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広報まつど2023年5月15日号 理学療法士・北嶋 一紀さん

更新日:2023年5月15日

痛みで苦しむ人を1人でも多く救いたい

理学療法士・北嶋(きたじま) 一紀(かずき)さん

 「自分の仕事は勝たせることじゃなく、けがが無い状態を保つこと。けがが無ければ彼は必ず勝ちますから」と朗らかに話すのは、松戸市在住の理学療法士・北嶋一紀さん。柏市の整形外科で働きながら、国民栄誉賞を受賞した元プロ車いすテニス選手・国枝慎吾さんが今年3月に引退するまでの6年間トレーナーを務め、数々の功績を残した競技人生を支えました。


 「国枝選手との出会いは今でも鮮明に覚えています」という2人の出会いは2016年の秋。リオデジャネイロパラリンピック後に国枝選手の講演を聞いたことから始まります。各地のセミナーや研究会などで貪欲(どんよく)に深めた知識や患者への治療成果で自信をつけ「日々高めてきた技術を試してみたい」と思っていた北嶋さんは、その日帰路についていた国枝選手を追いかけ、柏駅の改札前で「チャンスをください」と名刺を渡しました。右肘の手術をして『けがさえなければ勝てた』と悔やんでいた国枝選手がトレーナーに求めていたのは、“けがの無い状態をキープする”こと。北嶋さんの豊富な知識と理学療法士の医学的観点からのサポートが需要に合い、「チーム国枝」の一員になるチャンスを26歳の若さで掴み取りました。
 「勝ち続けている時でも常に新しい課題に取り組み、『change or die』と革新をやめないのが国枝選手でした。この姿勢は医学にも当てはまります。自分も常に向上することを意識していました」と、6年間支え続けた国枝選手は、『おなかいっぱい。やりきれた』と世界1位のまま後悔なく引退。その裏には、北嶋さんの日々の研鑽(けんさん)と努力によるサポートがあったのです。
 その実績から、他のプロスポーツ選手からも声がかかっているという北嶋さんですが、「アスリートも一般の患者さんも、痛みで苦しんでいるのは同じです。どちらも救いたい」と話します。「死ぬまで患者さんを診ていたい」という北嶋さんの理学療法士としての挑戦は、この先もずっと続きます。


ウィンブルドンで国枝選手のケアをする北嶋さん

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総合政策部 広報広聴課(広報担当)

千葉県松戸市根本387番地の5 新館5階
電話番号:047-366-7320 FAX:047-362-6162

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