先輩職員からの話 その3
更新日:2022年11月1日
福祉長寿部生活支援一課(令和4年度 社会福祉士採用)
自己紹介
皆さま、こんにちは。私は社会福祉士採用で生活支援一課に配属となりましたので、本日、社会福祉士採用職員としてお話しさせていただきますが、令和4年度生活支援課に配属された新規採用職員は5名います。その内3名が一般事務職採用の職員です。そのため、社会福祉士採用の方だけでなく、一般事務職採用の方にも耳を傾けていただけたら幸いです。
まずは、自己紹介をさせていただきます。私は平成27年3月に大学を卒業し、社会福祉士の資格を取得しました。同年4月から昨年の9月まで市外の病院で医療ソーシャルワーカーとして6年半勤務し、今年の4月から社会福祉士採用で松戸市役所に入庁しました。
私は転居をきっかけに転職活動を始めました。社会福祉士の資格と、病院勤務の経験を活かせる仕事が良いと考え、再度福祉関係の職に就きたいとの思いがありました。
また、前職と同様、土日休みの職場を希望していました。社会福祉士の求人では、シフト制の勤務形態の場所が多いですが、公務員は基本的に土日休みのため、私の希望する条件に合っていました。
松戸市役所を選んだ理由
転職活動を進める中で、他市の公務員試験についても調べていましたが、私が松戸市を選んだ理由について3つお話しします。
1つ目は、松戸市役所が松戸駅から徒歩5分の場所にあるということです。前職では、職場が最寄り駅からバスで30分の場所にあり、交通渋滞によりバスの乗車時間が倍になってしまうことも多々ありました。通勤に苦労した経験があるため、最寄り駅から徒歩5分で通勤できることを私はとても魅力的に感じました。やはり毎日通勤することを考えると、通勤自体がストレスになってしまってはならないと思います。
2つ目は、松戸市職員の方と一緒に働きたいと思ったからです。筆記試験、面接試験を受ける中で出会った、松戸市職員の方々は人柄がとてもよく感じられました。試験当日はとても緊張していましたが、職員の方々がにこやかに挨拶してくださって、少し緊張がほぐれたことを覚えています。また、若手の職員が多い印象があり、年齢が近い分、相談がしやすい環境が整っているように感じました。
3つ目は、松戸市は障害、高齢、子育て等、幅広い分野に力を入れてまちづくりに取り組んでいることです。私は前職のような、病院の一職員という立場ではなく、市民の方々みんなが住みやすいまちづくりに関わりたいという思いがあり公務員を志望したため、とても魅力的に感じました。
主な業務
次に、私が所属している生活支援課がどのような業務を担っているのかお話しします。
生活保護という言葉に馴染みがない方も多いかと思いますが、主に経済的に困窮している方への支援にあたっており、松戸市内を地区ごとに分担して、自分が担当する地区に住む生活保護受給者に適切に保護費を支給するための事務処理や、居住の実態を確認するための定期訪問、新しく生活保護を申請された方の調査等を行なっています。
このような職員のことをケースワーカーと呼び、松戸市役所内では、生活支援一課と二課合わせて100人ほどがケースワーカーとして一緒に働いています。その他に介護・医療の担当や庶務など、業務を分担して生活保護業務にあたっており、生活支援課は人数が多く、市役所の中でも大きい課の一つです。
入庁後に感じたこと
私は社会福祉士採用ですが、生活支援課を希望していたわけではありませんでした。前職では、別の市町村のケースワーカーと接する機会があり、とても大変そうなイメージを持っていたためです。4月1日、辞令を受け取った際には大きな不安を抱きました。心の準備ができていない中、生活支援課へ案内されたことを今でも鮮明に覚えています。
しかし、今は生活支援課に配属になってよかったと感じています。その理由を2つお伝えします。
1つ目は、休暇を取得しやすいということです。業務内容でお伝えした通り、自分の担当の地区があり、担当の生活保護受給者の方々がいます。突発的に対応しなければならない業務もありますが、保護費を支給するための事務処理の流れは基本的には毎月同じなので、ペース配分が掴めてくると、どこで休暇を取得するか考えやすいです。また、ケースワーカーはいくつかの班に分かれて業務を行っており、休暇中の班員の業務をカバーし合う体制が整っています。
松戸市役所では、有給休暇に加え、今年度は夏季休暇を6日間取得することができます。その他、起こりうるさまざまなライフイベントに合わせて働き続けられるよう、休暇の制度が充実しています。
2つ目は、日々の業務が自分自身の人生の学びにつながるためです。生活保護受給者の方々が、今までどのような人生を歩んでこられたかうかがいつつ、これからの人生をより良くするためにどのように支援したら良いか考えています。病気や事故、失業等、いつ誰に何が起こるか分からないこの世の中で、人とのつながりや、さまざまな経験が大事になってくるのだと改めて感じました。
最後に
どの課に配属されても、初めは覚えることがたくさんあることには変わりないと思います。私も入庁して半年しか経っていないため、まだ分からないことがたくさんあり、苦労することもあります。私の場合、配属先は自分の希望する課ではなかったですが、新しい経験ができていて、今は生活支援課に配属になって良かったと感じています。
最後になりますが、本日私がお話ししたことが、少しでも皆さまのお役に立てていれば幸いです。来年の4月から皆さまと一緒に働けることを楽しみにしています。
本日は私の話をご清聴いただきまして、誠にありがとうございました。