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世界にはばたけ!松戸の若きアスリートたち【2021】

更新日:2022年3月10日

 近年、松戸市在住・出身のアスリートたちが目覚ましい活躍を見せています。近い将来、世界へはばたく可能性を大いに秘めた10代のアスリートをご紹介します(※ 掲載情報は2022年3月7日時点のものです)。


【ゴルフ】松原 柊亜(まつばら しゅあ)さん

目指すは日本女子アマゴルフ優勝&LPGAツアー参戦

 2021年8月27日から2日間にわたり開催された「2021年度全国中学校ゴルフ選手権大会」で、松戸市立第二中学校の松原柊亜さんが逆転優勝を果たしました。前週に開催された「日本ジュニアゴルフ選手権競技(女子12歳~14歳の部)」では8位タイに留まってしまった松原さんは、今大会での巻き返しを誓いラウンドに望みました。
 初日終了時点で首位に2打差の5位タイの好位置につけると、関東の強豪選手と同組で回った最終日は互いに刺激し合い好打を連発。ショットもアプローチも冴えわたり、前半9ホールは5バーディー・ノーボギーとなり、本人が「今までで一番の会心のゴルフ」と語るほどの圧巻のプレーを魅せました。後半9ホールも大きく崩れることなく1オーバーでまとめ上げ、トータル4アンダーで見事な逆転優勝となりました。


 現在中学3年生の松原さんは、父親の薦めで3歳からゴルフを始め、小学1年生で競技ゴルフに本格的に取り組み始めました。ジュニア時代から数々の大会で優勝し、2021年11月13日時点の最新の日本アマチュアゴルフランキング(女子)は約700人中13位で、14歳以下では最上位にランクインしている逸材です。
 松原さんの強みは、長いリーチと柔らかくしなやかな筋肉、そしてインパクトの瞬間に腰を戻すことでうまれる反発力を活かしたロングショットです。ドライバーの飛距離はなんと250~270ヤードで、特に意識せずに自然とそのようなフォームでショットできると言います。また、ドライバーのコントロールも得意で、パワーと正確性を兼ね備えたロングヒッターです。年齢が上がるにつれ他の選手の飛距離も伸びてきていることから、最近は短い距離のショットの強化に打ち込んでいます。「長距離も狙えて、アプローチも上達すればさらに良いゴルフになる」と常に高い向上心で練習に励んでいます。


 中学生最後の大会は、3月に兵庫県で開催される「全国中学校ゴルフ選手権春季大会」です。1学年下の世代に有力選手が多い中、「中学生最後の試合を優勝で終わりたい」と意気込みを語りました。
 松原さんに今後の目標を尋ねたところ、「一番近い目標は、高校1~2年の間に日本の女子アマチュアゴルフ日本一を決めるトーナメント『日本女子アマチュアゴルフ選手権競技』での優勝」で、将来的には「アメリカを拠点にして全米女子ツアーを回ること」だと教えてくれました。
 自身と同じくロングヒッターの笹生優花プロのようなゴルファーを目指していると語る松原さんは、近い将来、笹生プロのようにメジャーでの優勝やオリンピック出場など、日本を代表するプロゴルファーになる可能性を秘めています。松原さんの今後の活躍から目が離せません。

【フェンシング】田中 拓進(たなか たくしん)さん

卓越した試合の構成力と剣さばきで世界を狙う

 松戸市立第二中学校2年・田中拓進さんは、フェンシング・フルーレの選手で、「東京オリンピック2020」の千葉県の聖火ランナーに選出されるなど、将来が期待されています。フェンシングを始めたのは小学2年生の時。父の田中健二さんは、おもちゃの剣で遊ぶことが好きな息子の姿を見て、剣を使うスポーツとしてフェンシングを薦め、松戸市内のフェンシングクラブ(isco fencing club)に通い始めました。
 取り組み始めた当初は同年代で経験の長い子どもたちに敵いませんでしたが、コツコツと基礎を学び続けるうちに上達し、勝つための道すじをつくる剣さばきができるようになってきました。小学4年生の時にはそれが強みとなり、勝つことが増え、フェンシングを楽しめるようになりました。


 上達を身近で感じていた健二さんは、「早いうちに本場・欧州のフェンシングに触れさせたい」という想いが募り、小学4年の時にフランス遠征を実現させました。拓進さんは、世界中の若きフェンサーが集まる伝統的な大会「ミニマラソンフルーレ」にエントリーし、日本では味わえない多種多様なフェンサーたちとの試合を2日間に渡って数多く重ねました。拓進さんの手応えと成長を感じた健二さんは、日本国内での試合における優勝候補としてのプレッシャーからの解放も兼ねて、翌年にもフランス遠征を敢行。10歳でU-12部門での優勝を果たしました。駆け引きの意図が見える拓進さんのプレースタイルは大会参加者からも一目置かれ、他の親から声をかけられたり、参加している子どもたちにサインを頼まれることもあったそうです。


 拓進さんの武器は、駆け引きのある論理的な試合の構成力です。相手を得意技の「振り込み(剣をしならせて相手の背中などを突く)」などで仕留めるにはどのような動きを餌として蒔いた方がよいかを判断し、行動に移すことができます。フェンシングのオリンピック銀メダリスト・太田雄貴さんの名を冠した「太田雄貴杯」に出場した際、会場で解説を務めていた太田さんが拓進さんのプレーを見て、「ナショナルチームの強化の方向性と同じフェンシングをしている」と評価したことからもレベルの高さがうかがえます。
 中学校で所属しているバスケットボール部でも、趣味のゲーム『フォートナイト』でも、フェンシングで鍛えた駆け引きや相手の裏をかく動きは活かされていると拓進さんは言います。今後も自分ならではの武器を様々な環境で磨き続け、世界に名を轟かせるフェンサーの道を歩むことを願っています。

【空手】東 美琉心(あずま みりゅう)さん

もっと速くもっと正確に!空手ガール、ただいま成長中

 新京成線八柱駅前にある道場「空手道拳道会拳心館」で空手を習う東さんは現在小学3年生。2021年に開催された「空手道拳道会 第24回全国ジュニア選手権大会」の連続動作競技・緑帯の部で優勝しました。
 何らかの武道に取り組ませたいと考えていた東さんのお母さんは、空手か合気道を候補に挙げていました。最終的に空手を選んだのは、練習場の雰囲気の良さを東さんが気に入ったからでした。東さんは「この練習場に初めて見学に来た時、みんなが楽しそうにやっていたので私もここで一緒に空手をしたいと思いました」と当時を思い出し、空手を始めた理由を教えてくれました。


 習い始めると、東さんは元来の高い運動神経と記憶力の良さで空手の動きを順調に学んでいきました。道場の館長・浦山浩明師範は、東さんを「運動能力が高く、アドバイスを活かせるタイプ」と評価する一方で、「これまでの大会では上級生が多いこともあり、なかなか入賞にまで至らない時期が続いていた」そうです。
 しかし、今大会での東さんは一味違いました。本番を迎えた東さんは準備に余念がなく、直前まで師範に動作の確認を行うなどして集中力を高めていました。師範が「夏休みの間に空手への姿勢と向上心が目に見えて成長したことで動作のキレが増した」と語る通り、東さんの連続動作は高く評価され、優勝を勝ち取ることができました。東さん自身も「素早く動けたし、大きな声で気合いを入れてできた」と、満面の笑みを浮かべながら嬉しそうに話してくれました。


 東さんの次の目標は、小学4年生のうちに茶帯を取得することです。「そのために動作のスピードをもっと上げて回転を早くしたり、目線を意識したり、練習をますます頑張りたいです」と目を輝かせながら2022年の豊富を語ってくれました。
 今後の東さんのさらなる活躍に期待しましょう。

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