「脳脊髄液減少症」を知っていますか?
更新日:2013年11月25日
あなたは「脳脊髄液減少症」を知っていますか?
「脳脊髄液減少症」は、交通事故やスポーツ外傷など、体への衝撃によって脳脊髄液が漏れ続け、減少することで頭痛やめまい、吐き気などのさまざまな症状に慢性的に苦しめられる病気です。患者さんの多くは、日常生活にも支障をきたすほどつらく、深刻な症状です。
この病気は、まだ広く知られていませんが、いつでも誰でも遭遇する日常的な出来事によって引き起こされるたいへん身近な病気なのです。
よく医師やカウンセラーに誤解されやすい病名とは?
起立性調節障害(思春期に多い自律神経失調症のひとつ)、自律神経失調症、片頭痛、緊張型頭痛、心因的なものと診断されるケースが目立ちます。
朝、頭痛で起きることができず、立ちくらみやめまいなどの症状がでるため、似たような症状の起立性調節障害、自律神経失調症、心因的なものと誤解されやすく、学校ではいわゆる「不登校」と判断されがちで、病気に対する適切なケアがなされていないのが現状です。
図:各病気の症状と、脳脊髄液減少症の症状が重なる部分
※「子どもの脳脊髄液減少症」日本医療企画 発行より抜粋
参考資料
- 脳脊髄液減少症ガイドライン2007
- 子どもの脳脊髄液減少症(株式会社日本医療企画 出版)
外部リンク
特定非営利活動法人 脳脊髄液減少症患者・家族支援協会 ホームページ
(平成22年度厚生労働科学研究費補助金 障害者対策総合研究事業)
お問い合わせ
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