やさしい日本語
更新日:2025年2月20日
やさしい日本語とは
難しい言葉を言い換えるなど、相手に配慮したわかりやすい日本語のことです。外国人、高齢者や障害のある人など、多くの人に日本語を使ってわかりやすく伝えようとするものです。
1995年1月の阪神・淡路大震災の際に、外国人被災者の中に日本語が十分に理解できず、避難や生活に関する必要な情報を受け取れなかった人が多くいました。そこで、災害が発生した時に情報を受け取り、適切な行動をとれるように考え出されました。
このため、災害時だけではなく平時においても、日本人と外国人双方のコミュニケーションを促進する際に有効となることから、その重要性が注目されています。
やさしい日本語の活用例
ここでやさしい日本語の言い換え例を一部ご紹介します。
フレーズ | 言い換え例 |
記入 | 書く |
返却 | 返す |
お掛けください | 座ってください |
キャンセル | やめる |
土足厳禁 | くつを脱いでください |
公共交通機関 | 電車、バス など |
以上のように、敬語を控えたり、熟語やカタカナを日常的な言葉に言い換えることで、理解しやすい言葉になります。
やさしい日本語にはこのように言い換えないといけないなどのルールはありません。
受け手のことを考え、よいコミュニケーションがとれることを目指し、やさしい日本語を活用していきましょう。
参考リンク
出入国在留管理庁と文化庁が,共生社会実現に向けたやさしい日本語の活用を促進するため,「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」を策定しています。
詳しくは下記のリンク先をご覧ください。
【出入国在留管理庁】在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン
