先輩職員からの話　その1

　皆さん、こんにちは。この度は、松戸市役所への合格おめでとうございます。今、皆さんの中には、入庁後の不安を抱いている方や、松戸市役所に就職するか迷っている方など、様々な方がいると思います。今回、このようなお話しする機会をいただいたので、入庁後のイメージや不安の解消・松戸市役所の魅力を感じていただき、少しでも皆様のお役に立てればと思います。

　続いて、私の担当業務について説明させていただきます。先程も申し上げましたが、私は建設部建設総務課に所属しています。建設総務課は、総務班、計画調整班、道路台帳班の3つに分かれていて、私はその中の総務班に所属しています。総務班の業務の中でも私は、用途廃止・払い下げ業務、道路占用許可申請業務を主に携わらせていただいています。これから、私が現在行っている2つの業務に関して、お話させていただきます。
　まず、用途廃止・払い下げ業務について、お話させていただきます。皆さんのほとんどは、用途廃止や払い下げといったことは聞いたことはないと思いますが、この業務は、現場調査を基に道路もしくは水路の機能を廃止し、申請者に売却する業務となっています。具体的には、申請を受け、道路もしくは水路の機能の廃止を判断するために、関係各課とともに申請地の現場調査を行い、機能の有無や機能を廃止することで近隣地権者に支障は出ないか、その後の管理など総合的な観点から廃止の審査を行い、廃止の決定を行います。
　そして、用途廃止の決定後、申請地の払い下げ業務に移っていきます。払い下げ業務では、不動産価格の算定依頼や売買契約の締結、所有権の移転登記など様々な業務を行います。
　続いて、道路占用許可申請業務について、お話させていただきます。この道路占用許可申請業務は、道路に物件を継続的に設置する場合に必要な許可となっており、街中でよく目にする電柱や看板、工事用の足場、地下のガス管や水道管など、様々なものに道路占用許可を出しています。しかし、占用許可を出す際には、道路機能に支障はないか、また、道路交通に支障はないかなど総合的に判断し、支障がある場合には、事業者に設置場所・設置規模を変更し、支障を改善するよう求めることもあります。
　そして、場合によっては、事業者に対して、設置物件の撤去などを指導することもあります。
　このように、日々の業務は、道路の安全性を確保するために、申請・事案の1つ1つを個別的に対応し、現場調査等を行いながら、対応を考えることにとてもやりがいを感じています。

　では次に、私が入庁して感じたことをお話させていただきます。皆さんの中には、私の業務内容を聞いて、道路といった専門的な業務を全く知識のない状態で行うことに、不安を感じた方もいると思います。実際に、私も4月1日の辞令交付式で配属先が建設総務課とわかった時は、業務内容のイメージがつかず、また、道路の財産管理など専門性が高い業務をこれから行うことに、かなり大きな不安を抱きました。しかし、松戸市ではトレーナー制度というものがあり、先輩職員の方がトレーナーとして公務員ならではの用語や道路に関する用語など、業務の細かい内容まで親身に教えて下さったことで、道路について知識がない状態でも安心して業務に取り組むことができました。
　また、トレーナーの先輩職員だけではなく、周りの先輩職員の方々にも、業務で分からないことやどのように対応を行えばよいか迷っている際も、先輩職員の方に声を掛けていただいたり、対応について一緒に考えていただいたり、助けていただきました。
　皆さんも、松戸市で働き始めたら、わからないことだらけで戸惑うかと思います。しかし、分からないことをそのままにするのではなく、周りの先輩職員に、コミュニケーションの一環として、どんどん質問してください。きっと、周りの先輩方が丁寧に教えてくれるはずです。

　続いて、皆さんに入庁までにやっておいた方が良いことを2つお伝えします。
　1つ目は、松戸市の地名を覚えることです。日々の業務を行う上で窓口や電話応対で地名を言われることが多くあります。地名や地理情報を覚えることで、対応を円滑に行うこともできるので、少しでも覚えるとよいと思います。
　2つ目は、松戸市の会計年度任用職員を経験することです。会計年度任用職員では、配属先で簡単な業務や電話応対など、入庁してから行う基本業務を体験することができ、入庁後の電話応対で緊張することが少なくなると思います。また、配属先の雰囲気や市役所全体の雰囲気も感じることができ、入庁前に行うと入庁後の業務を円滑に行うことができるようになるためよいと思います。

　最後に、今回私がお話したことで、入庁後のイメージや不安の解消・松戸市役所の魅力を感じていただき、少しでも皆様のお役に立てていれば幸いです。来年の4月から皆さんと一緒に松戸市職員として働けることを楽しみにしています。ご清聴ありがとうございました。