先輩職員からの話 その2
更新日:2025年10月10日
街づくり部みどりと花の課(令和7年度 技術職(土木)採用)
自己紹介
松戸市役所に合格された皆さん、こんにちは。
この度は合格、本当におめでとうございます。ちょうど1年前、私自身もこの説明会に参加し、先輩方のお話を伺っていました。まさか1年後に、自分が皆さんの前でお話しする立場になるとは、思ってもいませんでしたので、今こうしてお話しできることを嬉しく思います。
少し緊張していますが、本日は、入庁してからの半年間で感じたことをお伝えし、皆さんの不安や疑問を少しでも和らげられればと思います。
まず簡単に自己紹介です。私は大学で土木工学を学び、昨年3月に卒業しました。今年4月からは、松戸市役所の「街づくり部みどりと花の課」で業務に携わっています。仕事終わりには同期と飲みに行ったり、一人でカラオケに行ってリフレッシュしたりしています。週末はゴルフやコーヒーを楽しみつつ、家族や友人との時間も大切にしています。
業務内容
次に、所属しているみどりと花の課の業務についてご紹介します。
みどりと花の課では、松戸市の「みどりの保全」に関する業務を行っており、市民緑化班と公共緑化班に分かれています。私は公共緑化班に所属し、主に松戸市道の街路樹等の維持管理と、宅地開発事業に伴う緑化指導を担当しています。この他にも担当している業務はありますが、本日はこの2つの業務を例に挙げ、具体的にご紹介します。
1つ目は、市民の方からの要望対応です。みどりと花の課には毎日、毛虫の発生や通行障害、民地への枝の越境など、街路樹に関する要望が多く寄せられます。私たちは、優先度の高いものから現地確認を行い、必要があれば要望者の方と立ち会ってヒアリングをします。そのうえで対応方法を検討し、委託業者に依頼したり、場合によっては職員自ら作業を行うこともあります。限られた予算の中でどう対応すればよいか考える必要があり、とてもやりがいを感じています。
2つ目は宅地開発事業に伴う緑化指導です。新しくマンションや店舗などを建てる場合、一定割合以上の植栽が必要となります。まず、設計会社からの事前相談を受け、対象事業かどうかを確認したうえで、緑化面積の計算方法や図面の作成方法などについて説明を行います。その後、提出された図面や申請書を確認し、施工完了後には現地に出向いて、図面通りに施工されているかチェックをしています。
このように、みどりと花の課の業務は、申請書類の確認といった屋内業務から、現地での調査や作業といった屋外業務、さらには市民や業者の方からの電話対応まで、幅広く行っています。私自身まだ勉強中ではありますが、市民や業者の方から「説明がわかりやすい」と言っていただけたり、現場作業中に「助かるよ、頑張ってね」と声をかけてもらえることがあり、とても励みになっています。分からないことも多いですが、先輩職員の方々に助けていただきながら、日々成長させてもらっています。
半年の経験を通して感じたこと
では次に、私が半年間勤務して感じたことを、2つお話しします。
1つ目は職場環境の良さです。松戸市役所には「トレーナー制度」があり、新人職員に先輩が、マンツーマンで丁寧に業務を教えてくださいます。分からないことがあれば、優しく対応していただけるので、安心して学びながら仕事ができます。また、トレーナー以外の先輩方にも質問がしやすく、とても働きやすい職場環境だと感じています。さらに、他の課に行った際にも、職員の方々の優しさに触れ、市役所全体としても温かい雰囲気があると印象を持ちました。
2つ目は休暇の取りやすさです。松戸市役所は休暇制度が大変充実しています。年休は入庁時に20日間付与され、さらに7月から9月の間には、夏季休暇が6日間あります。この休暇は、土日とつなげて長期連休にする方もいれば、分散して取得する方もいらっしゃいます。また、それ以外にも病気休暇があり、私自身コロナにかかった際に利用しました。このように休暇制度が豊富で取得もしやすいため、プライベートの時間を充実させながら働ける職場だと感じています。
入庁までにやっておいた方が良いこと
次に、入庁までにやっておいたほうが良いことについて、私からは2つお伝えします。
1つ目は、松戸市内の地名や場所を覚えておくことです。業務を通じて覚えることもできますが、知っておくと仕事がスムーズに進みます。例えば電話対応の際に、具体的な住所を教えていただければ、住宅地図で検索してスムーズに対応できます。しかし、「〇〇小学校の前の道」や、「〇〇病院から〇〇へ抜ける道」など、地域の方ならではの表現をされることも多く、対応に時間がかかることがあります。どこの課に配属されても、地名や場所の知識は役立つと思いますので、スキマ時間に地図を眺めたり、街を歩いたりして、少しずつ覚えておくと良いかもしれません。
2つ目は、残りの半年間を思い切り楽しむことです。4月までの時間は、心身ともに健康な状態で取れる、最後の長期休みともいえます。中には、先ほどのように地名を覚えたり、パソコンや資格の勉強をしたりと、準備に取り組もうと考えている方もいるかもしれません。もちろん、そのような学びは今後の仕事に必ず役立つので、ぜひ挑戦していただきたいと思います。ただ、それ以上に大切にしてほしいのが、プライベートの時間です。社会人になってからも、年休や夏季休暇で休みは取れますが、やはり就職前のこの時期こそ、最も自由に、そして楽しく過ごせる貴重な期間です。友達と旅行に出かけたり、1人で趣味に没頭したりと、自分にとって有意義な時間を過ごしていただければと思います。
最後に
最後になりますが、本日お話ししたことが、皆さんにとって少しでも参考になれば幸いです。
4月まで残り半年となり、これから先の進路や社会人生活について、考える機会も増えてくるかと思います。学生の方もいらっしゃると思いますので、ぜひこの期間を存分に楽しみ、充実した時間を過ごしてください。もちろん、不安やわからないこともあるかと思いますが、4月1日からはここにいる職員をはじめ、多くの松戸市職員が皆さんを支え、力になってくれるはずです。進路に迷っている方もいらっしゃるかもしれませんが、来年の4月から、より多くの皆さんと一緒に働けることを、心から楽しみにしています。
本日はご清聴いただき、ありがとうございました。


