皇后陛下が行啓になりました (平成15年3月31日)
更新日:2013年11月25日
平成15年3月31日(月曜)、皇后陛下が、松戸市戸定歴史館に行啓されました。同館で開催中の「現代かな書の最高峰 藤岡 保子展」を鑑賞されるためでした。藤岡保子が、皇太子妃時代の皇后陛下に書の手ほどきをしていたのがご縁となりました。
桜がほころび始めた春爛漫の日。沿道では約二千人もの市民がお出迎えをしました。
戸定が丘歴史公園にお着きになられた皇后陛下は、展覧会と戸定邸をご覧になりました。
初めて見る師の作品に感慨を深められ、戸定邸の雰囲気や庭園の美しさにお心を惹かれたご様子でした。
行啓の様子
戸定邸玄関前にお着きになられた皇后陛下。川井敏久松戸市長一同がお出迎えをしました。午後2時44分にお着きになり、1時間半ほど滞在されました。
戸定歴史館へ向かわれる車列。沿道ではたくさんの市民が皇后陛下をお迎えしました。
市民の歓迎にお応えになられる皇后陛下
展覧会観覧中の皇后陛下。展示品の一つ一つに足を止められて、じっくりとご鑑賞されました。あまりの熱心さに予定観覧時間を超えるほどでした。
藤岡保子は戸定邸を建てた徳川昭武(あきたけ)の姪で、松戸徳川家2代目当主・徳川博武(ひろたけ)の母でもあります。また、戸定邸には藤岡保子の祖母・萬里小路睦子(までのこうじちかこ)も住んでいました。
戸定邸客間から庭園をご覧になる皇后陛下。写真の人物は左から川井敏久市長、戸定歴史館学芸員、皇后陛下、倉田寛之参議院議長、同夫人、徳川文武(ふみたけ)氏(松戸徳川家当主)、市長夫人、中川英孝市議会議長。
関連情報
- 平成15年3月8日から5月5日 【企画展】現代かな書の最高峰「藤岡保子」展