たばこが主な原因! COPD(慢性閉塞性肺疾患)
更新日:2024年6月20日
COPDとは?
COPDは日本語では慢性閉塞性肺疾患といいます。
たばこの煙などの有害物質を長期的に吸い込むことで発症する肺の病気です。
たばこの煙を吸入することで肺の中の気管支に炎症がおきて、咳や痰が出たり、気管支が細くなることで空気の流れが低下します。
また、気管支の奥にある肺胞が破壊されると、酸素の取り込みや二酸化炭素を排出する機能が低下します。
原因
最大の原因は 喫煙です。COPD患者の 約90%には 喫煙歴があり、COPDによる死亡率は、喫煙者では、非喫煙者と比べて約10倍高いといわれています。
症状
初期では咳や痰が続き、風邪と勘違いされやすいです。
症状が進行すると、少しの動作でも息苦しさを感じるようになります。
重症化すると常時酸素吸入(酸素ボンベ等の携帯)が必要になったり、最悪の場合寝たきりになったりすることもあります。
COPDは早期発見・早期治療が重要な病気です。症状のある方は軽く考えず早めに呼吸器専門医にご相談ください。
チェック
COPDは早期から適切な検査、治療を受けることにより振興を遅らせることが可能です。
下記の「COPD集団スクリーニング質問票」は、COPDの可能性があるかどうかを全5問で簡単に自己チェックできる質問票です。
チェック方法
合計スコアが高いほどCOPDの可能性が高くなります。5つの設問それぞれで出た点数の合計が4点以上であれば、COPDの可能性があると考えられます。
「COPD集団スクリーニング質問票」(PDF:297KB)はこちらからダウンロードできます。
予防
COPDの予防には、1日でも早く禁煙をすることです。また、COPDになっても禁煙することで症状の悪化や死亡率の減少が期待できます。
たばこは長期的にはCOPDをはじめ、たばこに関連する病気の予防にもありますが、やめてすぐに現れる嬉しい症状もあります。たばこをやめるのに遅すぎることはありません。
たばこをやめると得られるメリット
また、定期的に健診や人間ドッグを受け、自分の健康状態を確認することも大切です。
COPDに関する情報
スマート・ライフ・プロジェクト:COPD(慢性閉塞性肺疾患)
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