無煙ロースターの火災を防止しよう
更新日:2022年6月24日
松戸市において無煙ロースターを使用している飲食店において、無煙ロースター、 排気ダクト及び床板等を焼損する火災が発生しました。
火災の写真
床下排気ダクト内部の焼損状況
床下排気ダクト外部の焼損状況
火災となる主な原因
無煙ロースターからの火災は、全国的にも発生しており、出火原因は次のように大きく2つに分かれます。
- 排気ダクト内に火のついた肉片や炎(火の粉)が吸い込まれたことにより、付着していた油脂や埃に着火し、排気ダクト内で出火。
- 壁、床内の排気ダクトと木製の建築材とが接する等で低温着火し、ダクト周囲から出火。
低温着火とは…木材に熱(100℃以上)が加わると含まれている水分が徐々に減少し、炭になります。そこにさらに熱が加えられると、ある日突然に燃え上がる現象をいいます。
予防対策
無煙ロースターは、他の火を使用する設備などと同様に、松戸市火災予防条例に基づき、適正に管理する必要があります。
- 無煙ロースターの部品及び周囲は、日常的に清掃を行ってください。
- 排気ダクト、ダンバー等の点検及び清掃を定期的に行ってください。
なお、排気ダクト内の清掃は、必要に応じてメーカー等に依頼してください。 - 排気ダクトの熱による建築材の着火を防ぐには、ダクトを不燃材料で有効に被覆するか、ダクトと可燃性の部分等との間隔を松戸市火災予防条例に定める距離以上(10センチメートル)とする必要があります。
- 無煙ロースターを設置する場合は、事前に消防局予防課の指導を受けてください。
消防庁及び経済産業省等で作成した業務用厨房ガス機器に関するリーフレットをご活用下さい。
業務用厨房ガス機器に関するリーフレット(PDF:913KB)
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