矢切の渡し・野菊の墓文学碑
更新日:2017年7月25日
矢切と対岸の柴又を結ぶ情緒たっぷりの木製の渡し舟
江戸時代の初期に、江戸川の両側に田を持つ農民が、関所を通らずに江戸と往来したことから、この「矢切の渡し」が始まりました。
江戸川唯一の渡しであり、伊藤左千夫の小説「野菊の墓」で政夫と民子の悲しい恋の舞台にもなりました。また、ヒットをした同名の歌謡曲の舞台でもあります。
江戸川の水が春とともに暖かさを増す時期になると、船頭さんの手漕ぎの舟が、およそ150メートルの江戸川を毎日往復してくれます。
矢切と対岸の柴又を結ぶ情緒たっぷりの木製の渡し舟は、訪れる人々の気持ちをのどかにさせてくれます。
川面を渡る手漕ぎの舟や、ヒバリ、ユリカモメの声などは、この度柴又帝釈天とペアで”残したい日本の音風景100選”に選ばれました。
この渡し場から歩いて20分程のところに西蓮寺があります。
ここには、伊藤左千夫の小説「野菊の墓」の一節を刻んだ文学碑があります。
また、隣接している野菊苑展望台からの見晴らしは素晴らしく、矢切耕地、江戸川の流れ、遠方には東京の街並みが見渡せます。
矢切の渡し
野菊の墓文学碑
“日本の音風景100選”に認定された記念として設置された顕彰碑は、体験型で触って楽しめる。
下矢切 江戸川 川の一里塚で体験を(矢切の渡しより200メートル上流)
土手の手前よりの写真
穴からのぞいた時に見える風景
運行日
- 不定休。12月から3月上旬は土曜日・日曜日、祝日、帝釈天の縁日に運行
※お越しになる際は必ずお問合せください。(TEL:047-363-9357)
※荒天時は運休。
運行時間
- 10時頃から16時頃まで
料金
- 片道大人200円、子ども100円
交通アクセス
- 電車、バス
JR松戸駅西口から市川行きバスで「下矢切」下車、あるいは北総鉄道の矢切駅より、江戸川土手に向かい、西蓮寺の野菊の墓文学碑まで徒歩10分。そこから徒歩20分で矢切の渡し
※土曜・日曜、祝日の一部時間帯では、松戸駅西口から「矢切の渡し」行き路線バスが運行されています。
- マイカー
渡し場の矢切苑近くに無料駐車場(15台位)有り
お問い合わせ先
- 船頭(杉浦):047(363)9357
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