常盤平地域の歴史
更新日:2013年11月25日
常盤平地域の地図
安蒜家長屋門
天保11年(1840年)に建築された安蒜家長屋門
長屋門は大名屋敷などに見られる部屋付きの門で,農村部でも村役人など特定の農民にのみ建築が許され盛んに作られました。下総地方西部の長屋門のうちでは、古いものの一つで、棟札から天保11年(1840年)に建築されたことがわかります。
また、建築年代、大工名が明確であり、江戸時代末期の建築技術を伝えるものとして貴重なものです。
(個人宅のため見学はできません。)
土屋家長屋門
銅版画にも描かれた土屋家長屋門
土屋家長屋門の建築年代は不明ですが、土屋家の屋敷を描いた明治27年(1894年)作成の銅版画にこの長屋門が描かれており、これが現在の長屋門ならば、それ以前に建てられたことになります。この長屋門は、松戸市内に現存する数少ない長屋門で、保存も良好であり、江戸時代末期から明治時代初期の建築技術を伝えるものとして貴重なものです。
(個人宅のため見学はできません。)
日暮山医王寺徳蔵院(藤塚稲荷)
徳蔵院は、真言宗豊山派の寺院で、本尊は聖観音です。下総国分寺にあった十二坊・五箇院の一つが前身と思われます。相模台・国府台の合戦で小金城の高城氏は、北条軍に加勢しました。どちらの戦いも勝利しましたが、戦死者が多く、遺骸や鏃(やじり)を日暮村に葬りました。その場所が藤塚稲荷(八柱駅北口)といわれています。現在では、藤塚稲荷は、徳蔵院に移されましたが、八柱駅北口には、小さな祠が残っています。徳蔵院の境内には、松戸七福神の一つ「寿老人」が祀られています。
日暮山医王徳蔵院(藤塚稲荷)
松戸七福神「寿老人」
藤塚稲荷
