このページの先頭です
このページの本文へ移動

松戸市における行政評価の取り組み

更新日:2017年6月22日

 松戸市では、「中・長期的な改革アクションプラン(平成17~22年度)」において行政経営システムの全体像を整理し、市役所の構造的な転換を図り、行政経営の確立をめざしてきました。行政評価は、行政経営システムのうち、基本事務事業・事務事業を対象とした内部マネジメントシステムであり、戦略計画(戦略的な総合計画実施計画)に基づくビジョンや目標をスムーズに事業執行へ展開するためのツールと位置づけ、取り組んできました。

※これまで実施してきた方法による行政評価の取り組みについては、平成26年度をもって一旦休止し、平成28年度をもって終了しています。

1 行政評価の目的

 松戸市は、行政評価を「業績を改善するためのヒントを探す(気づきを促す)」ことに目的を絞って運用しています。
 業績の改善とは、次の2つの要素の組み合わせとしています。

  • 同じコストで成果を向上させること
  • 成果を低下させずにコストを下げること

 松戸市では、行政評価を行政経営の一要素と位置づけています。
 従って、一般的に行政評価の目的とされている次のことは、それぞれ、別の手段で達成しようとしています。

事務事業の必要性の評価(優先順位)

総合計画第3次実施計画の策定から、戦略計画手法の一つであるSWOT分析を活用しています。実施計画の策定過程において、事業の「選択と集中」を明確にし、事務事業の必要性の評価や優先順位付けを行っています。

説明責任

総合計画第2次実施計画以降、基本計画の施策の大綱に沿って目標を設定し、達成度を含めてお知らせしています。住民の皆さまにとって、より分かりやすい情報提供が、説明責任を果たす上で重要であると認識しています。

2 評価の方法

(1) 評価時期

総合計画実施計画期間にあわせて、評価を実施しています。

  • 実施計画の策定時期 → 事前評価
  • 実施計画期間中の毎年度 → 事中評価
  • 実施計画期間終了後 → 事後評価

行政評価のサイクル

(2) 評価対象

 松戸市では、行政経営の根幹をなすものとして、市の行政活動全体を目的と手段の連鎖構造として表した「政策目的体系」を策定しています。行政評価では、このうちの中間レベルである「基本事務事業」「事務事業」を対象にしています。

 平成17年度より、財務会計との連携を深めるため、政策目的体系の「事務事業」と予算の「大事業」を一致させました。

政策目的体系と戦略・評価・予算との関係イメージ図
(政策目的体系と戦略・評価・予算との関係)

(3) 評価主体

 市の事務事業の業績を改善させる責任は市にありますので、自己評価を基本にしています。業績を改善させるためには、事業を実際に改善する部署が気づく必要がありますので、松戸市では、自ら評価することを基本としています。

(4) 評価手法

 業績測定型の評価手法を基本としていますので、浅く広く、組織の全業務を対象として実施しています。特定の事業やプロジェクト等について専門的な手法を用いて深く掘り下げ、調査分析する「プログラム評価」や「政策分析」とは異なります。

3 評価の視点

(1) 目的の評価

 行政評価においては、指標(目標)が重視される傾向がありますが、それ以前に、そもそも、その事業が何のために行われているかを確認する必要があります。政策目的体系における目的-手段の関係を確認し、位置づけが正しいかの評価を行います。

(2) 達成度評価

 この事業が目指していた目標に対しての達成状況を評価します。その結果をみて、現状を分析することにより、課題を明らかにし、課題の改善策を立案し、今後の方向性を明確にしていきます。

指標設定の考え方のイメージ図

4 評価の実施状況

平成19年度事前評価結の果について

平成20年度事後評価の結果について

平成23年度事中評価の結果について

平成24年度事中評価の結果について

平成25年度事中評価の結果について

平成26年度事中評価の結果について

お問い合わせ

総合政策部 政策推進課

千葉県松戸市根本387番地の5 新館5階
電話番号:047-366-7072 FAX:047-366-1204

本文ここまで