平成28年度の戸定の展示
中期 平成28年3月24日(木曜)から5月5日(祝日)まで /後期 平成28年5月7日(土曜)から6月19日(日曜)まで
徳川昭武は1867年、兄の将軍徳川慶喜の名代としてパリ万国博覧会に派遣され、「プリンス・トクガワ」と呼ばれました。明治維新による帰国後、最後の水戸藩主となり、明治17年に戸定邸を完成させました。彼の生涯を辿(たど)りながら、戸定邸の歴史を伝える文書、写真、美術工芸品などを展示します。
会期 7月16日(土曜)から9月22日(祝日)
写真が趣味であった徳川昭武はおよそ百年前の坂川、江戸川流域を撮影しました。展示室で古写真をご覧いただき、戸定歴史館から徒歩6分の坂川沿いで行われる「松戸宿坂川献灯まつり」の会場でも写真の複製をご覧いただきます。
前期 10月8日(土曜)から11月13日(日曜) /後期 11月15日(火曜)から12月23日(祝日)
1902年6月3日、徳川慶喜は公爵を授爵しました。彼は最後の将軍を務め、明治維新に際して一時朝敵となり、「死罪」までも宣告されました。それから34年後、彼は一転して国家への偉大な勲功が認められ、最高の爵位を得たのです。明治維新の総決算として誕生した家が徳川慶喜家であったと捉えることも可能でしょう。同家は2代慶久、3代慶光と受け継がれ、華族制度の廃止とともに公爵家の歴史に幕を閉じました。本展では、4代目当主・徳川慶朝氏所蔵資料、さらに同家より古澤秀彌氏(徳川慶喜家4代家令)に譲られた資料などにより、同家の成立から終焉までの足跡を辿り、公爵家の内実に迫ります。
企画展 (仮題)松戸神社神楽殿の佐竹派絵画展 (社会教育課担当)
平成29年1月21日(土曜)から3月5日(土曜)
寛永3年に創建された松戸神社は、水戸街道の宿場と江戸川の水運による交通の要衝として栄えた旧松戸宿地域の鎮守として長く崇敬されてきました。神楽殿(明治21年建立)は老朽化に伴い近年建て替えが行われましたが、その際、内部の格天井36面と杉戸4面に描かれていた絵画が修復され、新神楽殿に設置されました。これらの絵画は、建立時に地元の住民有志の寄進により描かれ、「永湖」(佐竹永湖1835-1909)と「錦谿」というふたりの画家の落款と奉納者の氏名が記されています。これまで神社関係者以外に知られていなかった絵画を、明治中期の佐竹派等の貴重な作例として初めてご紹介します。
この後にPROJECT(プロジェクト)1867「プリンス・トクガワと渋沢栄一」を平成29年3月18日(土曜)から6月25日(日曜)の会期で開催します。
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