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基本計画(前期基本計画)

更新日:2013年11月25日

平成10年度(1998年)から平成22年度(2010年)までの13年間を「前期基本計画」とします

前期基本計画実施結果報告書

 平成10年4月に策定した「総合計画」は、「長期構想」などのこれまでの成果を受け継ぎ、少子高齢化などの課題に的確に対応し、21世紀の本市において、より豊かな市民生活を実現するための市民本位の計画としたものです。総合計画は「基本構想」「基本計画」「実施計画」により構成されています。
 基本計画は、基本構想を実現するため必要な施策の方向を体系的に整理したものです。
 この基本計画のうち、平成10年度から平成22年度までを計画期間とした「前期基本計画」の計画期間が満了したことから、その達成状況を報告書としてまとめました。

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前期基本計画について

1 計画の目的

 前期基本計画は、基本構想で示した松戸市の将来像を実現するため、まちづくりの基本方針をふまえて、施策の大綱に基づき、基本構想期間の前半期で行う施策を体系的に整理しその方向を示します。

2 計画の構成

 リーディングプラン、施策展開の方向、地域別計画により構成します。

3 計画の期間

 平成10年度から平成22年度(2010年)です。

4 設定人口

 平成22年(2010年)の人口を47万人と設定します。

 *第2次実施計画の計画人口478,000人(平成19年)としたことにより、前期基本計画の最終年次である平成22年の計画人口を480,000人に変更しました。

5 財政の見通し

 計画期間の普通会計の見通しは次のとおりです。

(歳入)
年度
区分
平成10から平成14年度 平成15から平成19年度 平成20から平成22年度
推計額 構成比 推計額 構成比 推計額 構成比 推計額 構成比
一般財源 4,572億円 75.6% 5,198億円 75.5% 3,438億円 77.3% 13,208億円 76.0%

(うち市税) (3,828億円) (63.3%) (4,437億円) (64.5%) (2,995億円) (67.4%) (11,260億円) (64.8%)
国・県支出金 705億円 11.6% 808億円 11.7% 545億円 12.3% 2,058億円 11.8%
市債 482億円 8.0% 540億円 7.9% 240億円 5.4% 1,262億円 7.3%
その他 288億円 4.8% 337億円 4.9% 223億円 5.0% 848億円 4.9%
6,047億円 100.0% 6,883億円 100.0% 4,446億円 100.0% 17,376億円 100.0%
(歳出)
年度
区分
平成10から平成14年度 平成15から平成19年度 平成20から平成22年度
推計額 構成比 推計額 構成比 推計額 構成比 推計額 構成比
経常的経費 4,844億円 80.1% 5,546億円 80.6% 3,636億円 81.8% 14,026億円 80.7%

(うち義務的経費) (3,242億円) (53.6%) (3,766億円) (54.7%) (2,446億円) (55.0%) (9,454億円) (54.4%)
(うち人件費) (1,704億円) (28.2%) (2,033億円) (29.5%) (1,391億円) (31.3%) (5,128億円) (29.5%)
投資的経費 855億円 14.1% 892億円 12.9% 535億円 12.0% 2,282億円 13.1%
その他 348億円 5.8% 445億円 6.5% 275億円 6.2% 1,068億円 6.2%
6,047億円 100.0% 6,883億円 100.0% 4,446億円 100.0% 17,376億円 100.0%

6 地域の設定

 基本構想で示した「生活に身近な地域」については、松戸、矢切、明、古ケ崎、新松戸、小金、馬橋、小金原、常盤平、六実、東部の11地域を設定します。なお、まちづくりの過程で地域の再編が必要になった場合は見直します。

7 前期基本計画推進にあたっての重点事項

 1 さまざまな資源の活用

 松戸らしさを大切にするため、また効率的なまちづくりのためにも、これまでに蓄積されてきた、都市基盤施設、商業施設、自然・歴史的資源などさまざまな資源を活用したまちづくりを進めます。

 2 健全財政の推進

 行財政改革の推進などにより事業の再構築を図るとともに、国・県補助金などの確保を図りつつ、市税をはじめとする自主財源を充実する施策をまちづくりの根幹にかかわる問題として位置づけ、さらに健全財政を推進します。

 3 社会状況の変化への対応

 計画的な行政運営を基本としながらも、社会・経済状況の変化に伴い、適切な時期に実施計画の見直しを図るなど、必要に応じ的確に柔軟に対応していきます。
 また、市民の主体的な参加のもとに各分野の施策展開と地域のまちづくりを進めます。

<リーディングプラン>

 1 目的

 本市の将来像である「いきいきした市民の舞台、ここちよい地域の舞台、風格のある都市の舞台のあるまち・松戸」を効率的・効果的に実現することを目的とした、前期基本計画の基幹となる総合的・先導的なプランです。
 そこで、各プランごとに重点的に取り組むべき課題や将来像を明確化し、相乗的な効果が発揮されるよう各分野の施策を関連させながら展開します。

 2 構成

 1) 多世代交流型生活推進プラン -多世代がともに住み続けられる環境をつくる-
 市民が住み続けられ、かつ自立した生活が送れる環境づくりをめざします。そこで、生活の基盤となる良好な住宅環境はもとより、個人の自立を支える福祉と幼児教育をすべての市民が享受できるよう、システムや基盤の強化・充実を図ることを目的とします。

 (主な施策の展開)
 高齢者・障害者への支援
 子育て・幼児教育への支援
 ニーズに応じた住まいづくり

 2) 生涯にわたる学習活動推進プラン -生涯にわたり学び合える環境をつくる-
 学習施設の整備・拡充を進め、各種の学習機会や学習情報の提供を充実することにより、市民の学習への欲求を幅広い分野において実現し、生涯にわたって自発的に学習を行えるような環境を創造します。また、学習活動を通じて世代間の交流を促すとともに、地域への関心と参画を高め、活力ある地域社会をつくることを目的とします。

 (主な施策の展開)
 生涯学習のための環境整備
 学社融合による開かれた学校づくり
 学習社会を支える情報基盤の整備

 3) ふるさとと呼べる地域づくり推進プラン -地域を理解し愛着のもてる地域をつくる-
 市民が地域を理解し、相互に信頼感のある地域コミュニティを形成し、各地域独自の活動を幅広い分野で展開することができるよう、情報の提供や人材の育成を行うとともに、地域のまちづくり活動の拠点を充実し、同時に地域の自然的、歴史的環境の特性を生かしたまちづくりを支援することを目的とします。

 (主な施策の展開)
 地域生活拠点の整備
 地域活動への支援
 地域資源の発見とまちづくり計画の作成

 4) 水とみどりと歴史の回廊づくりプラン -地域の拠点と資源を自然豊かな回廊で結ぶ-
 本市の自然環境特性や資源を生かし、生活空間における新たなアメニティを創造するため、歩行者を中心とした地域の回廊づくりを目的とします。回廊の計画づくりに当たっては地域住民の幅広い参加を募り、地域の各種施設、自然資源などをネットワークすると同時に、生態系も考慮して水とみどりの拠点づくりを行い、「緑花清流」のまちづくりの基幹事業とします。

 (主な施策の展開)
 市民参加による回廊プランづくり
 水とみどりと歴史の拠点づくり
 生活拠点・身近な拠点どうしの連絡

 5) 広域交流活動推進プラン -松戸の都市文化を育成し幅広い交流活動を展開する-
 千葉県東葛飾北部地域の 200万交流都市圏の一翼を担い、幅広い交流活動を展開する風格と活力を兼ね備えた50万都市を創造します。
 新たな産業の育成や幅広い交流活動への支援を図るとともに、広域交流拠点の育成を目的とします。

 (主な施策の展開)
 新しい産業構造の研究と育成
 国際交流活動の展開
 交流型文化事業の推進
 広域交流拠点の育成

<施策展開の方向>

 第1節 連携型地域社会の形成
 第1項 人権を尊重する社会の実現
 第2項 男女共同参画社会づくり
 第3項 市民と行政のパートナーシップの強化
 第4項 情報提供の充実
 第5項 IT社会の実現

 第2節 豊かな人生を支える福祉社会の実現(健康・福祉分野)
 第1項 多様な生きがい感のある環境づくり
 第2項 健康の維持・増進
 第3項 日常生活および緊急時の安全・安心性の向上
 第4項 福祉のための基盤整備

 第3節 次代を育む文化・教育環境の創造(文化・教育分野)
 第1項 生涯学習の推進
 第2項 学校教育の推進
 第3項 生涯にわたるスポーツ活動の支援
 第4項 国際化の推進と平和意識の高揚
 第5項 青少年の健全育成
 第6項 多様な文化・芸術の創造

 第4節 安全で快適な生活環境の実現(生活・環境分野)
 第1項 良好な生活空間の実現
 第2項 人と自然が共生するまちづくり
 第3項 リサイクル型の都市づくり
 第4項 安全で安心な地域環境づくり
 第5項 自立をめざした消費者行政の推進

 第5節 魅力ある都市空間の形成と産業の振興(都市・経済分野)
 第1項 都市環境の整備
 第2項 都市基盤の整備
 第3項 活力ある産業の振興
 第4項 就労環境と就労機会の整備
 第5項 多機能な近郊型観光の振興

 第6節 都市経営の視点に立った行財政運営(行財政分野)
 第1項 効果的・効率的な施策を実現するシステムの形成
 第2項 行政としての経営基盤の強化
 第3項 広域行政への取り組み
 第4項 計画行政の推進
 第5項 庁舎および庁舎機能の整備充実

<地域別計画>

 1 目的

 地域別計画は生活都市としての充実をめざし、今後よりきめ細やかなまちづくりを進めていくため、市民の生活に身近な地域ごとに、地域別の現況や特性およびこれまでの地域ごとでの取り組みを踏まえ策定・展開するもので、市民主体の個性あるまちづくりを目的とします。
 1)地域の特性を活かした個性あるまちづくり
 2)市民・事業者・行政の協働によるまちづくり

 2 地域別計画とまちづくりの進め方

 1)地域別計画の構成
 地域別計画は、総合計画と行政の各部門における「マスタープラン」や「基本計画」との連携により構成します。総合計画では、基本構想でとらえた「3つのまとまり」ごとにまちづくりの方向を示します。 マスタープランなどがこの方向性を受けて、地域の特性に応じた具体的な施策の展開を図り、各地域でのまちづくりをより有効で効果的に進めます。

 2)まちづくりの進め方
 地域別計画は、市民に身近な11地域を基本として、市民と共通理解のもと地域の特性や課題の把握、計画の策定、実施というプロセスについて、市民と協働した取り組みにより進めます。そこで、必要な情報や検討の場を提供するとともに、福祉、教育、文化、防災、環境など各分野での取り組みを進めながら、地域まちづくりの実績を積み上げていきます。

 3 まちづくりの方向

 1)水と親しめる川の手のまち(松戸、矢切、明、古ヶ崎、新松戸の5地域)
 川の手のまちでは、江戸川や坂川、新坂側、六間川などの河川を主体として、農地、公園、斜面緑地などの緑の保全・育成を図り、水と親しめることを基調とした豊かな自然環境を有するまちづくりを進めます。

 2)風薫る歴史のまち(小金、馬橋、小金原の3地域)
 歴史のまちでは、歴史資源とみどりを活かすことを基調として、これまでのまちづくりで育んできた、多様な特性を有する地域の中心地区や住宅地の特性を踏まえつつ落ち着いた風格のある街並みの形成や歴史資源などのネットワーク化などによる歴史の風が薫るようなまちづくりを進めます。

 3)光輝くみどりのまち(常盤平、六実、東部の3地域)
 みどりのまちでは、農地や樹林地などのみどりの保全、活用や農業活動の育成を図るとともに、これまでのまちづくりにより作られてきた多様な特性を有する拠点や住宅では、農・住・みどりを基調として、個性のある地域の魅力を育みながら、ゆとりある計画的なまちづくりを進めます。

関連情報

松戸市基本構想

松戸市総合計画

第1次実施計画

第2次実施計画

第3次実施計画

後期基本計画

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