カリキュラム
更新日:2022年4月1日
基礎分野の考え方
人間を育んでいる環境の理解や人間の生命や生き方についても幅広い視点で考えられる内容を含め、看護を学ぶ上で土台となる知識を習得する分野である。
論理的な思考過程を育成し、看護者として倫理観に基づいて行動できるよう、科目設定した。また、人間関係を円滑に保つための基礎を身につけ、個人あるいはチームメンバーとして行動する意味を学習できる科目を構築した。さらに、地域に貢献しうる人材育成を見据え「地域を知る」ための科目を設けた。
専門基礎分野の考え方
人間の身体のしくみや働きについての基礎的な形態機能学・病理学の知識はもちろん、様々な疾患がどのようなメカニズムで生じるのか、その治療も含めて学習し、臨床推論の演習で確認しながら専門分野につなげていく。
栄養学や薬理学は、看護に関連させて学習する。社会保障制度では、看護師に必要な法律や医療安全に関する知識の習得、社会福祉や公衆衛生についても興味深く学習できるようにした。
専門分野の考え方
看護学の基礎となる基礎看護学では、看護への関心を向上させ、看護の奥深さを理解できる内容としている。看護の本質を考えることから始まり、人間の日常生活を支えるための各看護技術について、対象者に対し科学的根拠に基づき、安心・安全・安楽なケアが提供できるよう学習する。さらに、演習を強化し、“知る”レベルから“実践できる”を目指し、教育の内容と方法を設定した。
基礎看護学以外で6つの専門領域(地域・在宅看護論、成人看護学、老年看護学、小児看護学、母性看護学、精神看護学)を深く学ぶ分野でもある。各専門領域の看護学に対し、さらに興味・関心をもち、対象に応じた看護を実践できるレベルまで求める。
他職種と連携・共同する能力の育成に向けた科目を取り入れ、個々の学生が看護実践能力の向上を目指し、看護師として働く意識を高められるような科目を設けた。
学習の進み方
1年次
基礎の講義や看護技術の演習 7月・12月ごろに実習
2年次
専門的な内容の講義 5月・11月・1月中旬から本格的に実習
3年次
年間を通じた実習 4月や実習の間で授業、12月に統合実習(夜勤帯実習も)
※2月中旬に国家試験受験
