天皇皇后両陛下が行幸啓になりました (平成21年10月16日)
更新日:2013年11月25日
天皇皇后両陛下が、10月16日、戸定歴史館へ行幸啓になり、千葉大学園芸学部創立百周年記念展示会「江戸時代の園芸文化史」を鑑賞されました。
当日は、秋晴れの空の下、約三千人の市民が沿道に詰めかけ両陛下をお迎えしました。両陛下は車中から手を振られ、市民の声に応えていました。
両陛下のお車は、園芸学部の校内を通った後、国道六号陣ケ前交差点から市道に入り、午前10時25分、戸定が丘歴史公園に到着されました。
千葉大学の菊池園芸学部長が先導し、齋藤学長、伊東創立百周年記念事業会長、川井市長および末松市議会議長が、戸定邸の前で車を降りられた両陛下をお迎えしました。
両陛下は、松雲亭でご休憩をとられた後に、千葉大学大学院園芸学研究科の藤井教授、三位教授の説明を受けながら戸定歴史館内を回り、江戸時代の園芸文化に関する浮世絵や図譜・歴史資料などを約三十分にわたりご覧になりました。
天皇陛下は、皇太子時代の昭和18年に当時の千葉高等園芸学校を訪れ、校内のイギリス風景式庭園内でサツマイモを収穫されており、館内に展示されていた昭和10年当時のイギリス風景式庭園の写真の前で、「印象に残っています」とお話しされていました。
また、皇后陛下は、笑顔をお見せになりながら、花が描かれた浮世絵などを熱心にご覧になられていました。両陛下は、松雲亭で再度ご休憩の後、帰途に着かれました。
行幸啓の様子
戸定歴史館に隣接する戸定邸の前に到着された天皇皇后両陛下。松戸市・千葉大学関係者がお迎えしました
両陛下は、しばし足をお止めになってゆっくりとご覧になられていました
沿道の市民に笑顔で手を振られる両陛下
お車が近づくと市民から歓声がわいていました
天皇皇后両陛下行幸啓記念碑について
天皇皇后両陛下は、平成21年10月16日に戸定歴史館展示室で開催された千葉大学園芸学部百周年記念園芸展示会「江戸時代の園芸文化史」の鑑賞を目的に行幸啓になりました。
そのことを記念して、平成22年5月18日に二つの記念碑を建立しました。一つは戸定歴史館正面玄関横に天皇皇后両陛下行幸啓記念碑を、もう一つは、戸定歴史館までの坂道を行幸啓に因み「戸定みその坂」と命名し、それを記した記念碑です。
この二つの記念碑は、八柱霊園石材同業組合から寄贈されたものです。
天皇皇后両陛下行幸啓記念碑
「戸定みその坂」記念碑
戸定みその坂の命名について
千葉大学と松戸市が坂に名前をつけました。「みその」とは帝の苑を意味する「御苑」と庭園の「園」の美称である「美園」にちなんでいます。
