緊急地震速報と震度計
更新日:2017年8月10日
計測震度計 (出典:気象庁)
かつて、震度は体感および周囲の状況から推定していましたが、平成8年(1996 年)4月以降は、計測震度計により自動的に観測し速報しています。
気象庁が発表する震度は、気象庁、地方公共団体及び(独)防災科学技術研究所が全国各地に設置した震度観測点で観測した震度です。
緊急地震速報 (出典:気象庁)
緊急地震速報の流れ
- 震源近くで地震波(P波、初期微動)をキャッチし、震源や規模、想定される揺れの強さ(震度)等を自動計算する
- 地震による強い揺れ(S波、主要動)が始まる前にすばやくお知らせする
- 震度5弱以上を予測した場合に、緊急地震速報(警報)を発表する
- 時間経過とともに精度がよくなる緊急地震速報(予報)を繰り返し発表する
※震源に近い地域では、緊急地震速報が強い揺れに間に合いません。
※緊急地震速報(警報)を早いタイミングで発表できない場合があります。
※予測した震度にはわずかな誤差を伴います。
緊急地震速報は、どうやって聞くことができるの?
テレビ・ラジオ・携帯電話
視聴中に報知音とともに放送されます
防災行政無線
市町村、自治体から報知音とともに放送されます
専用受信端末
気象庁発表の警報や予報、個別地点の震度を報知します
緊急地震速報を聞いたら、いつまで身を守ればいいの?
- 震源から遠い場所では、強い揺れが届くまでに時間がかかりますので、揺れがこなくても見聞きしてから1分程度は、身を守り、警戒しましょう
- 地震による強い揺れは、長くても1分程度ですので、その間は身をまもる行動をとり続け、揺れが納まってから落ち着いて行動しましょう
