夏季展 「フォトグラファー・ 徳川昭武」
更新日:2019年8月1日
会期 平成30年7月28日(土曜)から9月24日(祝日) ※会期終了しました
8月28日(火曜)からは、展示品を入れ替えて後期展示になっています
明治時代を迎え、政治の表舞台から退いた徳川昭武は、戸定邸を拠点に趣味に注力する生活を送りました。特に熱中したのが写真撮影です。松戸の町にとどまらず、東京郊外、茨城、旅行先の静岡でも、昭武は生活者の日常を見つめシャッターをきりました。本人撮影の貴重な実物写真を展示し、フォトグラファーとしての徳川昭武の実像に迫ります。
田植え(1906) 徳川昭武
「日向の挿花」(1907) 徳川昭武
「塩酌」(1907) 徳川昭武
展覧会趣旨
明治30年代は、先進的なアマチュア写真家が活躍した時代である。しかし、彼らの具体的な作品は、一部を除いてあまり紹介されることはなく、活動の実態は未解明のままになってきた。
この展覧会では、明治36年から42年(1903年から1909年)にかけて精力的に撮影活動を行った徳川昭武(水戸徳川家第11代当主。1853生、1910没)の作品を展示し、彼が目指した写真表現について考えたい。
車上の小児(1906) 徳川昭武
【展示構成】
0. プロローグ
1. 人People
2. 風景Landscape
3. 光と影Light and Shade
4. 『華影』への参加Fanzine "Hana-no-Kage"
※作品保護のため、展示替えを行います(展示替えのための休館はありません)。後期は8月28日(火曜)からです。