住宅防火・防災キャンペーン
更新日:2024年9月1日
住宅火災による死者の約7割を高齢者が占めていることから、高齢者の被害を減らすことを目的とし、敬老の日に「火の用心」の贈り物をキャッチフレーズに、9月1日から9月21日まで、全国的に実施されます。
大切な”おじいちゃん”や”おばあちゃん”が火災の被害に遭わないように、敬老の日には、住宅用火災警報器の作動確認や、寝たばこ防止やガスこんろ、電気機器等の適切な使用を呼びかけて、安心・安全をプレゼントしませんか?
高齢者を住宅火災から守るためには
1.早く知る!
住宅火災で死者が発生する要因のうち多いのは、発見が遅れ、気付いた時には既に逃げ道がなかったと思われる事例です。このようなことを防ぐには、松戸市火災予防条例でも設置が義務付けられている住宅用火災警報器が有効です。この住宅用火災警報器は、電池の寿命が約10年とされ、故障する可能性も考えると、定期的に点検が必要です。この機会に、高齢者のお宅に設置されている住宅用火災警報器を代わりに点検し、異常がある場合は交換してあげましょう。
2.早く消す!
火災が発生したときに消火器で初期消火を行うことは、被害を最小限にするためにも重要です。ただ、消火器は大きい・重い・使い方がわからないと思う方もいるのではないでしょうか。しかし、小さくて軽い住宅用消火器や、スプレー式で扱いやすいエアゾール式簡易消火具もあります。高齢者がおられるご家庭には、このような器具を備えるとよいでしょう。
3.火を拡大させない!
毎年、寝たばこにより発生した火災で、多くの方がなくなっています。また、調理中にこんろの火が衣服に燃え移ることで亡くなられる方もおられます。このような火災による死者を減らすには、布団等の寝具やパジャマ、エプロン等の衣類に燃えにくい防炎品を使うのが有効です。また、カーテンやじゅうたん等を防炎品にすることで、急激に燃え広がることを防げるので、逃げ道を確保することもできます。さらに、地震による電気火災を防ぐためには、感震ブレーカーの設置が有効です。
住宅火災 いのちを守る 10のポイント
住宅における出火防止対策として「住宅火災 いのちを守る 10のポイント (4つの習慣 6つの対策)」をご紹介します。高齢者を住宅火災から守るため今一度、注意を促してください。
4つの習慣
- 寝たばこは 絶対にしない、させない
- ストーブの周りに 燃えやすいものを置かない
- こんろを使うときは 火のそばを離れない
- コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く
6つの対策
- 火災の発生を防ぐために、ストーブやこんろ等は 安全装置の付いた機器を使用する
- 火災の早期発見のために、住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換する
- 火災の拡大を防ぐために、部屋を整理整頓し、寝具、衣類及びカーテンは、防炎品を使用する
- 火災を小さいうちに消すために、消火器等を設置し、使い方を確認しておく
- お年寄りや身体の不自由な人は、避難経路と避難方法を常に確保し、備えておく
- 防火防災訓練への参加、戸別訪問などにより、地域ぐるみの防火対策を行う