松戸の作家の紹介講座「木工アーティスト鄙里沙織 好きを続けよう~ユメノミプロジェクト2033~」
更新日:2023年11月28日
「松戸の作家の紹介講座」は、松戸市にゆかりのある作家・アーティストを講師として招き、その活動をご紹介する事業です。
今回は松戸市在住、木工アーティスト 鄙里沙織さんを講師にお招きしました。鄙里さんは松戸市立稔台小学校の卒業生です。
東京藝術大学大学院を修了後、アンティーク家具修理や工芸品修理に携わりながら、木や竹、綿など様々な素材を使用した作品を制作してきました。
また、戸定邸で2008年に「丘の上、夢のとちゅう」、2010年には「笹舟プロジェクト」、現在もインスタレーションの展示をするなど、地域とアートの関わりを模索しながら、松戸でも精力的に作品を発表しています。今回の講座では、ご自身の創作についてのお話とワークショップを通し、鄙里さんの活動を皆様にご紹介しました。
講演の様子
講演では、生い立ちから、現在までの活動を通して、鄙里氏の作家としての背景や、地域での活動内容を参加者の皆様に丁寧にお話しいただきました。
会場
博物館講堂
参加人数
14名
ワークショップの様子
当日は天候不良のため、当初予定していた野外活動が中止となり、博物館内での作業となってしまいましたが、鄙里氏の人柄や温かみのある木工作品に実際に触れることで、参加者の皆様の間で自然にコミュニケーションが生まれ、終始和やかな空気の中で作業を楽しんでいる様子が見られました。
会場
博物館会議室
参加人数
14名
講座概要
日時
令和5年10月15日(日曜) 午後1時から(午後4時終了予定)
会場
参加料
無料
定員
15名程度
※申し込み状況等により定員を変更することがあります。
申込方法(申し込み受け付けは終了しました)
9月22日(金曜)までに、ちば電子申請サービス、またはFAX(047-384-8194)で、参加者全員の氏名・住所・電話番号・年齢・メールアドレスを記入のうえ、お申込みください。申込み多数の場合は抽選します。結果は9月29日(金曜)までにメール等で通知します。
プログラム
第1部 講演:「好きを続けよう」
鄙里さんがアーティストを目指したきっかけや、ご自身のこれまでの制作、地元松戸での活動などについて、作品の紹介もまじえながらお話をしてもらいます。
第2部 ワークショップ:~ユメノミプロジェクト2033~
森の工芸館に移動して、21世紀の森と広場を散策し、植物等をフロッタージュ(注釈1)して制作した紙に10年後の自分へ手紙を書きます。手紙は鄙里さんが制作した円形の丸い箱に収め、10年後に参加者のもとに届けられます。
(注釈1)フロッタージュ:凸凹のあるものの上に紙を置き、鉛筆やクレヨンなどでこすってその凸凹を写し取る技法
講師 鄙里沙織氏(木工アーティスト) プロフィール
- 松戸市立稔台小学校卒業
- 2000年 東京造形大学造形学部美術II類彫刻科卒業
- 2002年 東京藝術大学大学院美術研究科工芸専攻木工芸修了
同年、家具修理専門クリスタル工芸にてアンティーク家具修理や工芸品修理を学びながら創作活動を開始 - 2009年から2019年 戸定歴史館研究員 戸定アートプロジェクトでアートワークを務める
- 2010年から2012年 文化学院非常勤講師
- 2012年から クリスタル工芸、松戸三丁目西自治会館にて金継ぎ教室を始める
- 現在、東京藝術大学美術学部テクニカルインストラクター
鄙里氏より
これまで松戸のおだやかな風土と良い出会いに恵まれて創作活動を続けてくることができました。
自然素材を使った作品と、人とアートと歴史の出会いをご紹介いたします。
講演後のワークショップでは、緑豊かな空間で、みなさんと共にタイムカプセルのワークショップを楽しみたいと思います。
主催
松戸市教育委員会
後援
JOBANアートライン協議会
お問合せ
松戸市教育委員会文化財保存活用課美術館準備室
(平日:午前8時30分から午後5時まで)
電話:047-382-5570または047-365-0858
FAX:047-384-8194