冨城殿御返事(日蓮筆)
更新日:2018年3月27日
この書状は、弘安(こうあん)3年(1280年)、身延(みのぶ)に滞在していた日蓮が下総国中山(市川市)の後援者・冨城五郎常忍(ときごろうじょうにん)へ宛てたもので、常忍から贈られた供物(くもつ)「銭三貫文、米二斗」に対する礼状です。59歳に達した日蓮の円熟した書風を見ることができます。
またその文章に添えて、常忍夫人の病気平癒を祈った日蓮の心づかいも記されています。
掛幅装、全編1紙。本紙の寸法は、縦28.5センチメートル、横36.6センチメートルです。
所在地
- 平賀63 本土寺
交通
- JR北小金駅より徒歩11分
案内図
【県指定有形文化財】冨城殿御返事(日蓮筆)
松戸市平賀63 本土寺
