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松戸市立松戸高等学校の広瀬結煌選手が福岡ソフトバンクホークスへ入団!

更新日:2025年1月15日

市長と握手する広瀬選手
松戸市表敬訪問の際に市長と握手を交わす広瀬選手(右)

成り得る最高の自分に成る


 「野球部のグラウンドに掲げられていた“成り得る最高の自分に成る”という言葉を胸に刻んで、プロ野球の大舞台で活躍できる選手になれるよう頑張ります」と抱負を語るのは、昨年10月に行われたプロ野球ドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスに育成4位で指名された松戸市立松戸高等学校3年の 広瀬結煌(ひろせゆうき)さん。令和3年に同球団から投手として育成11位で指名された 瀧本(たきもと) 将生(まさき)さんに続き、同校で2人目、野手としては同校から初めてプロ野球の世界にこれから飛び込みます。

磨かれた守備力でプロの道へ

 広瀬さんは幼稚園時代の先生からの誘いで小学1年生から野球を始めました。「小学校や中学校ではいろいろなポジションを守ったけど、全然目立つ選手ではなかったです」と謙遜しますが、当時からテレビの向こう側で躍動するプロ野球選手たちに憧れを抱いていたそうです。

 高校の進学先を選ぶにあたり、練習を見学し「選手がみんな自主的に練習に励み、楽しんで野球をしている姿を見て、自分に合っていると思いました」という“市松野球部”の門を叩きます。高校入学の前後で身長が伸びて力もついてきたという広瀬さんは、1年の夏からベンチ入り。秋からはポジションもショートに固定され、レギュラーに定着します。そしてプロのスカウトの目に留まる契機となったのは高校3年の夏の大会初戦。内野の守備の要としてショートへの打球を全て確実にアウトにし、一気に評価を上げてプロへの道を切り開きました。


送球する広瀬選手

 「自分の強みは守備。飛んできた球を当たり前にさばくという持ち味や、安定したスローイングをアピールしたいです」と力強く語る広瀬さん。その磨かれた堅実な守備力は、先輩たちの姿を手本にし、同級生や後輩と共に3年間試行錯誤しながら積み重ねてきた練習の日々が実を結んだ、地道な努力の成果です。

夢はゴールデングラブ賞


 「育成契約には3年間という目安があるので、まずはプロの世界に慣れることと、体作り。打撃も通用するように作り上げていきます」と目下の課題を並べる広瀬さんは、尊敬する選手に同球団で同じくショートの 今宮(いまみや) 健太(けんた)選手を挙げ、「まずは支配下登録、その次は1軍のレギュラーを目指し、将来的な夢はゴールデングラブ賞を受賞すること。自分の技術がプロでどこまで通用するのか今から楽しみです」と、守備職人らしい大望を抱きます。

 「自分は地道に努力を続けることで、気付いたらここまで来ることができました。これから野球をやる人も、他の何かを始める人も、夢を持って諦めないで頑張ってほしいです」と話す広瀬さん。
 福岡ソフトバンクホークスの新人18人による合同自主トレが、1月7日から福岡県筑後市にあるファーム施設で始まりました。2月からキャンプイン、その後は練習試合、オープン戦、公式戦と、プロ野球の長いシーズンがスタートします。日々の練習と努力で野球選手として成長し続け、最高の自分を目指してひたむきに前へと進む広瀬さんの物語が最高潮を迎える日は、そう遠くないでしょう。

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