「もったいない運動」を推進しています
更新日:2013年11月25日
合言葉は「もったいない」! もういちど 見つめなおそう もったいない
市では、「ひと・もの・しぜんを大切にするまちづくり~感謝する心 謙虚な心 優しい心~」を基本コンセプトに「松戸市もったいない運動推進本部」を設置し、「もったいない運動」を推進しています。
これは、2004年にノーベル平和賞を受賞した、ケニア環境副大臣のワンガリ・マータイ氏の「MOTTAINAIという日本語を世界共通語として広めよう」との運動に共鳴し、市でも行政と市民との協働による「もったいない運動」を推進していこうとするものです。
「もの」それぞれが持っている存在価値を100%有効に活用するという「もったいない」の精神を醸成することによって、次世代を担う子ども達に「もったいない」精神を引き継ぐとともに、ひと・もの・しぜんを大切にするまちづくりや、行財政改革の推進に寄与することを目的とします。
市がこれまで取り組んできた「経費の節約合理化」や「ごみの減量などの環境問題」等に加え、自然や人間を慈しむ心を育てる運動として、さらなる発展的な運動とするため、「もったいない運動'ワンスモア'」と称して展開していきます。
この機会にもう一度、家庭や職場で「もったいない」について再発見してみてはいかがですか。
もったいないとは・・・
- もの・お金を大切に扱う。浪費しない。
- 人を大切にし、思いやる。もてなす。
- 自分には不相応であり、ありがたいと思う。
※ Reduce:廃棄物の発生抑制、Reuse:再使用、Recycle:再生利用、Repair:修理・修繕
2月15日は「もったいないの日」
平成17年11月から松戸市が取り組んでいる「もったいない運動」。
この運動を官から民へ移行してはという声が高まり、平成19年1月に「もったいない運動推進市民会議」が設立され、同年2月15日には発足式が行われました。
この発足式の壇上、市民会議の会長から当時の松戸市長だった川井市長へ2月15日を「もったいないの日」とする提言があり、市長はその提言を受けて「もったいないの日」とすることを宣言しました。
どうして2月15日なの?
当時、ケニアの環境副大臣でノーベル平和賞を受賞されたワンガリ・マータイさんは、平成18年の2月15日に松戸市立新松戸南小学校を訪れ、「もったいない教室」や植樹等を行いました。そのことを記念して、松戸市では2月15日を「もったいないの日」としたものです。
ケニア環境副大臣ワンガリ・マータイ氏(当時)が来松 -新松戸南小で「もったいない教室」を開催しました-
授業で「MOTTAINAI」について、熱く語るマータイ氏
平成18年2月15日(水曜)、2004年にノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイ氏(ケニア環境副大臣、当時)が、市立新松戸南小学校に来校しました。
同校の児童は、マータイ氏の提唱する「MOTTAINAI(もったいない)運動」に感銘し、昨年から総合学習で、給食を残さないなどの運動に取り組んできました。今回は、そんなさなかでの訪問となりました。
マータイ氏は、「もったいない授業」において、子どものころ、近くの川で毎日カエルの卵を見るのが大好きで、生き物への興味が高じて生物学を志したエピソードなどもまじえ、
「もったいないは、3R(消費削減=リデュース、再使用=リユース、資源再利用=リサイクル)に加え、物を大切に、最後まで使うという精神と知恵が含まれた素晴らしい言葉。子どもたちに、健康的な環境を残していくために、この言葉を世界中に広めたい」
と、優しく児童へ語りかけました。
授業の後、マータイ氏の来校を記念して、いつまでも「もったいない精神」が引き継がれるよう願いを込めて、ユズリハの木を植樹しました。また、昼食は、6年生の児童たちと給食を楽しみました。
今回の「もったいない教室」には、マータイ氏の「MOTTAINAI運動」に賛同し、講談"もったいない善兵衛"を創作した本市の「もったいない運動推進大使」でもある講談師・神田紫氏も参加されました。
"もったいない三唱"をするマータイ氏
マータイ氏の来校を記念して、ユズリハの木を植樹
6年生の児童と給食をともにするマータイ氏
川井前市長・マータイ氏・ムブルー公使を囲んで
【ワンガリ・マータイ氏の経歴】
1940年4月1日生まれ。ケニア出身。1977年に有志と「グリーンベルト運動」を創設して植林を始め、これまでケニア全土に3000万本の木を植えてきました。この運動は、自然保護にとどまらず、植林を通じて貧しい人々の意識を高め、女性の地位向上を含むケニア社会民主化の原動力となっています。
2002年に、ケニア国会議員に初当選。翌年、環境副大臣に任命されました。また、環境や人権に対する長年の貢献が評価され、ノーベル平和賞を受賞しました。
2005年に来日した際に、「資源を大切にする」という意味の「もったいない」という日本語を知って感銘を受け、「この言葉を国際語にしたい」と、今も世界各地で呼びかけています。さらに、「限りある資源を有効に使い、皆で公平に分担すべきだ。そうすれば、資源をめぐる争いである戦争は起きない」と、主張しています。
ワンガリ・マータイ氏は2011年9月25日(日本時間26日)永眠されました。
心からご冥福をお祈りします。
関連ダウンロード
もったいない運動'ワンス モア' 市長決意(PDF:18KB)
関連する市の計画
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。

