第13回 令和7年度 松戸市景観表彰 表彰式について
更新日:2026年7月13日
第13回 令和7年度 松戸市景観表彰の表彰状授与を行いました。
日時
2026(令和8)年6月30日 火曜日 午後2時00分から午後2時45分まで
会場
松戸市役所 新館5階 市民サロン
うめ家石材店(建築物・工作物部門)【松戸景観大賞】
受賞者:株式会社うめ家石材店、株式会社大畠稜司建築設計事務所
(受賞者様からの声)
この度は大賞に選んでいただき、ありがとうございます。
私自身建築を見に、県外、国外にもよく回っていて、その時に一番印象に残っているのが、ヨーロッパ建築を回っているときに、スイスの山間部のハイジの世界をイメージしていただけばわかると思うのですが、そこにぽつんと、スイスの著名な建築家が設計した教会があり、その協会を見学していたときに、ある方が入ってこられて、その方にお話を聞いたら、地元の方ではなくて、ドイツ人の女性の方で、職業は建築ではなくて、学校の先生だったんです。そのように、建築は人を惹き付ける力があると考えております。
この景観賞のもと、松戸市に、人を惹き付ける建築が増えていくことを私は期待をしていますし、私自身も再度、この賞にノミネートできるように、今後も精進していきたいなと思います。ありがとうございました。

社会福祉法人恩恵会 けやきの森保育園貝の花(建築物・工作物部門)【松戸景観優秀賞】
受賞者:社会福祉法人恩恵会 理事長 小林綾
(受賞者様からの声)
今回はこのようなすばらしい賞を賜りまして、誠にありがとうございました。
園舎の設計にあたり、設計士の先生に特にお願いしたことがあります。
児童福祉施設で、そこで働く人々はこれだけ頑張っているんだ、ということを皆さんに理解してもらいたい。福祉の仕事がどういうものであるかをお伝えしたい。そのために、注目を集めるためにとにかく目立つように作って欲しいというようなことを注文しました。
現在当法人には120人ぐらいの保育に携わる職員がいて、その人たちを見て欲しい気持ちがすごくありました。本当にいろんな職種の人が、力を合わせて、児童福祉施設でお子さんをお預かりしています。その人たちが一人一人、自分のスキルを十分に出して、輝ける、注目浴びる舞台を作りたい。
そのようなことをお願いした結果、この建物になりました。
園では110人の子どもたちをお預かりしています。皆で毎日わいわいにぎやかに元気に過ごしています。その声とか、エネルギーというか、熱量みたいなものが、この景観をますます際立たせているような気がして、建物だけではなく、その中で生きていく人間が、景観に光を与えているということが、今回の受賞で気づかされた点です。
今回のこの素晴らしい賞を、職員一同励みとしてこれからも地域の皆様のご支援のもと、愛される保育園であり続けるよう努力して参ります。どうぞよろしくお願いいたします。
今回はありがとうございました。

東漸寺、ブロッコリーのような木(景観スポット部門)【松戸景観優秀賞】
受賞者:王傑馨
(受賞者様からの声)
この度は、素晴らしい賞に選んでいただき誠にありがとうございました。
私自身、写真を撮ることが好きで、今回受賞した東漸寺もブロッコリーのような木も、私自身がとても好きな松戸の風景です。
そして、この魅力を写真をという形でたくさんの方に伝えることができ、さらに、今回すばらしい評価をいただけたことがとても嬉しいです。
今回の受賞を励みに、これからも、どんどん松戸市の魅力のある風景と景観を見つけて、写真という形で、多くの方に知られるように頑張っていきたいと思っています。改めて本日はありがとうございました。


紙敷あんど(建築物・工作物部門)【松戸景観奨励賞】
受賞者:紙敷中内薄浦町会、株式会社プラスマイズミアーキテクト
(受賞者様からの声)
この度は、すてきな賞をいただきましてありがとうございます。
紙敷あんどは3年前の4月にオープンした、神社境内に佇む町会施設です。私が初めて敷地にお伺いしたとき、場所自体に力を感じました。新しい建物ですが、この神社境内の雰囲気を損なわないように、あたかも、もともとそこにあったかのような風景を作ろうと、意識して設計しました。
最近だと、大きい商業施設や公共施設が地域の憩いの場になっていると思いますが、そういうものがなかった時代は、神社境内が、地域の憩いの場だったと考えられます。紙敷には、いまだにその文化が残っています。
本計画では施設の使い勝手を、現代の生活に合わせた使い方に作りかえています。町会の会合もそうですが、インターネットが整備されていて、ここで仕事ができたり、神社境内の催し物にも活用できたり、趣味のイベントや習い事などにも対応できます。それは、コミュニティの形として、今となっては、個性的で、価値があることだと感じています。
神社との協議、各所との協議、地域の方々の意見の取りまとめなど、大変な要素がたくさんありましたが、町内会長、副会長が先導されて、1つ1つハードルをクリアしていったというところに、何よりも達成感を覚えています。
これからも長く使っていただきたいという願いを持った施設になりました。
今日はこのような素敵な場所に参加させていただきありがとうございました。

ビー・グレイス新八柱 40プロジェクト サウス(まち並み部門)【松戸景観奨励賞】
受賞者:中央グリーン開発株式会社
(受賞者様からの声)
この度は、景観奨励賞をいただきまして誠にありがとうございます。
弊社は、土地の仕入れから企画、設計、デザイン、販売、そして販売後のコミュニティ支援までを一貫して行っております。
今回のプロジェクトは40棟の分譲地であり、一部街区に地役権を生かした共有の通路を設定いたしました。共通通路があることで、歩者分離による安全性や景観の醸成、入居者様のコミュニティの醸成を目指したプロジェクトになっております。40棟の街区ごとの統一感のあるまち並みと、共有通路の美しい景色が、本プロジェクトにおいて特に注力した点でございます。
弊社では、こうした地役権を設けた通路のことを「ステイパス」と呼んでおり、フットパス(歩行者用通路)としての機能に加え、その場に留まりたくなるような仕掛けを施したデザインを採用しております。ベンチの設置や、ステイパスへ出入りしやすいプランニングを行うことで、自然と入居者様の交流が発生し、生活感が心地よく溶け込む空間を目指してデザインいたしました。
本日は入居者様の出席が叶わなかったのですが、入居後に弊社主催で開催している「入居者交流会」へ私も参加し、住民の皆様と直接お話をさせていただきました。その際、「ステイパスに自分の家のような安心感がある」「子どもを安心して遊ばせられる」といったお声や、「ステイパスの存在や交流会のおかげで入居者同士のコミュニケーションが取りやすい」といった、嬉しいお声をいただいております。
今後もこの受賞を励みに、美しいまち並みや景観、そして豊かな暮らしづくりに尽力してまいりたいと存じます。
この度は、誠にありがとうございました。

景観審議会会長講評
今回の景観表彰は、それぞれ松戸市らしい部分や特徴があり、どれを大賞にしたらいいかと迷うようなこともございました。
うめ家石材店さんは、松戸といえばやはり石材の歴史があり、八柱には石工の方が東京からもたくさんいらして、今とは全然違うにぎわいがあったということを聞きました。私が大学で松戸に来たときは、まだまだ街道筋にいろいろな古い民家が残っており、この歴史のある松戸というのを感じたところでした。うめ家石材店さんのところも、100年の歴史があるということで、私は海外も含めていろいろ行っていますが、やはり日本の石材は一番お金をかけていて、他国は、石はとても立派ですが、日本のような磨きや、細かいところまでの細工のようなものをしているものはないと感じております。今回その建築物が、本当にすばらしいあの八柱のまち並みの中に、新しくて、しかも歴史のある建物として評価できるということはすばらしいことだと思い、大賞とさせていただきました。
また、社会福祉法人恩恵会さん。保育園というといろいろな工夫が必要で、様々なものが建築家さんの手によって生み出されております。そういう中でも、今回の保育園は敷地の大きさもさることながら、地域のランドマークになるような非常にすばらしい建築だと評価させていただきました。
また、ブロッコリーのような木は、松戸にもこんな木があったんだということで、ぜひ、お子さんたちの園外保育などに行っていただきたいですし、映画の被写体にもなるのではないかと思いました。
また、紙敷あんどさんは、神社の中の施設を私もたくさん見ていますが、現代の皆さんの需要にもあって、しかも神社の中の雰囲気を損なわない、そして佇まいが良いという建築物は、なかなか少ないです。そういう中で本当にすばらしい建築を生み出していただいたと思います。
また、最後のビー・グレイスさん。実は住宅地は毎回景観賞で挙がっていますが、今回狭い路地のような空間の中に、植栽を植えて、コミュニティが生まれる。隣近所が全然しゃべらないのではなくて、あの空間を通じてコミュニティが生まれ、その地域の人たちが活性化して、長くここに住んでいこうと思われるような住宅地を生み出していただいたということで評価させていただきました。
本日は皆様、お時間をとっていただきましてありがとうございます。
この建築物がまた長く、皆様に愛されるように願っております。


