中国での火傷病発生に係る対応についてのお願い
更新日:2023年10月25日
なし生産者のみなさまへ
国内への侵入を警戒しているなし等の病害「火傷病」(かしょうびょう)が中国で発生したことを受け、同国産の火傷病菌の宿主植物(なし・りんご等の花粉等)の輸入が停止されました。
現在、県内の多くのなし生産現場において中国産花粉が使用されていますが、国内に輸入された中国産花粉には火傷病菌が付着しているおそれがあり、国から全量廃棄が求められています。在庫がある場合は、密閉して保管し、来季以降の授粉作業への使用や譲渡、販売は絶対にしないようお願いします。(買い上げ方法等、詳しいことが 決まり次第、おってお知らせします)
また、出所の不明な花粉や苗木の購入は控えていただくようお願いします。
火傷病は、まん延スピードが非常に速い上、有効な防除方法がありません。万が一、発生した場合は、半径40m以内の園地では、なしの作付ができなくなるなど、産地に甚大な被害が及ぶことが懸念されます。皆様のご理解とご協力をお願いします。
なお、中国産花粉の輸入再開のめどはたっていないため、来季に不足する花粉については、自家採取等の代替手段による確保が必要です。今後、自家採取等に係る説明会・講習会が開催される予定ですので、決まり次第お知らせします。
また、なしの樹に疑わしい症状がありましたら、速やかに所轄する東葛飾農業事務所まで連絡願います。
東葛飾農業事務所
企画振興課:04-7143-4122
改良普及課:04-7162-6151