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広報まつど2022年4月15日号 土方英和さん

更新日:2022年4月15日

目の前の勝利を確実につかみ取る

喜ぶまつまつ

ニューイヤー駅伝2022優勝!

Honda陸上競技部 土方英和さん

 MGCの出場権獲得は最低限の目標にしていたので、獲得できたことは今後に向けてプラスになります。強さを求めて練習していきたい」そう語るのは、今年3月6日に開かれた「東京マラソン2021」で2時間8分2秒という記録でゴールし、2024年パリ五輪の代表選考会『マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)』の出場権を得た松戸市出身の土方さん。現在、実力者がひしめく実業団Honda陸上競技部に所属し、2022年元旦に行われたニューイヤー駅伝ではアンカーを務め、区間賞で優勝のゴールテープを切りました。
「小さいころから体を動かすことが好きでした。いろいろなスポーツを経験しましたが、小学校5年生のマラソン大会で初めてライバルに勝ち1位になったとき、陸上に定まったのかも」と努力したことが結果にあらわれる陸上に魅了され、新松戸南小の卒業式では「箱根駅伝に出ます」と宣言したそうです。新松戸南中学校では陸上部に入り、先輩に誘われて埼玉栄高校に特待生として進学。全国高校駅伝(都大路)を目指し、松戸から片道1時間半の通学が始まりました。しかし「足のけがなどがあり、コンディションを整える大変さを学んだ3年間でした」と、高校時代は土方選手にとって苦しい時期が続きました。「今思うと、1年生のときから貧血だったのかもしれません。走れないわけではないので、余計に不調の理由が分かりにくかった。食事や睡眠もおろそかにしていました」と当時を振り返ります。けがや不調などにより本来の実力を発揮する機会に恵まれず、3年間都大路のメンバー入りはかないませんでした。
 高校3年生の後半には調子を取り戻し、「最も箱根駅伝に近い大学だと思い、進学を決めました」と前田監督がチームを率いる國學院大學に進学した土方選手。大学の寮に入り、十分な睡眠時間を確保し、管理栄養士の指導の下で食事を取り、生活を整えて悩まされていた貧血を改善。走り込みを重ねて高校時代の不調を塗り替えていきました。「國學院大學の選手として4年間箱根駅伝を走れたことは今につながっています」と1年生で箱根駅伝デビューして以来、3年生から2年間キャプテンとしてチームを引っ張り、4年連続で襷をつなぎました。
 一昨年から実業団・Honda陸上競技部に進んだ土方選手。チームにはマラソン前日本記録保持者の設楽悠太選手や同期入社ながら東京2020オリンピックに出場した青木涼真選手、伊藤達彦選手などトップレベルの選手がそろい、「自らが成長する環境は整っています」とうれしそうに笑顔を見せます。パリオリンピック出場が決まるMGCを来年9月に控えますが、土方選手は落ち着いた表情で「一つひとつのレースを勝ち切ることを目標に走っています。目の前の目標を達成することでおのずと結果は付いてきます」と出場する大会で1位になることだけを目指します。
「地元に明るい話題を届けたいです。新松戸の有名人と言えば、陸上の土方って言われるようになるくらいにならないと」と自分が走ることで少しでも地元を盛り上げたいと、これから陸上競技を通して地元の人たちにどのように貢献していけるかを考えたいと語ってくれました。自分の目標に対する軸はぶれることはなく、陸上の力で笑顔を広げたいという土方選手の挑戦はとどまるところを知りません。


写真:Honda陸上競技部提供

昨年のびわ湖マラソンで、日本歴代5位のタイムをマークした時の渾身の走り!!

関連リンク

広報まつどNo.1734 2022年4月15日号

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総合政策部 広報広聴課(広報担当)

千葉県松戸市根本387番地の5 新館5階
電話番号:047-366-7320 FAX:047-362-6162

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