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先輩職員からの話 その3

更新日:2025年10月10日

福祉長寿部障害福祉課(令和7年度 社会福祉士採用)

初めに

 皆さん、こんにちは。この度は合格おめでとうございます。
 私は社会福祉士採用で障害福祉課の支援班に配属となりました。本日は、社会福祉士採用職員として、約6ヶ月の経験を通して感じたことについてお話させていただきます。この場には一般事務職採用の方が多くいらっしゃると思いますが、障害福祉課の職員は、半数以上が一般事務職採用です。そのため、社会福祉士採用以外の方にも聴いていただけたら幸いです。
 まず初めに、簡単ではございますが自己紹介をさせていただきます。私は、今年の3月に大学を卒業いたしました。大学では、社会福祉士と精神保健福祉士の資格を取得するためのカリキュラムを受け、学びを深めて参りました。そして、無事に国家試験に合格でき、今年の4月に松戸市役所に入庁することができました。

松戸市役所を選んだ理由

 次に、私が松戸市役所を選んだ理由をお話いたします。
 私は、松戸市の取り組みに魅力を感じたため、選考に進みました。私は、障害や多様な悩みを抱えている方々に対するボランティア活動を通じて、適切な支援を受けられず困っている方々をより多く支えたいと思ったため、公務員として働くことを志しました。特に、複雑・複合化した課題や制度の狭間にある福祉課題の解決について取り組みたいと考えました。複雑多様な課題に働きかけ、必要な支援へ繋げる体制の整備に向けた事業を行っている自治体は限られているため、この取り組みを行っている松戸市に強い魅力を感じました。そして、選考の過程で接した職員方の穏やかな雰囲気が印象に残り、一緒に働きたい思いが強まりました。また、松戸市は私が生まれ育ったまちでもあるため、より魅力のあるまちづくりに貢献したいと考えたことも理由の一つです。

担当業務

 続いて、私が所属している障害福祉課が、どのような業務を担っているのかお話いたします。
 障害福祉課は、市役所新館3階にございまして、給付班、事業庶務班、支援班の3つの班で構成されています。
 給付班では、各種手当の支給や医療費の助成などを担当しています。事業庶務班では、相談支援事業所の指定や施設に対する補助金などを担当しています。最後に、私が所属している支援班では、障害福祉サービスの支給決定、ケースワークのほか、障害者虐待、障害者差別などの障害者の権利擁護に関することを担当しています。基本的に、社会福祉士採用職員は支援班に配属され、地区担当のケースワーカーか権利擁護担当のケースワーカーとして業務を行うことになります。私は地区担当のケースワーカーとして、主に22箇所の地区を担当しています。「ケースワーク」や「ケースワーカー」と言われても、具体的な業務内容をイメージすることは難しいと思います。簡単に説明すると、相談を受け、必要としている支援の導入に係る連絡や調整をしたり、手続きのサポートを行ったりします。その他に、障害福祉サービスの利用に関する申請からサービスの支給決定に係る事務も行います。
 多様な相談が寄せられる中、円滑にサービスを利用できるよう各関係者と連携し、制度や社会資源などを理解しておくことがケースワーク業務に求められます。日々、初めて経験する相談事例に直面することも少なくありませんが、先輩方からの助言を受けながら取り組むことで、視野が広がり、多くの学びを得ることができています。そうした経験を通じ、市民の方々の生活を支える業務に従事できることに大変やりがいを感じています。

入庁前に考えていたこととの違い

 入庁後に感じたことの一つとして、職場環境についてお話いたします。松戸市には、トレーナー制度というものがあり、トレーナーの先輩職員が一対一の体制で業務を教えてくださいますが、入庁前は職場の雰囲気を想像できず、不安を抱えていました。私は、障害福祉課に配属されることを第一に希望していましたが、多忙な職場と伺っていたため、辞令を受け取った際は非常に緊張しました。しかし、先輩方は優しく、丁寧にご指導してくださり、想像以上に穏やかな職場でした。分からないことをすぐに質問できる環境なので、今では安心して働くことができています。

入庁までにやっておいた方がいいこと

 そして、入庁までにやっておいた方がいいことについて3点お話いたします。
 1点目は、松戸市について知ることです。ホームページや広報誌を見たり、実際に松戸市を散策してみたりすることで、松戸市にどのような地域資源があるのかを知ることができると思います。医療機関や福祉事業所の存在を知っておくと、福祉関係の業務に従事する際に役立つと思います。
 2点目は、体調管理です。これまでと環境や生活リズムが大きく変わる方が多いと思います。長時間座って作業することもあると思うので、適度に運動する習慣が身についていると安心です。
 最後の3点目は、社会福祉士採用の方に向けてです。新規で卒業する方は、資格取得に向けて勉強に励んでいる時期だと思います。国家試験の合否が採用に関わるため、勉強で自分を追い詰めてしまいがちですが、気分転換も忘れず、最後の学生生活を楽しんでください。

最後に

 最初は覚えることも多く、不安に感じることもあると思います。私自身も、まだ分からないことが多いですが、無理せず自分にできることを頑張り、少しずつ挑戦し、できることを増やしていくことを心掛けています。日々の業務を通じて新たな気付きや学びを得ることができ、障害福祉に配属されたことを大変嬉しく思います。
 最後になりますが、本日私がお話したことが、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。これまで様々な努力を続けてこられた皆様と、来年度からともに働けることを心より楽しみにしております。

 ご清聴ありがとうございました。

お問い合わせ

総務部 人事課

千葉県松戸市根本387番地の5 新館4階
電話番号:047-366-7306 FAX:047-366-5674

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