松戸市甲状腺超音波検査の実施及び検査費用の一部を助成します
更新日:2025年4月1日
福島第一原子力発電所事故による放射性ヨウ素の初期被ばくに対する市民の不安を軽減するため、松戸市甲状腺超音波検査を実施すると共に、検査等に要した費用の一部を助成します。
松戸市甲状腺超音波検査
福島第一原子力発電所事故による放射性ヨウ素の初期被ばくについては、「松戸市での被ばく量は少なく、甲状腺への影響は極めて低い」というのが大方の専門家の意見です。
しかし、松戸市では子どもたちの健康不安を軽減していただくことを目的として、甲状腺超音波検査の実施と費用の一部助成を行っています。なお、甲状腺超音波検査では健康な人でも何らかの所見(小さな結節(しこり)やのう胞)が見られることがあります。
検査の性質上、必ずしも不安軽減とはなり得ない場合もございますので、以下1~3のことをご理解いただいた上で、現在のお子さんの状態を知る機会として検査をご活用ください。
区分 | 判定基準 | 所見 | 検査結果 |
---|---|---|---|
A1 | 結節(しこり)やのう胞(液体が入っている袋のようなもの)を認めなかったもの | なし | 検査結果については問題ないため、次回の検査について医師からの指示はありません。(注1)該当者は別途検査あり |
A2 | 5.0ミリメートル以下の結節や20.0ミリメートル以下ののう胞を認めたもの | あり | 検査結果については問題ないため、次回の検査について医師からの指示はありません。(注1)該当者は別途検査あり |
B | 5.1ミリメートル以上の結節や20.1ミリメートル以上ののう胞を認めたもの(注2) | あり | 新松戸中央総合病院にて経過観察または経過観察のため専門病院を紹介 |
C | 甲状腺の状態から判断して、専門病院での診察を要するもの | あり | 専門病院を紹介 |
(注釈1)A1、A2は判定基準に関係なく、バセドウ病などの甲状腺特有の疾患が疑われた場合は医師の判断で必要な検査を進めます。
(注釈2)A2の判定基準であっても、医師が総合的に判断して経過観察が必要と判断した場合はB判定としています。経過観察期間および検査内容は個人によって異なります。
2.約半数の方に何らかの所見が確認されます
甲状腺超音波検査では、非常に小さい構造までわかるため、健康な人でもみられる所見(小さな結節やのう胞)が抽出されることがよくあります。環境省が福島県との比較調査を行った弘前、甲府、長崎市でも約半数の方に何らかの所見が確認されています。
3.今回の検査は現在の甲状腺の状態を知るためのもので、原発事故における放射線の影響との関連性を評価するものではありません。
対象となる方
下記1から4の全てに該当する方
- 平成4年4月2日から平成23年4月1日までに生まれた方
- 平成23年3月11日当時と検査日において松戸市に住民登録のある方
(平成23年3月12日から平成23年4月1日までに生まれた方はその出生日と検査日) - 検査日において自覚症状のない方
(自覚症状がなくても、何らかの所見が認められた等により医師から受診や検査を勧められた場合を除く) - 前年度に検査を受けていない方
実施回数
2年に1回
令和6年4月1日から令和7年3月31日までに検査を受けた方は、令和7年度は対象外となるため受けられません。
申請方法
健康推進課に申請書を提出。(オンライン申請、窓口いずれかの方法。)
支所等では受付を行っておりません。
また、オンライン申請の場合、電話で検査予約の連絡をいたします。その際に検査の趣旨を説明させていただきますので、10分程度お時間をいただきます。
実施方法
下記のいずれかの方法を選択してください。
1.委託医療機関(新松戸中央総合病院または東葛クリニック病院)での検査を希望される方へ
定員
124名(先着順)
定員になり次第締め切ります。
申込受付期間
令和7年4月1日から令和8年1月31日まで
検査実施期間
令和7年4月1日から令和8年3月31日まで
申込必要書類
- 検査を受ける方が未成年の場合、保護者の署名が必要です。
- 上記をダウンロードしてお使いいただけるほか、健康推進課窓口や各保健福祉センター、各支所内にある市民健康相談室にも書類は用意してあります。
- 検査の予約手続きのために、健康推進課窓口にお出でいただく必要があります。(オンライン申請の場合は来所不要)
予約手続きにおいて市職員が、検査を受ける本人の居住状況や世帯の市民税課税状況の調査を行うことを同意されない場合は、下記の提示が必要です。
- 検査を受ける本人の住民票
- 市民税非課税世帯:市民税非課税証明書
- 生活保護受給世帯:生活保護緊急(夜間・休日)受診証
「新松戸中央総合病院」で検査を受ける場合
申込から実施の流れ、予約枠、助成額などは下記をご覧ください。また、検査についてのご案内をまとめた文書を下記からダウンロードすることができます。
案内:松戸市甲状腺超音波検査を希望される方へ(新松戸中央総合病院)(PDF:248KB)
申込から実施の流れ
- オンライン申請または「松戸市甲状腺超音波検査申込書兼同意書」を健康推進課へ持参する 。
- 健康推進課窓口にて検査予約を行う。(オンライン申請の方には、予約日程を電話で連絡します。)
- 新松戸中央総合病院で検査を受ける。当日、病院で会計の際に下記自己負担額を支払う。
- 検査結果が郵送で送付される。
- (希望するの方のみ)医師による結果説明を希望する方は、直接、新松戸中央総合病院の外来予約をとり、受診する。
予約枠(申込日の2週間後から予約可能)
月曜から金曜(祝日を除く)
午前枠:9時から11時40分
午後枠:14時から16時40分
土曜
午前のみ:9時から11時40分
助成額
市の助成額は下記のとおりです。医療機関には、自己負担額のみお支払いいただきます。
費用総額 |
課税状況 |
市助成額 |
自己負担額 |
---|---|---|---|
4,400円 |
市民税課税世帯 |
2,000円 |
2,400円 |
市民税非課税世帯 |
4,000円 |
400円 |
費用総額 |
課税状況 |
市助成額 |
自己負担額 |
---|---|---|---|
3,110円 |
市民税課税世帯 |
1,000円 |
2,110円 |
市民税非課税世帯 |
2,000円 |
1,110円 |
- 医師による結果説明を希望される方は、検査結果の郵送後、直接新松戸中央総合病院の外来を予約してください。
- B判定(経過観察)またはC判定(専門病院紹介)の方は、医師の結果説明から保険診療となります。(保険診療の場合、高校生以下の方は「松戸市子ども医療費助成制度」を利用することができます)
検査結果
検査結果は、検査日から1か月以内に郵送されます。
医師による結果説明を希望される方は、検査結果の郵送後、直接新松戸中央総合病院の外来を予約してください。
「東葛クリニック病院」で検査を受ける場合
申込から実施の流れ、予約枠、助成額などは下記をご覧ください。また、検査についてのご案内をまとめた文書を下記からダウンロードすることができます。
案内:松戸市甲状腺超音波検査を希望される方へ(東葛クリニック病院)(PDF:239KB)
検査申込から実施の流れ
- オンライン申請または「松戸市甲状腺超音波検査申込書兼同意書」を健康推進課へ持参する。
- 健康推進課窓口にて検査予約を行う。(オンライン申請の方には、予約日程を電話で連絡します。)
- 東葛クリニック病院で検査及び結果説明を受ける。当日、病院で会計の際に下記自己負担額を支払う。
予約枠(申込日の2週間後から予約可能)
第2・第4土曜:14時から16時
助成額
市の助成額は下記のとおりです。医療機関には、自己負担額のみお支払いいただきます。
費用総額 |
課税状況 |
市助成額 |
自己負担額 |
---|---|---|---|
7,510円 |
市民税課税世帯 |
3,000円 |
4,510円 |
市民税非課税世帯 |
6,000円 |
1,510円 |
B判定(経過観察)またはC判定(専門病院紹介)の方は、医師の結果説明から保険診療となります。(保険診療の場合、高校生以下の方は「松戸市子ども医療費助成制度」を利用することができます)
2.上記以外の専門医療機関での検査を希望される方へ
下記の専門医療機関にて保険診療外(自費)で検査を受けた場合、助成額を償還払いいたします。
専門医療機関
- 甲状腺外来のある医療機関
- 日本甲状腺学会認定専門医が在籍する医療機関
- 日本内分泌外科学会認定専門医が在籍する医療機関
定員
20名(先着順)
定員になり次第締め切ります。
助成額
- 市民税課税世帯 : 上限 1人 3,000円
- 市民税非課税世帯、生活保護受給世帯 : 上限 1人 6,000円
申請受付期間
検査日(領収書発行日)から90日以内
必要書類
下記1から4(場合によって5も)の書類が必要です。
- 松戸市甲状腺超音波検査費助成金交付申請書(PDF:138KB)
上記をダウンロードしてお使いいただけるほか、健康推進課窓口や各保健福祉センター、各支所内にある市民健康相談室にも書類は用意してあります。( オンライン申請もご利用いただけます。) - 領収書(原本)
保険診療外で受けた甲状腺超音波検査代であることが分かるもの(医療機関が領収書に加筆したもので可)が必要です。医療機関によっては費用がかかる場合もありますので、事前にご確認ください。 - 印鑑 (「1.申請書」「5.委任状」に本人または保護者の押印が必要です)
- 本人または保護者名義の通帳コピー
- 委任状(PDF:143KB)
検査した本人と振込口座名義が異なる場合に必要です。
市職員が検査を受けた方の居住状況や市民税課税状況の調査を行うことに同意されない場合、下記の提示が必要です
- 検査を受けた本人の住民票
- 市民税非課税世帯者:市民税非課税証明書
- 生活保護受給世帯者:生活保護緊急(夜間・休日)受診証
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