救急車の適時・適切な利用
更新日:2024年8月14日
救急車や救急医療は限りある資源です
近年、救急車の出動件数・搬送人員ともに増えており、救急隊の現場までの到着も遅くなっています。
救急車で搬送された人の約半数が入院を必要としない傷病者という現状があります。
そこで、救急車は、どんな時に必要なものなのか?ということをまとめたものをお知らせいたします。
Q1. 救急車は、どんなときに使うの?
A1.緊急な病気やけがで病院にいきたいが、病院に行く乗用車などの交通手段がない場合。
ただし、タクシーなどで病院に行くことができる場合は、タクシー等を利用してください。
松戸市においても、救急車の到着が遅れることにより、本当に救急車の必要な人の命を救えないという最悪な結果になってしまいます。
※下記マニュアルを参考にしてください。
ためらわず救急車を呼んでほしい症状:大人
こんな症状がみられたら、ためらわずに119番に連絡してください!
重大な病気やけがの可能性があります。
【頭】
- 突然の激しい頭痛
- 突然の高熱
- 支えなしで立てないぐらい急にふらつく
【顔】
- 顔半分が動きにくい、あるいはしびれる
- ニッコリ笑うと口や顔の片方がゆるむ
- ろれつがまわりにくい、うまく話せない
- 視野がかける
- ものが二重に見える
- 顔色が明らかに悪い
【胸や背中】
- 突然の激しい激痛
- 急な息切れ、呼吸困難
- 胸の中央が締め付けられるような、または圧迫されるような痛みが2~3分続く
- 痛む場所が移動する
【腹】
- 突然の激しい腹痛
- 持続する激しい腹痛
- 吐血や下血がある
【手足】
- 突然のしびれ
- 突然、片方の腕や足に力が入らなくなる
Q2.救急車は何台あるの?それでも足りないの?
A2.松戸市では、14台の救急車で市民の救急要請に対応しています。
松戸市の年間の救急出場件数は、32,167件で1日平均約88.1件、約16.3分に1件出場していることになります。
緊急でない場合は、自分の家の車で病院に行くなどしていただければ、本当に救急車を必要としている人が発生した場合に、救急車がいち早く到着でき、適切な応急手当を実施し、病院に迅速に搬送することで尊い命を救うことができます。
Q3.心臓が止まった人には、どのくらい早く応急手当をする必要があるの?
A3.心臓が止まってしまった人にとっては、応急手当を受ける時間が早ければ早いほど、助かる確率は高くなります。
現在、一般市民に認められている電気ショック(AED)でいえば、1分遅れるごとに、10%ずつ助かる確率が下がってしまいます。
本当に必要なときは、救急車を呼ぶことを迷わず119番通報してください。
みなさんの協力で助けられる命を守りましょう。
Q4.緊急性はないが、誰に相談したらよいのかわからない、どこの病院に行ったらよいのかわからない。
A4.次の施設等へ連絡してみてください。
※夜や休日に急に具合が悪くなったときに使います。
診療時間
(平日)夕方17時から翌朝9時まで
(土曜・日曜・祝日)朝9時から翌朝9時まで
電話
047-366-0010
※子どもが、夜になり急に具合の悪くなったときに使います。
診療科目
小児内科:初期内科疾患
※0歳から中学校3年生の内科系疾患が対象
診療時間
(毎日) 18時から22時まで
電話
047-712-2513
※具合が悪くなり、「医療機関を受診するか」「救急車を呼ぶか」迷ったときに使います。
相談時間
平日・土曜日:18時から翌朝8時まで
日曜日・祝日・年末年始・ゴールデンウィーク:9時から翌朝8時まで
電話
♯7119 または 03-6810-1636
こども急病電話相談(小児救急相談電話)
※子どもが、夜になり急に具合の悪くなったとき、医療機関にすぐに受診させた方が良いか迷ったときに使います。
相談時間
毎日19時から翌朝8時まで
電話
#8000 または 043-242-9939