このページの先頭です
このページの本文へ移動

広報まつど2022年2月15日号 松原 柊亜さん

更新日:2022年2月15日

天性のフォームが生み出す規格外のショット

第二中学校3年 松原(まつばら) 柊亜(しゅあ)さん

 「ゴルフ以外の時間はほとんど、音楽を聴いています。洋楽とか、K-POPとか」そう言って年相応の笑顔を見せる、第二中学校3年の松原柊亜さん。昨年8月に行われた全国中学校ゴルフ選手権大会女子個人で見事優勝を飾りました。初日5位タイから追い上げての優勝で、「逆転できるような気がしていました」という自信の勝利。その裏には、同月の日本ジュニアゴルフ選手権で8位タイだった悔しさから「絶対優勝したい」という強い気持ちがあったそうです。さらに過去2回の全国中学校ゴルフ選手権でも好成績を収められた経験と、「寒いのは苦手で、暑い季節の方が好きです」という“夏女”ぶりが発揮され、見事中学生女子日本一に輝きました。
 柊亜さんとゴルフの出会いは3歳のころ。父親のゴルフの練習についていき、自然とまねをするようになったそうです。イ・ボミ選手に憧れて本格的に始めたのは小学生になってからで、そのころから才能を発揮し、数々の小学生大会で結果を残し頭角を現しました。プロコーチの堀尾研仁氏にもその才能を認められ、より指導の受けやすい環境を求め、中学進学を機に栃木県から松戸市に転居しました。 中学1年生の時点で、既に250ヤード以上飛ばすことができていた柊亜さん。そのドライバーの飛距離を生み出す技術は、天性のものだそう。父の秀光さんは「筋肉の柔らかさや手足の長さもあり、打つ瞬間に一瞬腰を戻す動きを自然にできているんです。これは教えてできるようになる動きではありません」と言います。その上で、コーチの指導により技術を向上。好不調の波が少なくなってきたことも、結果を出せた一因です。
 現時点で飛距離はプロレベルにある柊亜さんの次の課題は、「ショートゲーム」。短い飛距離のショットを確実に決める技術が加われば、プロになる未来が大きく近づきます。将来は「アメリカの難しいコースでも戦えるようになりたいです」と話し、同じくドライバーの飛距離が武器で、昨年全米女子オープンを制した笹生優花プロが目標。日本女子アマチュアゴルフランキングでは、2021年11月時点で既に全国13位につけ、千葉県1位、14歳以下全国1位の地位を築いていますが、近い世代には有望株が多く、大会で後輩と競うことも珍しくないそう。「ライバルと競い合いながら互いに実力を伸ばしています」と、切磋琢磨できる環境が原動力です。
 中学卒業後は東京2020オリンピック銀メダリスト・稲見萌寧プロも通った通信制の日本ウェルネス高等学校に進学し、よりゴルフに集中できる環境でさらなる舞台に挑みます。松戸市出身の小暮千広さんが昨年、一足先に高校生ながら全米女子オープン出場を果たしましたが、“松原柊亜”の名が国内外を驚かせる日も、そう遠くないかもしれません。


市内の浮ケ谷ゴルフセンターで 練習を行う柊亜さん

関連リンク

広報まつどNo.1729 2022年2月15日号

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。選手プロフィール(公益財団法人 日本ゴルフ協会ホームページ)

お問い合わせ

総合政策部 広報広聴課(広報担当)

千葉県松戸市根本387番地の5 新館5階
電話番号:047-366-7320 FAX:047-362-6162

本文ここまで