第2期松戸市自殺対策計画~誰も自殺に追い込まれることのない松戸市を目指して~
更新日:2024年4月1日
松戸市では平成31年4月に「松戸市自殺対策計画」を策定し、取り組みを実施してきました。
「松戸市自殺対策計画」は令和6年3月に計画期間を満了することから、新たに「第2期松戸市自殺対策計画」を策定しました。
この計画に基づき、引き続き、市民の皆さまのご理解とご協力をいただきながら、誰も自殺に追い込まれることのない松戸市を目指します。
計画の概要
計画策定の趣旨
「生きることの阻害要因(自殺のリスク要因)」を減らし、「生きることの促進要因(自殺に対する保護要因)」を増やすことで、「誰も自殺に追い込まれることのない松戸市の実現」を目指します。
計画期間
令和6年度から令和10年度(5年間)
計画の数値目標
自殺死亡率(人口10万対)
平成28年 16.7 ⇒ 令和8年 11.7
※令和4年 17.5
基本方針
- 生きることの包括的な支援として推進
- 関連施策との連携
- 対応の段階に応じてレベルごとの対策を連動させる
- 実践と啓発を両輪として推進
- 関係者の役割の明確化と関係者による連携・協働の推進
- 自殺者等の名誉及び生活の平穏に配慮する
施策体系
基本施策(基盤的な取り組み)
- 生きる支援につながるネットワークの強化
- 自殺対策を支える人材の育成
- 市民への啓発と周知
- 自殺未遂者等への支援の充実
- 自死遺族等への支援の充実
- 児童生徒のSOSの出し方に関する教育
重点施策(重点的に取り組む対象)
- 生活困窮者の自殺対策の推進
- 高齢者の自殺対策の推進
- 勤務・経営問題に関わる自殺対策の推進
- 子ども・若者の自殺対策の推進
- 女性・マイノリティ等の自殺対策の推進
生きる支援関連施策
庁内の多様な既存事業を位置づけ、より包括的・全庁的に自殺対策を推進
計画書
計画に基づく主な取り組み
生きる支援につながるネットワークの強化
- 松戸市自殺対策推進部会、松戸市自殺対策庁内連携会議の開催
- 「松戸市いのち支える連携ガイドブック」の作成、活用
自殺対策を支える人材の育成
ゲートキーパー養成研修
※ゲートキーパーとは、自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応(悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る)を図ることができる人のことです。
市民への啓発と周知
- メンタルヘルスチェックシステム「こころの体温計」
※パソコンや携帯電話、スマートフォンから気軽にいつでも、自分でこころの健康状態をチェックでき、各種相談窓口を知ることができます。
- こころの健康づくり講演会
- こころの健康についての啓発
- 生きづらさについての相談窓口「生きる支援相談窓口」
- 「NPO法人自殺対策支援センター ライフリンク」と連携した相談体制
自殺未遂者等への支援の充実
「連携自治体アカウントカード」の配布
※カードに記載しているQRコードをスマートフォン等で読み取ると、「NPO法人自殺対策支援センター ライフリンク」が運営するSNS相談につながります。自殺未遂者など、自殺リスクが高いと考えられる市民に、関係機関を通じて配布しています。
自死遺族等への支援の充実
自死遺族を対象とするわかちあいの会や相談事業等についての情報発信
児童生徒のSOSの出し方に関する教育
- 学校と連携した、こころの健康づくりについての啓発
- 小中学校教職員を対象としたゲートキーパー養成研修の実施
重点的に取り組む対象
松戸市の自殺の特徴を踏まえ、生活困窮者、高齢者、勤務・経営問題に関わる方、子ども・若者、女性・マイノリティ等の自殺対策を重点施策としています。
関連リンク
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