小中学生向け~男女共同参画関連おすすめ図書~
更新日:2026年6月4日
ゆうまつどライブラリー
小学校低学年向け

「こどもジェンダー」
著者/シオリーヌ(大貫詩織)/ワニブックス
「多様性」の最初の一歩として、助産師/性教育YouTuberの著者が伝える、ジェンダー・セクシュアリティにまつわる質問を子どもと考えます。学校や日常で、子どもたちがぶつかる「自分らしいってどういうこと」、「人と違う自分は変なのか」などの疑問や、あたりまえと思っていることを見直してみるきっかけとしてはいかがでしょう。大きな文字と親しみやすいイラストで、子どもでも読みやすい本です。

「ピンクがすきってきめないで」
ナタリー・オンス(文)/イリヤ・グリーン(絵)/とき ありえ(訳)/講談社
わたしは黒が好き!
ピンクっぽいものを見ると「目がげっぷしちゃう」と感じる女の子。
友達や自分をじっくり観察して「ピンクがすきじゃなくても、そんなことどうでもいいじゃない」という結論になります。
「女の子らしく」「男の子らしく」よりも「私らしく」を大切にしたいと気づかせてくれるフランスの絵本です。

「ますだくんのランドセル」
作・絵/武田美穂 /ポプラ社
女らしい色、男らしい色って…?
色や持ち物、好きなキャラクターなど、何かを選ぶ時に、「男らしい」「女らしい」に縛られず、自分の好きなものを身に着けていいと思えるお話です。

「だがし屋のおっちゃんは おばちゃんなのか?」
多屋光孫/汐文社
男らしさ、女らしさ、自分らしさについて考えさせられる絵本です。筋肉ムキムキで大きな声で「ガハハ」と笑う駄菓子屋のおっちゃん。男性だと思っていたけど、ある日「はるこ」と呼ばれているのを聞いてしまう。おっちゃんは、おっちゃんなのか、おばちゃんなのか?本人に真相を聞きにいくことにします。小学校低学年からおすすめです。

「王さまと王さま」
リンダ・ハーン、スターン・ナイランド(絵・文)、アンドレア・ゲルマー、眞野豊(訳)/ポット出版
「同性を好きになってもちっとも不思議じゃない!」オランダで生まれ、世界各国で翻訳されている、性的マイノリティをテーマにした絵本です。これまでの絵本は異性愛があたりまえでしたが、実際は同性に恋をする人もいれば、恋をしない人もいます。愛する人同士が結ばれる場面では、みんなが祝福する姿に胸が温かくなります。性の多様性について幼いころからふれることができる絵本です。

「おまもりえほん こどもぼうはんルールブック」
国崎信江 監修/日本図書センター
登下校・留守番・おでかけ・インターネット…。あらゆる場面で子どもが「自分を守る」ための32のルールが紹介された、防犯について親子で学べる絵本です。

「遊びで防災体験(1)楽しく身につく防災学習[図書館版]」
神谷明宏/いかだ社
自然災害の多い日本で、もしもの時にあわてない16の備えと知恵を学べる本です。遊びの中に防災知識を取り入れ、自分の住む地域の防災情報や危険個所のチェック、おうちキャンプをしながら防災食の味比べなど、家族でできる防災体験が学べます。

「ともだちのかたち」
ダニエラ・ソーサ(文・絵)、木坂涼(翻訳) /岩崎書店
小学校低学年から大人まで、ともだちってなに?と改めて考えさせてくれる絵本です。ともだちの固定概念を外してくれます。ただいつも一緒にいるだけが「ともだち」じゃないかも。同じ年だから「ともだち」になれるってわけでもないかも。自分はともだちがいないって思っている子も、まわりを見渡してみれば、いろいろなともだちのかたちに気がつくはず。今、独りぼっちに感じている人、ともだちに悩んでいる人、一人で読むのも、親子で読むのもおすすめです

「ぼくはよわむし?」
草谷桂子(文)/鈴木まもる(絵)/大月書店
「力が弱くて、すぐ泣くぼくはよわむし?よわむしなぼくは、だめなの?」そんなふうに自信をなくしているぼくが、自信を取り戻し自分らしく、ともだちとの関係を作っていくお話です。「男だから」ではなく、自分の好きや得意、苦手、嫌いなことを認めて、自分らしくいるすばらしさが描かれています。

「わたしとなかよし」
ナンシー・カールソン(作・絵)、なかがわちひろ(訳)/瑞雲舎
主人公には、とても大好きで仲良しの友達がいます。それは自分自身。自分が大好きだから、自分を大事にします。体をきれいにしたり、自分にやさしい言葉をかけたりします。色鮮やかな絵と前向きな文章からあふれ出る「自分大好き」な思いに、今の自分でいいんだ!とパワーをもらえます。小さい子どもから大人まで、心に響く絵本です。

「チョウになりたい」
マルク・マジュスキ(作・絵)、吉井知代子(訳)/金の星社
主人公の男の子は、チョウになっている自分が好き!からかわれて、いやな思いをすることもあるけれど、応援してくれるパパがいるから大丈夫!「好き」を大事にすることの素晴らしさ、そして、それを応援してくれる人がいるから「好き」を大切にできる、ということをあらためて教えてくれます。小さい子どもから大人まで、心に響く絵本です。
小学校中学年向け

「せかいでさいしょにズボンをはいた女の子」
キース・ネグレー(作)、石井睦美(訳)/光村教育図書
女性はズボンをはいちゃダメ?約150年前、女性はズボンをはいてはいけないという常識に疑問をもち、非難されても抵抗した少女の実話を元にした絵本です。後に女性初の軍医として活躍した女性、メアリー・E・ウォーカーの幼い日を、かわいらしい絵とともに読み進めることができます。だれもが「自分が好きなものを着る」という今では当たり前の権利や、ジェンダー平等について考えさせられる1冊です。

「月とアポロとマーガレット 月着陸をささえたプログラマー」
ディーン・ロビンズ(文)、ルーシー・ナイズリー(絵)、鳥飼玖美子(訳)/評論社
1969年、アポロ11号月面着陸、そして帰還という人類史上初の大ミッションの成功を支えた女性プログラマー、マーガレット・ハミルトンの実話絵本です。マーガレットは、小さなころから計算が大好きで、成長して数学を学び、宇宙飛行のコンピュータープログラムを開発しました。「常識」にとらわれず、夢を追い続けることの素晴らしさを伝えてくれます。大きな月と夜空の表紙は、迫力があり、とても魅力的です。親子で楽しく読んでいただきたい一冊です。

「ホオナニ、フラおどります」
ヘザー・ゲイル(文)、ミカ・ソング(絵)、クウレイナニ橋本(訳)/さ・え・ら書房
女と男、両方の性を自認する12歳の主人公ホオナニは、ハワイの伝統文化である男性の古典フラをとおして、「ありのままの自分」を表現しようとします。まわりからの理解と反対を受けながら、ひとり奮闘し、チームの中で存在感を高めていきます。果たして、本番のステージでうまくおどることはできたのでしょうか。この絵本は、ハワイを舞台に、ホオナニが自分の居場所をつかみ取るまでの姿を描いた、実話に基づく物語です。性別に関係なく、そのままの自分を大切にする勇気がわいてきます。ぜひ、親子で楽しみながら読んでほしい一冊です。

「女の子がいる場所は」
やまじえびね(著) /KADOKAWA
世界中の「女の子だから」という理由で、夢や生活などいろいろなことを制限されている女の子たちの物語です。
今は「女の子だから」に縛られていても、自分らしくいられる場所を見つけていこうとする強い姿が描かれています。

「いいたいことがあります」
魚住直子(作)/西村ツチカ(絵)/偕成社
お母さんは勉強も家の手伝いもしっかりしなさいと言うけれど、中学生の兄は部活が忙しいからって家の手伝いをしなくていいらしい。そんなモヤモヤを抱える小学6年生の女の子のお話です。モヤモヤを抱え、言いたいことが言えなかった少女が、ある手帳とその持ち主に出会って成長していきます。

「考えたことなかった」
魚住直子(作)/西村ツチカ(絵)/偕成社
中学生の主人公は、ある日おしゃべりする猫に出会って、「男の子だから」と言われることが日常にたくさんあるのに気づいていきます。今まで考えたことなかったけれど、「男は競争に勝つべき」などは、本当にふつうのことなのかを考え直すきっかけになる1冊です。
「となりのアブダラくん」
黒川裕子(作)/ 宮尾和孝(絵)/講談社
男らしくない趣味を友達には隠している主人公が、転入生のアブダラくんと出会います。自然としていた「~はこういうもの」という決めつけが人を傷つけてしまうことに気づいていきます。自分らしくいることや相手を尊重する大切さがわかる作品です。
小学校高学年から中学生向け

「おしえてジェンダー!『女の子だから』のない世界へ」
公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン(編)/合同出版
無意識の思い込みや偏見、アンコンシャス・バイアスから抜け出して、もっと自由に生きていいんだ!と勇気と希望がもてる1冊です。「ジェンダー平等」について豊富なデータに基づきイラストとともに分かりやすく書かれています。中高生向けの本ですが、大人があらためて 「ジェンダー」について知りたい、学びたい時にも、手に取りやすい入門書としておすすめです。

「女の子はどう生きるか 教えて、上野先生!」
上野千鶴子/岩波ジュニア新書
女の子たちが日常的に抱くモヤモヤや疑問に上野先生が全力で答えます。社会や家庭内など日常に刷り込まれた「女の子だから、女の子なのに」の価値観を洗い流し、これからの女の子が自分らしく生きていくための力をつける1冊です。

「男子が10代のうちに考えておきたいこと」
田中俊之/岩波ジュニア新書
性別によって求められる役割や進路選択、期待のされ方が違う日本。「男らしくあれ」という見えない圧力にきゅうくつな思いをしていないでしょうか。男子が進路や生き方を選択する時に、周りからの「男らしくあること」の期待にしばられず、本当に「自分らしい」選択をしていくために、10代の男の子に知っておいてほしいことが書かれています。

「10代の悩みに効くマンガ、あります!」
トミヤマユキコ/岩波書店
10代の悩みは、他人には見えにくく、複雑になっていきます。仲良しの友だちや、親にさえ見せたくない悩みを抱える10代におすすめです。恋愛や、進路、性、お金への考え方、自分の気持ちへの向き合い方、自分らしさについてなどの悩みを軽くしてくれる多種多様なマンガが紹介されています。10代の子どもを持つ親にも読んで欲しい1冊です。

「3万人の大学生が学んだ 恋愛で一番大切な“性”のはなし」
村瀬幸浩/KADOKAWA
大学の講師として「人間と性」をテーマに行った講義を要約して紹介しながら、学生たちがその講義をどう聴いたのか、大学生たちのレポートを元にまとめた1冊です。大学生の「性」に対するリアルな声が反映されており、共感できるものばかり。自分らしく生きるため、パートナーとの良好な関係を築くためにも、からだ・性の仕組みを学び、性について語る「言葉」を持つことで、大切な人との関係性は変わります。中学生や高校生、その保護者にもおすすめの1冊です。

「シングル単位思考法でわかるデートDV予防学」
伊田広行/かもがわ出版
DVなんて、「ふつう」のカップルには関係ないと思われがちですが、「恋人なら”ふつう”」と思っている二人の恋愛ルールが、実はDVであることもあります。恋愛でパートナーに依存する、支配されるのではなく、自分の人生は自分でコントロールし、DVを予防する知識を身につけましょう。友だち、先輩、後輩、親、先生などとの適切な距離や関係づくりにも役立ちます。

「きみのお金は誰のため ボスが教えてくれた『お金の謎』と『社会のしくみ』」
田内 学 /東洋経済新報社
大人も子どもも知っておきたいお金や社会のしくみを知ることのできる経済教養小説です。人生も社会も豊かにするためのお金の使い方、お金の本質がわかります。中学2年生男子と投資銀行員が二人で大富豪の家を訪れ、二人が大富豪から、お金の正体と社会のしくみの講義を受けることになるというところから、物語が進んでいきます。対話形式の小説なので、本が苦手でも読みやすく、お金とより良く付き合っていく方法が知りたい方におすすめです。

「うまのこと」
少年アヤ(作)、玉川ノン(絵) /光村図書出版
自分のままでいられない、学校がきらいな主人公、”うま”の物語。
学校生活の中で、自然と分けられる男の子、女の子の区別。自分はそのどちらもしっくりこず、自分らしくいたいうまは、教室の中で起こる、「女っぽい、女みたい」のいじりや、男らしくないと仲間になれない雰囲気に、馴染めずにいます。しかし、あることがきっかけで、嫌いだった学校生活が変わっていきます。
男でも女でもないという感覚、ノンバイナリーというセクシュアリティをテーマに書かれた作品です。児童書ですが、大人の方にもオススメです。
「Dear Girls 自分らしく生きていくための28の言葉」
朝日新聞「DearGirls」 取材班 /朝日新聞出版
女の子が自分らしく生きていくために、著名人からの応援の言葉を集めた本です。
かつて女の子、男の子だった著名人が、自分の経験をもとに自分らしく生きるためのエールを送ります。「女の子らしさ」に縛られそうになった時に元気をもらえます。
『みらいめがね それでは息がつまるので』
荻上チキ(文)/ヨシタケシンスケ(絵)/暮しの手帖社
「物事の見え方は、人それぞれ違っていい」ことを改めて思い出させてくれるエッセイです。
世の中の「~であるべき」をほぐしてくれます。大人向けエッセイですが、読みやすい文章なので中学生にもおすすめです。
この他にも素敵な本を多数ご用意しています。
ご興味ある方はぜひお越しください。


