このページの先頭です
このページの本文へ移動

ご存知ですか?CKDシール

更新日:2024年4月1日

あなたの腎臓を守ります!

 糖尿病性腎症を含むCKD(慢性腎臓病)の患者さんは、腎臓に負担をかけないように、薬の種類や分量の調整が必要な場合があります。
 たとえば、整形外科で腰痛、関節痛の治療を受けるときに出される痛み止めなどは、種類や分量によって腎臓に負担をかける可能性があります。
 両方の治療を同じ医療機関で受けていれば、患者さんの腎臓の状態が共有されているので心配ありませんが、違う医療機関では患者さんの腎臓の状態がわからないため、腎臓に負担をかける種類・分量の薬が出されるかもしれません。

 そこで松戸市では患者さんの腎臓を守るための「CKDシール」をお薬手帳に貼ることを行っています。
 このシールを貼ることで、複数の主治医、薬剤師、患者さん自身が現在の腎臓機能の状態を認識し、薬による腎臓への負担を減らすことで、CKDの悪化や予防につながります。
  

よくあるご質問

Q どんな人にCKDシールを貼っているの?
 腎臓の機能を表す血液検査項目eGFR(イージーエフアール)の数値が、30から50未満までの方は緑のシールを、30未満の方には赤のシールの対象になります。 
 eGFRの正常値は60以上です。60以上あれば安心です。

Q どこで貼ってもらえるの?
 主に松戸市内の保険薬局(調剤薬局)で「お薬手帳」に貼ってもらえます。

Q どうやって貼ってもらうの?
 薬局で薬をもらうときに、健診や治療で行った血液検査の「eGFR」がわかる書類と「お薬手帳」を薬剤師に見せて、「CKDシールを貼ってください」とおっしゃってください。 

Q 「eGFR」がわかる書類って?
 次の医療機関では薬の処方箋に「eGFR」が書いてあります。
 松戸市立総合医療センター、東京慈恵医科大学付属柏病院、など。 
 薬の処方箋に「eGFR」が書いていない場合は、健診の結果表をお持ちいただくか、主治医におたずねください。

Q CKDシールを貼ってもらった「お薬手帳」はどうすればいいの?
 医療機関での治療や検査、薬の処方のとき、主治医にお見せください。歯科医でも必要になる場合があります。また、薬局で薬を受け取るときは必ず薬剤師にお見せください。栄養士から栄養指導を受けるとき、デイサービスなどの介護サービスを利用するときにも医療スタッフの方に見せましょう。


腎臓くん

用語説明

 CKD(慢性腎臓病)
 腎臓の働きが健康な人の60%以下に低下する(60mL/分/1.73平方メートル以下)か、あるいはたんぱく尿が出るといった腎臓の異常が続く状態をいいます。

 eGFR(イージーエフアール)
 腎臓の機能を表わす数値で、腎臓にどれくらい老廃物を尿へ排泄する能力があるかを示しています。

 

お問い合わせ

健康医療部 健康推進課 健診担当室

千葉県松戸市竹ヶ花74番地の3 中央保健福祉センター3階
電話番号:047-366-7487 FAX:047-363-9766

本文ここまで