ICT活用推進研究校について
更新日:2022年3月28日
ICT活用推進研究校とは
1人1台タブレットPCを活用した教育活動の研究推進校を指定し、活用上の課題、効果的な活用方法等の検証・研究を進めています。研究推進校における検証・研究の状況を今後の各学校の教育活動に活かしていく予定です。
令和3年度ICT活用推進研究校(小学校6校、中学校9校、合計15校)
小学校
- 南部小学校
- 馬橋小学校
- 小金小学校
- 小金北小学校
- 松飛台第二小学校
- 東松戸小学校
中学校
- 第一中学校
- 第二中学校
- 第三中学校
- 第五中学校
- 常盤平中学校
- 古ヶ崎中学校
- 新松戸南中学校
- 旭町中学校
- 小金北中学校
研究校における検証の状況について(令和3年度)
GIGAスクール構想が本格的にスタートした今年度は、「挑戦期」と位置づけ、積極的な活用を目指してきました。検証内容の一部をご紹介します。
1.授業支援アプリケーションの活用
松戸市では授業支援アプリケーションとして、「SKYMENU Cloud」を導入しています。このアプリケーションを活用して、児童生徒の意見や考えを交換したり、通信機能を利用して学習内容を教員にデータを提出し、大型提示に表示してクラス全体で共有したりすることができました。
また、プレゼンテーションアプリも搭載されており、児童生徒同士で一つのテーマについて調べ学習を行い、まとめたことをつなぎ合わせてプレゼンテーションを行う活動も実施されました。
2.デジタル学習ドリルの活用
デジタル学習ドリルの活用を年間計画に位置付け、帯学習として取り組んだ研究校もあります。問題は、児童生徒の理解度に合わせて個別最適化されたものとなり、継続して取り組むことで、既習事項への理解が深まり、基礎基本の定着にもつながりました。タブレット端末を持ち帰ることで、家庭学習で活用することもできました。
3.オンライン学習での活用
研究校では、リモートで離れた場所にいる相手とやりとりをする学習を実施しました。コロ
ナウイルス感染症拡大防止の観点から、いつものように直接会って交流を深めることができ
なかった今年度ですが、ビデオ会議システムを活用し、できる限り充実した活動を実施する
ことができました。
また、さまざまな理由でやむを得ず登校できない児童生徒等に対するオンライン学習も実
施しました。コロナウイルス感染症の影響で学級閉鎖等が相次いだ令和4年1月~2月には、
多くの研究校でタブレット端末の持ち帰りを実施し、学びの保障に活用しました。
令和2年度ICT活用推進研究校(小中学校各6校、合計12校)
小学校
- 北部小学校
- 馬橋小学校
- 常盤平第一小学校
- 六実第二小学校
- 松飛台第二小学校
- 東松戸小学校
中学校
- 第二中学校
- 第三中学校
- 第五中学校
- 小金中学校
- 常盤平中学校
- 小金北中学校
研究校における検証の状況について(令和2年度)
研究校における検証の状況について、一部紹介させていただきます。研究校には4点の検証をお願いしています。
1.タブレットPCのセットアップ
端末のセットアップについて、小学校では、低学年になるほど、文字入力だけでも難しい状況でした。そのため、高学年の児童が支援したり、複数の教職員で指導に当たるなどして対応しています。
中学校では、セットアップのためのパワーポイントや動画等を教員が作成し、生徒自らセットアップを行うことができました。
インターネット環境の整備も同時に行っていますので、学校によっては環境が安定せず、予定通りにセットアップが進まなかったこともありましたが、現在はネット環境は改善されています。
2.授業支援システムの活用
授業支援システムでは、児童生徒の意見や考えを、大画面に表示しクラス全体で共有したり、教師から児童生徒へ資料を提示したりすることができます。他の人の考えなどを即時に共有することができ、意見交換を深めることができます。
研究校の先生方で、合同の操作研修を行い、その後の授業では、意見集約機能やプレゼンテーション機能を活用した様々な取り組みが行われています。また、これまでのようにコンピューター室に行かなくても、授業中に自席でインターネット検索をしながら、学習に参加することが可能になりました。
3.ビデオ会議システムの活用
ビデオ会議システムでは、学校同士や外部とつながり遠隔授業を行ったり、校内で全員が体育館に集まらずに集会を行ったりすることができます。距離の制約なくつながることが可能です。
すでにビデオ会議システムを利用して全校集会等を行った学校があります。また、緊急事態に備えて持ち帰りを想定した校内での接続確認や、中学校では、一部ではありますが、実際に家庭に持ち帰り、インターネット接続ができるか確認を行っています。
4.オンライン学習支援システムの活用
オンライン学習支援システムについては、松戸市内小中学校全校で、これまで使用してきたものと併用しながら、バージョンアップしたものを活用しています。バージョンアップ後は、児童生徒ごとの理解度に応じた課題が提示され、個別最適化された課題に取り組むことができます。
また、文字の大きさや行間、文字間隔、背景色を変えることができます。児童生徒それぞれにとって見やすいようにカスタマイズすることができ、個によって違いがある「読みにくさ」を解消できるようになりました。
今後は、検証をさらに進めながら、活用上の課題を整理し、次年度に向けて準備を進めていきます。研究校における検証の状況については、各学校へ随時、情報提供していくとともに、情報発信をしていく予定です。
