諸人御返事(日蓮筆)(しょにんごへんじ にちれんひつ)
更新日:2023年4月19日
国指定文化財 重要文化財(有形) 昭和43年4月25日指定
この手紙は、2度にわたるモンゴルの襲来、文永(ぶんえい)の役<文永11年(1274年)>、弘安(こうあん)の役<弘安4年(1281年)>に挟まれた、世情騒然とした弘安元年(1278年)3月に記されたものです。内容は、鎌倉幕府が計画していた日蓮宗と他宗派との公開討論「宗論(しゅうろん)」に際して、日蓮(にちれん)が心構えを信者へ書き送ったものです。自分の信仰への揺るぎない自信と、気迫に満ちた生気がうかがえてくる名文です。
書状の寸法は縦が31.5センチメートル、横が137センチメートル、本文は21行からなっています。
所在地
平賀63 本土寺
交通
JR北小金駅より徒歩11分
案内図
【国指定文化財】諸人御返事(日蓮筆)
松戸市平賀63 本土寺