先輩職員からの話 その4
更新日:2023年10月5日
健康医療部健康推進課(令和5年度 保健師採用)
自己紹介
こんにちは。この度は松戸市役所に合格おめでとうございます。今、皆さんの中には、入庁への期待と不安を感じている方や、松戸市に就職するか迷っている方など、様々な方がいるかと思います。今回このようなお話をする機会をいただいたので、今日は入庁して半年間で私が感じたことをお話して、少しでも皆様のお役に立てればと思います。よろしくお願いいたします。
まず、自己紹介をさせていただきます。私は昨年の3月に大学を卒業し、同時に看護師と保健師の免許を取得しました。卒業後は1年間看護師として大学病院で勤務し、今年の4月から保健師として松戸市役所に入庁しました。看護師と聞くと、皆さんの中でも病院で病気の人を看病してくれる人というイメージがあるかと思います。保健師も看護職ではあるのですが、病気の人を看病するだけでなく、病気を未然に防ぐことを主な役割としています。
松戸市に入庁を決めた理由としては、皆さんも実際に採用試験を通じて感じたと思いますが、面接や受付で出会った職員の方たちの人柄が良く、松戸市職員の方と一緒に働きたいと思ったからです。また、私は内定後に実際に松戸市に勤務している方の普段の様子を見に行ったのですが、若手職員が多い印象があり、職員同士で助け合いながら市民対応をされている姿に魅力を感じました。
担当業務
次に私の担当業務についてお話いたします。現在、松戸市の保健師は子ども家庭センターや健康推進課、高齢者支援課、医務室、総合医療センターなど14の所属に配属されていますが、現在私は健康医療部の健康推進課に所属しています。
健康推進課の保健師は、健康寿命の延伸・健康格差の縮小を目指し、健康増進計画「健康松戸21スリー」を推進しています。中でも私は身体活動分野を担当しており、生活習慣病予防及び生活機能の維持向上を目指し、健康教育や広報・SNSでの啓発等を通じて、運動習慣をもつ人の割合の増加・ロコモティブシンドロームの予防を中心に取り組んでいます。
松戸市では地区担当制を導入しているため、より地域住民に身近な存在として活動することができています。私は小金・小金原地区を担当しており、電話相談や家庭訪問では、健康の悩みや課題について相談を受け、対処法を一緒に考えることで、健康増進や生活の質の向上をサポートしています。また、健康推進員と呼ばれる地域の健康ボランティアを育成し活動を支援することで、地域とつながって健康になれる、地域住民同士が助け合って健康づくりを行っていけるよう推進しています。
さらに、専門職としての業務だけでなく、健康推進課が主催する秋の健康フェスティバルというイベントの事務局の一員として、企画・運営に携わっています。現在イベントの周知を主な役割として行っている最中なのですが、1年目から様々な分野の業務に関わることができ、楽しさとやりがいを感じています。
新人の教育体制・職場の雰囲気について
次に、新人保健師の教育体制と職場の雰囲気についてお話しさせていただきます。
まず、新人の教育体制ですが、私の職場には「新任保健師育成プログラム」というプログラムがあります。採用後3年間の指導体制について明記されており、どの時期にどのようなことが出来ていてほしいのかという目安も分かりやすいため、自分の目標を立てやすいというメリットがあります。また、定期的に保健師としての自分自身の能力について確認する機会があるので、自分はどのような能力が足りないのか、どこを伸ばすべきなのか振り返ることで、より良い学びにつなげることができます。
次に、職場の雰囲気についてですが、健康推進課には保健師だけではなく、事務職から栄養士・歯科衛生士など多岐にわたる職種が所属しています。ときには歯のことや栄養のことに関して市民の方からご質問をいただく機会もありますし、保健師は専門職ではありますが、公務員として一般事務を行う機会も多いです。こういったときに、他の分野のスペシャリストが同じフロアにいるという環境はとても心強いです。また、他の課の方と関わる機会も多いのですが、親切な方が多く、優しく教えてくださるので、安心して業務にあたることが出来ています。
入庁までにしておいた方がいいこと
次に、入庁までにしておいてほしいことについてお話します。私がみなさんに、入庁までにしておいてほしいと思うことは2つあります。
まず1つ目は、前の方のお話にもありましたが、旅行や遊びなど自分のしたいことをすることです。休みを取りやすいとは言っても、学生と社会人では根本的な時間の使い方が大きく変化するので、時間のあるうちに思い思いに過ごす時間を作っていただきたいです。ただ、入庁後社会人としての心構えはすぐに必要になりますので、遊びすぎずメリハリをつけて入庁までの準備をしていただければなと思います。また、国家試験を控えている方は、試験勉強も就職に向けての準備のひとつですので、試験にも忘れず気持ちを向けていただきたいと思います。
2つ目は、これは実際に私が行ったことなのですが、松戸市の街歩きを行うことです。松戸市の職員として、市民の方からは松戸市のプロフェッショナルであることが求められます。それは働いて事業を行っていく中でも学んでいくものだと思いますが、事前に街を調べて歩いてみることで、松戸市の現状を知ることが出来ますし、市民の方に発信できる松戸市の魅力も発見することができると思います。また、私は街歩きを行うことで、職員として働く自覚を持つことにつながったと思います。
最後に
最後になりますが、仕事をするうえで同期や周りの人との関係はとても大切です。特に同期は辛い時や悩みがあるときも支えになってくれる大切な存在です。私は保健師だけでなく様々な課の同期と仲が良く、仕事のことを相談したり、プライベートでも食事に行ったり夏は皆でバーベキューをしたりと、とても充実した日々を送っています。来年度から、皆様と一緒に働ける日を心から楽しみにしております。ご静聴ありがとうございました。