地震や台風による通電火災を防ごう!
更新日:2023年11月1日
通電火災とは
地震や台風等による停電からの復旧後の再通電時に、地震や台風等の被害が要因で出火する火災のことを通電火災といいます。
通電火災の主な原因
地震発生時
- 転倒した家具等の下敷きになり損傷した配線が、再通電で発熱発火する。
- 落下した洗濯物等の可燃物がヒーター等の電熱器具に接触している状態や、転倒したヒーターや白熱灯が可燃物に接触している状態のまま再通電し、着火する。
- 再通電時に発生した電気的火花で、漏れていたガスに引火、爆発する。等
風水害発生時
- 浸水や雨漏りにより電化製品の基盤等が損傷し、再通電時にショートし発火する。
- コンセントに水分が付着し、再通電時にトラッキングが生じ発火する。等
出火を防止するには
停電が発生した時には
- 停電時は電気機器のスイッチを切るとともに、電源プラグをコンセントから抜く。
- 停電中に自宅から離れる際は、ブレーカーを落とす。
通電が再開された時には
- 電化製品が損傷していないか、配線やコードが損傷していないか、燃えやすいものが近くにないか等、安全を確認してから電化製品を使用する。
- 建物や電化製品等に外見上は損傷がなくても、壁内配線の損傷や電化製品内部の故障により、再通電後、長時間経過してから火災になることがあるため、煙の発生などの異常を発見した際は、直ちにブレーカーを落とす。
日頃からの備え
- 漏電ブレーカーや、コード短絡保護機能付きの住宅用分電盤を設置する。
- 地震の揺れを感知した時に電気を自動的に止める感震ブレーカーを設置する。
- 暖房器具は耐震自動消火装置や転倒OFFスイッチ等の安全装置付きのものを使用することや、地震で可燃物が落下・転倒するのを防ぐため部屋の中は整理整頓し、家具等の転倒防止をすることが出火を防ぐのには大切です。
消防庁のホームページで、通電火災対策の啓発映像(外部リンク)が見られます。
感震ブレーカーについては、経済産業省のホームページ(外部リンク)をご覧ください。