矢切の渡し・野菊の墓文学碑
更新日:2024年11月29日
江戸時代の初期に、江戸川の両側に田を持つ農民が、関所を通らずに江戸と往来したことから、この「矢切の渡し」が始まりました。
江戸川唯一の渡しであり、伊藤左千夫の小説「野菊の墓」で政夫と民子の悲しい恋の舞台にもなりました。また、ヒットをした同名の歌謡曲の舞台でもあります。
江戸川の水が春とともに暖かさを増す時期になると、およそ150メートルの江戸川を毎日往復してくれます。矢切と対岸の柴又を結ぶ情緒たっぷりの渡し舟は、訪れる人々の気持ちをのどかにさせてくれます。川面を渡る手漕ぎの舟や、ヒバリ、ユリカモメの声などは、柴又帝釈天とペアで”残したい日本の音風景100選”に選ばれました。(※2024年現在、手漕ぎでの運航はしておりません。)
この渡し場から歩いて20分程のところに西蓮寺があります。ここには、伊藤左千夫の小説「野菊の墓」の一節を刻んだ文学碑があります。また、隣接している野菊苑展望台からの見晴らしは素晴らしく、矢切耕地、江戸川の流れ、遠方には東京の街並みが見渡せます。
矢切の渡し
野菊の墓文学碑
“日本の音風景100選”に認定された記念として設置された顕彰碑は、体験型で触って楽しめる。
下矢切 江戸川 川の一里塚で体験を(矢切の渡しより200メートル上流)
土手の手前よりの写真
穴からのぞいた時に見える風景
運航日
- 3月中旬から11月:毎日
- 12月から3月上旬:土曜・日曜・祝日のみ
※1月1日から7日は運航
※荒天の場合は運休(その他不定休あり。要電話確認)
運航時間
10時から16時
料金
中学生以上:200円、小人(4歳から小学生):100円
アクセス
電車、バス
JR松戸駅西口から市川行きバスで「下矢切」下車、あるいは北総鉄道の矢切駅より、江戸川土手に向かい、西蓮寺の野菊の墓文学碑まで徒歩10分。そこから徒歩20分で矢切の渡し。
※土曜・日曜、祝日の一部時間帯では、松戸駅西口から「矢切の渡し」行き路線バスが運行されています。
マイカー
渡し場の矢切苑近くに無料駐車場(15台位)有り。
お問い合わせ先
- 船頭(杉浦) 電話:047-363-9357
参考リンク
音環境(1) 残したい“日本の音風景100選”顕彰碑を設置(矢切の渡し)
お問い合わせ
文化スポーツ部 文化にぎわい創造課
千葉県松戸市小根本7番地の8 京葉ガスF松戸第2ビル6階
電話番号:047-366-7327 FAX:047-711-6387