風水害に関する知識【土砂災害編】
更新日:2021年6月23日
土砂災害について
わが国には、約8万か所の斜面崩壊(山崩れやがけ崩れなど)、約2万か所の地すべり、約7万か所の土石流の危険地域があるといわれています。
土砂災害は、梅雨や台風など、一度にたくさんの雨が降るときに突発的に発生します。破壊力が大きく、地域に壊滅的な被害をもたらし、人的被害も大きいことが特徴です。
土砂災害の種類
土砂災害には、『斜面崩壊(がけ崩れ)』『地滑り』『土石流』の3種類があります。
斜面崩壊(がけ崩れ)
現象
地面にしみ込んだ雨水により柔らかくなった土砂が、突然崩れ落ちる現象。瞬時にして崩れ落ちるので、逃げ遅れる人も多く被害が大きくなる
土砂災害の前兆
- 小石がパラパラ落ちてくる
- がけから水が吹き出す
- がけからの水が濁る
- がけにひび割れができた
- がけから音がする
地滑り
現象
緩やかな斜面で地中の粘土層など滑りやすい面が、長雨や地下水の影響でゆっくりと動き出す現象
土砂災害の前兆
- 斜面から水が吹き出す
- 地面にひび割れやずれができる
- 建物や電柱、樹木が傾く
- 沢や井戸の水がにごる
土石流
現象
谷や斜面にたまった土や石・砂などが梅雨の長雨・台風の大雨による水と一緒に、ものすごい勢いで流れる現象。流れの速度が速く、大きな被害をもたらす
土砂災害の前兆
- 「山鳴り」がする
- 川の流れがにごったり、流木が混ざり始める
- 雨が降り続いているのに川の水位が下がる
千葉県内の土砂災害危険箇所の公表について
千葉県県土整備部河川環境課では、土砂災害による被害を未然に防ぐ、あるいは被害を最小限におさえるため、土砂災害危険箇所を公表しています。くわしくは、下記URLからご覧いただけます。
関連リンク
千葉県内の基礎調査予定箇所の公表について
千葉県県土整備部河川環境課では、土砂災害防止法に基づき、千葉県が土砂災害により被害を受けるおそれのある場所の地形や土地の利用状況などについて、現地調査を予定している箇所を「ちば情報マップ」にて公表しております。(今後、現地調査した結果、指定する警戒区域等と異なることや指定基準を満たさないことがあります。)
関連リンク
避難所等に関する情報について
土砂災害の危険性が高まり、市が避難勧告等を発令した場合、防災行政無線や広報車など様々な手段により皆さんに伝達します。土砂災害に対しては立ち退き避難が原則となっているため、土砂災害危険箇所付近にお住まいの方はいざというときに速やかに立ち退き避難できるよう、以下のページで避難所等を確認しておきましょう。
