「ダメ。ゼッタイ。」薬物乱用 絶対やめよう!危険ドラッグ!
更新日:2024年1月29日
危険ドラッグってなに?
危険ドラッグとは、「脱法ドラッグ」や「合法ハーブ」と称して販売されており、安全であるかのように誤解されています。
これらの製品は、乾燥植物、液体、粉末等に、化学物質を混ぜたもので、中には麻薬等の違法成分が混ぜられていたり、麻薬よりももっと強い作用のあるものや危険なものもあります。
危険ドラッグは何が危険なの?
危険ドラッグには、既に規制されている麻薬や覚醒剤を少しだけ変えた物質が含まれており、身体への影響は麻薬や覚醒剤と変わりません。乱用者の健康被害の発生にとどまらず、乱用による死亡事故を招くこともある危険なものです。また、危険ドラッグから麻薬や覚醒剤などの使用に及ぶこともあり、薬物乱用の入り口(ゲートウェイドラッグ)となることも懸念され、さらには犯罪者に悪用され、社会全体に影響を及ぼす恐れがあります。
危険ドラッグを使うと、どうなるの?
危険ドラッグの成分や含有量は、商品によってまちまちで、吐いたり意識を失ったり暴れたりなど、さまざまな健康被害が報告されています。また危険ドラッグが脳に入ると快感中枢を刺激して一時的に幸福な気分や爽快感、不安感の解消があり、知覚の変化や幻覚などをもたらします。しかし薬が切れると今までにない不安やイライラ、疲労感をもたらし危険ドラッグを何度でも使用したくなる「依存性」そして、今までの量では効かなくなる「耐性」ができ悪循環にはまってしまいます。さらにこれらの乱用で、幻覚などの異常行動による事故や事件があり、呼吸困難を起こしたり、死亡することもあります。
危険ドラッグの乱用を防ぐために!
危険ドラッグへの甘い誘いは、身近にあります。「みんなつかっているから」「合法と表示されているから」という知人からの勧めや好奇心、ストレスや憂鬱から逃れたいと思う心の隙間に入り込みます。危険ドラッグは、自分自身だけでなく家族や周囲の人にも迷惑をかけることになり、一生を棒に振ることになります。誘われても危険ドラッグは「ダメ。ゼッタイ。」と断る勇気を持ってください。
危険ドラッグは所持するだけでも違法です。
「危険ドラッグ」を取り締まるため、厚生労働省は平成26年4月1日に薬事法の改正を行いました。
法改正前までは、指定薬物に対し、輸入、製造、販売、授与、販売もしくは授与目的での貯蔵または陳列について禁止していましたが、持っていても捕まらないという誤った認識から、安易に使われるという状況が続いたため、法改正につながりました。
平成26年度の法改正では、指定薬物に対し次の行為を禁止したことが重要なポイントです。
「持つ・使う・買う・もらう」指定薬物を含む危険ドラッグは、持っているだけで違法です。違反した場合、3年以下の懲役もしくは300万以下の罰金、またはこれが併科されます。「合法といわれているから安全」「使っても罰せられないと思っていた」という考えは、許されません。
薬物乱用についての相談は下記にご連絡ください
- 千葉県庁薬務課:043-223-2620
- 千葉県精神保健福祉センター(相談専用):043-263-3893
- 松戸健康福祉センター(松戸保健所):047-361-2121
- 松戸警察署:047-369-0110
- 松戸東警察署:047-349-0110
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外部リンク
東京都福祉保健局 「危険ドラックと闘おう!みんなで知ろう危険ドラッグ(違法・脱法ドラッグ)」
