鈴田照次(すずた・てるじ)1916~1981 工芸家(染色)
1916(大正5)年10月、佐賀県杵島郡白石町に生まれる。
1935(昭和10)年、東京高等工芸学校工芸図案科に入学。
講師の鹿島英二より蝋染の技法を学ぶ。
このころ、久留米市出身の助教授、豊田勝秋との親交が始まる。
1936(昭和11)年、沖縄に渡航して紅型に魅せられる。
1938(昭和13)年、東京高等工芸学校卒業。応召。
1944(昭和19)年、傷病除隊、帰郷する。
1945(昭和20)年、郷土玩具「能古見人形」の創作を始める。
1950(昭和25)年、富本憲吉を知る。稲垣稔次郎に型絵染を学ぶ。
1958(昭和33)年、個展(東京・日本橋高島屋美術部)。
1959(昭和34)年より、没年まで日本伝統工芸展出品。
鍋島更紗秘伝書と見本帖を見て、その解明と復元を期す。
1962(昭和37)年、日本工芸会正会員、同会会長賞受賞。
1964(昭和39)年、日本工芸会理事。インドネシア、セイロン、インドを調査研究旅行。
1972(昭和47)年、鍋島更紗の技法に基づく木版摺更紗を発表。
1977(昭和52)年、芸術選奨文部大臣賞受賞。
1978(昭和53)年、紫綬褒章受章。
1981(昭和56)年9月、没(享年64)。
