舞台に仕事ができるよう頑張りたい」と語るニイナさんの二足の草わらじ鞋での挑戦は、これからも続きます。
モデル活動用の写真
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