冨城殿御返事(日蓮筆)(ときどのごへんじ にちれんひつ)
更新日:2023年5月23日
千葉県指定文化財 有形 昭和52年3月8日指定
この書状は、弘安(こうあん)3年(1280年)、身延山(みのぶさん)(山梨県身延町)に滞在していた日蓮(にちれん)が、下総国中山(市川市)の後援者・富城五郎常忍(ときごろうじょうにん)へ宛てたもので、常忍から贈られた供物(くもつ)「銭三貫文、米二斗」に対する礼状です。常忍夫人の病気平癒を祈った日蓮の心づかいも記されています。59歳の円熟した書風を見ることができます。
軸装(じくそう)、全編1紙。本紙の寸法は、縦28.5センチメートル、横36.6センチメートルです。
所在地
平賀63 本土寺
交通
JR北小金駅より徒歩11分
案内図
【県指定有形文化財】冨城殿御返事(日蓮筆)
松戸市平賀63 本土寺