子どもの未来応援
本市の取組みについて
様々な環境に置かれている子どもたちが等しく健やかに成長できるよう、本市の総合的な子どもの貧困対策として、「第2期松戸市子どもの未来応援プラン(松戸市子どもの貧困対策計画[計画期間]:令和4年度から令和6年度)を策定し、国から示された「支援につながる」「生活を応援」「学びを応援」「仕事を応援」「住まいを応援」「社会全体で応援」の6つの分類に沿って、基本施策を定め、庁内横断的に子どもの貧困対策を推進してきました。
令和7年度からは「第3期松戸市子ども総合計画」において、総合的かつ一体的に子どもの貧困対策を推進し、引き続き、全ての子どもが家庭の環境や経済的な状況に関わらず夢や希望をもって将来を歩んでいけるよう、子どもを第一に考えた支援を総合的に推進していくことを目指します。
子どもの現在及びその将来がその生まれ育った環境によって左右されることなく、全ての子どもが夢や希望を持って等しく健やかに成長できるまちづくりを推進するため、子どもの未来応援基金を設置いたしました。いただいた寄附金につきましては、上記の基金設置目的に資する子どもの貧困対策の推進を図るための事業に使わせていただきます。
松戸市では、全ての子どもが、生まれ育った環境にかかわらず、心身ともに健やかに成長し、夢や希望を持って将来を歩めるよう、子どもの自己肯定感の向上や、社会を生き抜く力の育成等に資する体験活動の機会を充実させるため、子どもの貧困対策として、子どもに体験活動を提供する事業・団体を対象に、補助金(上限10万円)を交付します。
母子・父子自立支援員がひとり親家庭の家計相談、生活全般の相談、貸付相談等様々なお悩みに対応し、ひとり親等の利用できる制度をご案内します。離婚前後の養育費の相談や親子交流の支援、公正証書作成費用の助成、養育費保証契約の保証料の助成も行っています。
また、キャリアコンサルタントの資格を持つ就労相談員が就労や就職活動の相談にも対応します。
子どもの貧困対策に関する理解を深め、地域における支援を広げるため、講演会等を開催します。
「子ども食堂」は、地域のボランティアが子どもたちに、無料または安価で栄養のある食事を提供する、地域交流の取り組みの一つです。子どもや親子連れに限らず、地域の方も気軽に利用できます。
市内で開設されている子ども食堂は、すべて、地域の方々や民間団体の方々の主体的な取り組みによって運営されています。
市ではその取り組みを応援するため、ご了承いただいた団体等の活動状況を市ホームページで情報発信しています。
本補助金は、地域の子ども食堂が食の提供などを通じて行う子どもやその家庭を支援する取組に対し補助金を交付することにより、市内子ども食堂の更なる充実及び運営の安定化を図り、支援が必要な子どもやその家庭が地域とつながる場を創設することで、適切な支援につなげる機会の拡充を図ることを目的とします。
国の取組みについて
こどもの貧困は、経済的な困窮にとどまらず、学習面や生活面、心理面など様々な面において、こどものその後の人生に影響を及ぼします。こうした貧困の連鎖を断ち切るためには、子育てや貧困の問題を家庭のみの責任とするのではなく、社会全体で解決することが重要です。
こども家庭庁では、今後策定するこども大綱も踏まえながら、教育の支援、生活の安定に資するための支援、職業生活の安定と向上に資するための就労の支援、経済的支援を始めとしたさまざまな観点から、関係省庁と連携し、こどもの貧困対策に取り組んでいきます。
子供の貧困対策に当たっては、国、地方公共団体、民間の企業・団体等が連携・協働して取り組むとともに、積極的な広報・啓発活動等によって国民の幅広い理解と協力を得ることによる「子供の未来応援国民運動」を展開しています。
