建築物の既設の塀(ブロック塀や組積造の塀)の安全点検をしましょう
更新日:2018年6月25日
1.建築物の既設の塀(ブロック塀や組積造の塀)の安全性について
平成30年6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震による塀の倒壊被害がありました。過去の地震においても、補強コンクリ-トブロック塀・石塀が倒壊し、大きな事故を招きました。
松戸市においても将来、地震による大きな被害の発生が懸念されます。地震発生時の人的被害の軽減、安全なまちなみとするためにも、今一度、地震に備えて自分の住む家の塀の安全点検をしましょう。
2.塀の点検のチェックポイント
ブロック塀について、以下の項目を点検し、ひとつでも不適合があれば危険なので改善しましょう。まず外観で1から5をチェックし、ひとつでも不適合がある場合や分からないことがあれば、専門家に相談しましょう。
- 塀は高すぎないか
塀の高さは地盤から2.2メートル以下か。 - 塀の厚さは十分か
塀の厚さは10センチメートル以上か
(塀の高さが2メートル超2.2メートル以下の場合は15センチメートル以上) - 控え壁はあるか(塀の高さが1.2メートル超の場合)
塀の長さ3.4メートル以下ごとに、塀の高さの5分の1以上突出した控え壁があるか。 - 基礎があるか
コンクリートの基礎があるか。 - 塀は健全か
塀に傾き、ひび割れはないか。 - 塀に鉄筋は入っているか<専門家に相談しましょう>
塀の中に直径9ミリメートル以上の鉄筋が、縦横とも、80センチメートル間隔以下で配筋されており、縦筋は壁頂部および基礎の横筋に、横筋は縦筋にそれぞれかぎ掛けされているか。また塀の高さが1.2メートル超の場合、基礎の根入れ深さは30センチメートル以上か。