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2019年度 通園だより 春号

更新日:2019年5月29日

 青々とした若葉の中を心地よい風が吹き抜ける季節となりました。
 新年度がスタートして約2ヶ月が経ち、子ども達は通園での生活、新しいクラスでの生活に少しずつ慣れ、好きな遊びを見つけて過ごしています。園庭では、たんぽぽを見つけて嬉しそうに見せに来てくれたり、砂場では「どうぞ」「いただきます」とお料理を作ってやりとり遊びをしたり、大人と手を繋いで走ったりと元気いっぱいに遊んでいる姿が見られます。
 2019年度通園だよりでは、保育や行事の取り組み、子どもの様子を春・夏・秋・冬の4回に分けて、お伝えしていきます。

新年度挨拶

こども発達センター センター長 挨拶

新しい年度が明けました。
進級した方、新しく通園に来られた方、皆さんそれぞれ気持ちを新たにして、4月を迎えられたと思います。
 今年は皆さんに3つのことをお願いしたく思います。ひとつは、一杯遊ぶこと・もうひとつは、お友達を一杯つくること・そうして最後に、自分を表現する力を身につけ、伸ばすことです。
 ことばではなくても、目力でも、動作でも、絵でも構いません。自分が今感じていること、考えていることを是非自分の外に向かって発信してください。その力を引き出すよう、私ども職員も頑張るつもりです。
今年一年が皆さんにとって充実した年になることを願っています。
                           センター長 花岡 繁

 こども発達センター 通園施設長 挨拶

 さわやかなそよ風が心地よい季節となりました。
散歩をするとかわいい花々が街を彩り、その中を歩くのがうれしく思えます。
 今年度、通園施設ではキラキラ(福祉型)51名、スマイル(医療型)12名、合計63名の子ども達を迎えスタートしました。
 新しい環境に、どの子もはじめは心細そうな子ども達でした。親子通園を終えた新入園児は、日を重ね少しずつ笑顔も見られるようになりました。2年目、3年目を迎える園児は、庭で元気いっぱい遊んだり、大人の手を引っ張ってしてほしいことを伝えたりと少しずつ環境に慣れてきた様子が伺えます。
 子ども達が、新しい人との出会いを通して、人と関わることの心地よさや人に伝える、伝わることの喜びをたくさん感じ、心も身体も大きくなってほしいと思います。
 私たち職員は、子どもの成長に寄り添った支援をし、保護者の方と共に子どもの成長を感じ、保護者の方が安心し、信頼して通っていただけるよう、職員一同協力して頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
                         通園施設長 佐和 弘美

2019年度 保育・療育の取り組み

音楽療法

 ピアノの音や友達が鳴らした楽器の音を聴く・大人や友達と順番に楽器に触れる・できた時に「やったー」と大人とハイタッチをする等、音楽を通していろいろな人とコミュニケーションをとる経験をしています。また、音楽の“ゆっくり”“はやい”に合わせて、いろいろなものをイメージして体を動かし、想像力や体の運動機能への刺激にも繋げています。
 そっと楽器に触れる子、勢いよく鳴らしてみる子、それぞれに音楽に親しみをもって参加しています。

水療育

 通園施設の室内プールで親子でのスキンシップを持ちながら、子ども達が安心して水に触れられるようにしてます。
 最初は怖がっていた子も、回数を重ねるごとに水や場所に慣れ、水に体を浮かせる経験をしたり、“バシャバシャ”と手や足を動かし、水しぶきを浴びたり、道具を掴んで泳いでみたりと水の中でしか味わうことのできない動きや姿勢など、リラックスしながら、ボディーイメージを培っていきます。
 水中でのダイナミックな動きや浮力に自然と笑顔になる子ども達です。

食育の取り組み

 食べることは、生きることの源であり、心と体の発達に密接に関係しています。
 特に、幼児期は成長の盛んな時期で、生涯における食習慣や健康づくりの基礎となる大切な時期です。また、食事は空腹を満たすだけでなく、楽しく食べることで、心を豊かにしたり、人との信頼関係を深めることにもつながります。
 これらのことを踏まえて、通園でも子ども達がおいしく、楽しく食べながら、食べ物への関心を深め、健康でいきいきとした生活が送れるよう、食育に取り組んでいます。

1.通園の給食

 通園の給食は、大きく分けて普通食と軟食があり、普通食は大人と同じ内容で、軟食は「初期食」「中期移行食」「中期食」「後期移行食」「後期食」に分かれています。それぞれの移行食には3つの区分を設け、お子さんの摂食に合わせて段階に進めていけるようにしています。
 また、詰め込み食べ、噛む力が弱い等の食事の面で気になる姿についても、一人ひとりに合わせた介助方法や関わり方を大切に進めています。
 今回は、ご飯とパンの日の献立をご紹介します。

ご飯メニュー

〈軟食の献立〉
軟飯 鮭の塩焼きあんかけ(小松菜のごま和え) ウィンナーと牛蒡の炒め煮 味噌汁(キャベツ・シメジ) 練乳ミルクプリン
〈普通食の献立〉
ご飯 鮭の塩焼き(海苔和え) ウィンナーと牛蒡の炒め物 味噌汁(キャベツ・油揚げ) 練乳ミルクプリン

パンメニュー

〈軟食の献立〉
パン・ロールパン(あんずジャム) 鶏つくねケチャップあんかけ(ブロッコリー) フレンチサラダ チンゲン菜スープ もも缶 牛乳
〈普通食の献立〉
食パン・ロールパン(あんずジャム) 鶏肉のケチャップソテー(ブロッコリー) フレンチサラダ チンゲン菜スープ オレンジ 牛乳

2.クラス配膳

 ご飯や汁物をクラスで配膳することで、温かいものはより温かく食べられます。
 子ども達が自分でお茶碗を持って、炊飯ジャーから直接よそってもらいます。栄養士や調理員から「量はこれくらい?」「ありがとう」等の言葉を交わし、落とさないように大事に席まで運びます。少しずつよそい、食べられたらお代わりをすることで達成感が持て、食べる意欲につながっています。

3.食材に触れる経験:とうもろこしの皮むき

 給食に出すとうもろこしの皮むきをします。
 食材に触れる体験を通して、食に興味・関心が深まり、楽しく食べることにつなげていければと考えています。

4.クラスクッキング

 保育参加を利用して、保護者の方と一緒におにぎりやデザートを作るクラスがあります。
自分が作ったものを食べる経験を通し、食べることへの興味や関心が深まり、苦手なものが少しずつ食べられるようになったお子さんもいます。家庭でも親子で作ることを楽しみ、おいしく食べるきっかけになっているようです。
 

5.様々な季節にちなんだ食事

 通園では様々な行事に触れていますが、給食でも四季折々の旬の食材を使い、日本の伝統行事にちなんだ食事を提供しています。

お問い合わせ

福祉長寿部 健康福祉会館

千葉県松戸市五香西3丁目7番地の1
電話番号:047-383-0022 FAX:047-383-5522

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