広報まつど2026年5月15日号 専修大学松戸高等学校野球部・持丸修一監督
更新日:2026年5月15日
いつでも選手と共にグラウンドで紡ぎ続ける物語
専修大学松戸高等学校野球部 持丸修一監督
持丸 修一監督
今年3月に開催された第98回選抜高校野球大会で、春夏通じて創設初のベスト4入りを果たした専修大学松戸高等学校。
明るいチームカラーで全国から注目された同校の快進撃の裏には、78歳となった今でもグラウンドに立ち、チームを率いる持丸修一監督の存在があります。
同大会で、選抜大会での監督最年長勝利記録を更新した持丸監督ですが「試合が始まったら、監督はやってもらう側。あそこまで勝ち進めたのは、選手が頑張ったからですよ。甲子園という舞台が子どもたちの長所や特性を引き出してくれて、準決勝まで連れて行ってもらえました」と、自身の記録よりも教え子たちの成長を喜び、嬉しそうに目を細めます。
持丸監督が目指すのは、ただ明るいだけではなく、勝利へとつながる前向きさと主体性を持った楽しいチームです。
「子どもたちとは、野球のことなら何でも話せる友達みたいな関係でいたい。『こうしたら面白いんじゃないか』と選手たちから声が出てくるチームは、やっぱり強いんです」。監督やコーチが一方的に指示を出すのではなく、選手の発想や個性を引き出すそのスタイルが専松野球の土台となっています。
練習では、「なぜ「」どうして」を大切にし、「ミスしたプレーにはなぜダメだったのか、逆に良いプレーにはどうして上手くいったのかを聞く。そうして一緒に考えながら成長していくのを見るのが面白いんです。子どもたちのやる気や笑顔を見ていると、毎日グラウンドに行くのが本当に楽しみになるんですよ」と朗らかに話す表情には、長年指導を続けてきながらも常に新しい発見を楽しむ柔軟さがにじみ出ています。
グラウンド上でも笑顔を絶やさない持丸監督
「春のセンバツは終わりではなく始まり。全国の強豪校とまた競い合えるように、夏に向けて動き出しています」と、視線はすでに次の舞台へ。その上で、周囲の応援については、「とても励みになります。これからも地域の皆さんには、母校愛・郷土愛を胸に頑張る地元の子どもたちを応援してほしい」と話し、選手たちへは「勝つことも大切だけど、それだけが全てじゃない。野球で過ごした時間が、どれだけ自分のためになったかを考えてほしい」と思いを口にします。
選手たちと共に笑い、考え、成長していく日々。その積み重ねがチームを強くし、人を育てていきます。持丸監督の立つグラウンドには、今日も変わらない、そしてかけがえのない時間が流れています。


