広報まつど2026年4月15日号 横須賀小スクールガード・今井健史さん
更新日:2026年4月15日
地域でつなぐ笑顔と安心の通学路
横須賀小スクールガード 今井 健史さん
今井 健史さん
横須賀一丁目にある坂川手前の県道の交差点。登校する児童とグータッチをしながら、「おはよう、いってらっしゃい!」と優しい笑顔で送り出すのは、同町会会長であり、横須賀小スクールガードとして児童の登下校を見守る今井健史さんです。
同スクールガードは、通学エリア内の町会や理事会など13地区で組織され、およそ90人が活動しています。18年にわたり、組織的に児童の登下校の安全を見守り続けてきたことなどが評価され、令和7年度学校保健及び学校安全表彰で文部科学大臣賞を受賞しました。市内では、新松戸南小学校、高木第二小交通安全推進隊に続き、3年連続の同大臣表彰の受賞です。
今井さんがスクールガードを始めたのは、町会長に就任した8年前。13地区のひとつである、横須賀一丁目地区を8人の仲間と順番に担当しています。朝は登校時間の7時30分から8時ごろまで、夕方は下校時間に合わせて交差点に立って旗を振り、児童の安全を見守り続けています。「毎日顔を合わせていたら『じいじ』なんて呼んでくれるようになった子もいて、うれしいよ。卒業式にも呼んでもらって、6年間で大きくなった姿を見ると感動するよね」と、日々の見守りの中で児童の成長を実感しています。
同スクールガード横須賀一丁目町会のメンバー 8人のうちの6人。前列左から萩原(はぎわら) さん、小林(こばやし)さん、今井正美(いまい まさみ)さん。後列左から新美(にいみ)さん、 今井健史さん、星(ほし)さん
一方で、見守りの現場には緊張もあります。「一番危険なのは信号が変わるとき。特に小学1年生は点滅しても待つことができずに、焦って渡ろうとして転んでしまうこともある」と話すように、事故のリスクと常に隣り合わせです。防犯の観点から、児童への声掛けには配慮をしている今井さんたち。「おはようと挨拶するくらいにとどめている。それでも、顔を合わせ続けることが大事」と変わらぬ姿勢で立ち続けています。
この活動について、「地域の中でできることを続けているだけです」と語る今井さん。その言葉の裏には、地域の子どもたちの安全を支えたいという強い責任感があります。
高齢化などによる担い手不足が課題と話しながらも、「この地域で育った子どもたちが、将来また地域を支える力になってくれたら」という願いを込め、今井さんたちは今日も交差点に立ち、子どもたちを見守っています。
交差点で児童を見守る今井さんと小林さん


