広報まつど2023年2月15日号　吉田 新さん

　「Jリーグの舞台に立てること、高いレベルの選手たちとプレーできることが本当に楽しみです」と笑顔を見せるのは、2023シーズンの新加入選手として立正大学から湘南ベルマーレに入団した松戸市出身の吉田新さん。フィールドの左サイドを主戦場とし、左足から繰り出される精密なキックと、90分間走り続ける持久力が持ち味です。昨年3月に大学選抜チームの大学対抗戦「デンソーカップ」で関東代表Aチームに選抜された際も、その持ち味を存分に発揮し、J1リーグのチームとの契約を勝ち取りました。
　当時通っていた大勝院幼稚園の先生がサッカーチームのコーチだったことがきっかけで競技をはじめ、すぐにサッカーの魅力に引き込まれた吉田選手。キックが左利きなのは、練習のときに父親が右足で蹴り返しているのを見て真似したミラー効果によるものだったそうで、これが最大の武器となりました。「練習が好きで、1時間でも長くボールに触っていたかった」という小学校時代。チームで誰よりも早く練習場に行き、誰よりも遅くまで練習をしたそうです。そのひたむきな努力と生まれ持った才能で、柏レイソルアカデミーのU-12、U-15、U-18のセレクションを全て突破。高いレベルのサッカーを身に付けました。
　長友佑都選手のような、持久力のある、気持ちにブレのない選手になりたいです」と小さい頃からの憧れを語る一方、柏レイソルユース時代に切磋琢磨した徳島ヴォルティスの森海渡選手や、小学生の頃に所属した新松戸SC時代のチームメイトで現在はドイツでプレーしている内野貴史選手といった、松戸市出身で同い年の選手の活躍を「とても刺激になっています。同じ舞台に立てるのが楽しみです」と話してくれました。「これまで支えてくれた指導者や先生、両親への感謝の気持ちを忘れず、プレーで恩返しをしていきたい」という吉田選手。「ベルマーレの象徴となる選手になりたいです。そしていつかは日本代表に選ばれ、ワールドカップにも出場したい」と力強く語る言葉の中には、より上手くなりたい、よりチームに貢献できる選手になりたいという熱い闘志が込められています。